新潟県産の醤油、20 年ぶりの復刻

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RELEASE
報道関係各位
県産醤油復刻プロジェクト
No.1
平成27年2月17日
山崎醸造株式会社、株式会社ホクショク、新潟県醤油協業組合
3社合同プロジェクト
新潟の原材料を使い、新潟の味を醸し出す。
新潟県産の醤油、20 年ぶりの復刻
∼プロジェクト始動∼
山崎醸造株式会社(小千谷市、味噌・醤油製造、販売)
、株式会社ホクショク(長岡市、醤油等販売)
、新潟県醤
油協業組合(長岡市、醤油製造)は、3 社合同で、新潟県産の原材料を使用した醤油の復刻プロジェクトを始動
します。
小千谷市に位置する山崎醸造は、2004 年の中越地震により、工場全壊というかつてない存続の危機に見舞わ
れました。山崎醸造の醤油は当時、新潟県の醤油の出荷量の約 3 分の 1 を担っており、各家庭ではもちろんのこ
と、出荷量全国1位の米菓にも多く使われておりました。新潟の食卓に欠かせない醤油・・・・山崎醸造の危
機は、新潟県の醤油のみならず、新潟の味の存続の危機と言っても過言ではない状況でした。その危機を救っ
てくれたのが、当時競合関係にあった新潟県醤油協業組合。山崎醸造は組合への加入後、全壊した醤油蔵のタン
ク、鉄骨などを完全移設、すぐに醤油の製造を再開することができました。これは、山崎醸造と新潟県醤油協
業組合、その販売会社であったホクショクという3社の絆が生まれた瞬間でもありました。
地震により倒れた醤油タンク
合同竣工祝賀会
醤油の製造再開
私たちの作る醤油の主な原料は、大豆、食塩、そして小麦です。物流が今ほど整っていなかった時代には、地元
の原材料を使用して、地元で醤油を作り、地元で消費するのが当たり前。新潟県内でも、昔の醤油はそのよ
うに製造・使用されていたのですが・・・・特に小麦については、輸入小麦の増加や米の作りやすさ、農業政策
などの背景から、平成 7 年の新潟県産小麦の生産量は、わずか 1 トン程度。平成 9 年には完全に 0 となり、
それ以降、小麦の生産がほぼ無い時期が続いておりました。しかし近年は、小千谷市の山口様の試験栽培から
始まり、徐々に生産量を増やし、現在では数十トン程度まで回復。「新潟小麦の会」も結成され、新潟の小麦生
産の活性化に取り組んでいます。
そこで、
新潟県の味を守り、伝えていくために集まった3社で
新潟県産の醤油を復刻させるため、
「県産醤油復刻プロジェクト」を始動致しました。
県産小麦の収穫イベント(6月頃)
、醤油蔵の見学会や醤油の仕込み体験なども計画しております。また、まだ
小麦の種まきを行った段階ですので、小麦の収穫から仕込み、商品として発売するまでの過程を継続的に伝
えていただくことも可能です。マスコミの皆様のご協力をよろしくお願い致します。
小麦畑
発酵中のもろみ
協賛
●新潟小麦の会 ●山口農場 ●丸榮製粉株式会社
本件に関するお問い合わせ先
新 潟 県 醤 油 協 業 組 合
〒940-1131 新潟県長岡市十日町 1901 番地 1
TEL 0258(22)2106 FAX 0258(22)2108
MAIL [email protected]
佐田
直人
醤油