リヤード・マーリキ・パレスチナ自治政府外務庁長官

2015 年 2 月 20 日
No.252
意見交換会:リヤード・マーリキ・パレスチナ自治政府外務庁長官
2 月 17 日(18:00-19:30)
、日本記者クラブ 9 階宴会場で、来日されたマーリキ・パレスチ
ナ自治政府外務庁長官と在日外交団及び中東調査会の会員等との間で意見交換会を開催しま
した。
(1)同意見交換会では、
「パレスチナ;和平交渉への道(Palestine:Pathway to the Peace Talks)
とのテーマの下で、マーリキ外務庁長官より、冒頭、要旨、次の発言がありました。
中東和平交渉について、イスラエルと直接交渉
することが一番良い方法であることは承知してお
り、パレスチナ側としてはそれを追求してきた。
しかし、過去 23 年間直接交渉を行ってきたが、そ
の間生じた結果は、イスラエルによる入植地の増
設であった。パレスチナ側としては、今後も直接
交渉は必要であると考えるが、それを無期限に行
なうことは受け入れられない。安保理決議などで、
交渉の最終的な形と期限を設定することが必要
で、そこから現状の問題を解決していく方法を模
索していくべきと考える。
(2)質疑では、分裂状態にあるパレスチナの
統一の問題、日本にどのような役割を期待す
るのかなどの質問が寄せられました。
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