【報道資料】 平成27年2月18日 NHK広報局 自殺を考えるキャンペーン“その気持ち、ひとりだけじゃない” 日本の自殺者は、昨年2万5374人。5年連続減少し、金融危機が起こる前のレベルにまで減った。ところが、 20代の死因の半数を自殺が占め、死因のトップとなっているなど、若年層の自殺については世界的にも“異常事態” が続いている。 放送90年を迎える今年、ハートネットTVでは、 「ソーシャルグッド 社会を動かす、社会を変える」をテーマに、 放送、インターネット、SNSを連動、さらに同じ問題意識をもつ組織、企業と連携しながら様々な社会課題の解決 方法を探っていく。 その第1弾として、国の自殺対策強化月間でもある3月、自殺を考えるキャンペーン“その気持ち、ひとりだけじゃ ない”キャンペーンを展開する。 ① <テレビ> ハートネットTV「生きるためのテレビ」 Eテレ 3 月 18 日(水) 、19 日(木)夜 8:00~8:29 <二夜連続> ※再放送は翌週 昼 13:05~ 死にたい気持ちを抱える若者たちにスタジオに集まってもらい、その気持ちを吐き出してもらう「生きるためのテ レビ」(2014 年 9 月放送)の第2弾。これまで番組に寄せられた若者のリアルな心情を吐露したメールや声は10 00件以上。そこで見えてきたのは、自殺を思いとどまるきっかけの一つが、 「死にたいほどつらいのは、自分一人じ ゃない」と気づくことだった。そこで今回は、前回以上に本音を安心して語ってもらうため、深夜のラジオ番組のよ うな空間を意識し、電話やメールの朗読なども駆使して、顔を出しにくい人の声も伝えていく。 さらに、支援機関の情報を現場の映像と共に伝え、安心してアクセスしてもらうための情報提供も行う。 MC 山田賢治アナウンサー ゲスト タレント・エッセイスト+当時者の若者 ②<インターネット> ◆特設WEBサイト「自殺と向き合う」 http://www.nhk.or.jp/heart-net/mukiau/ ① 若者たちから寄せられたリアルな心情を綴ったメールを公開。体験談にアクセスすることで、「ひとりじゃな い」と感じてもらうきっかけを作る。 ② 「ひとりじゃない」をコンセプトとしたメッセージドラマ(2 分程度)を掲載。 2分、1分、30秒など複数のパターンを制作、プレマップやスポットで放送する他、WEBサイト「自殺と 向き合う」 、Facebook、YouTube、GyaO、ニコニコ動画でネット配信。 ③ 多数のメールの中からTOPICS的なテーマを抜き出したおすすめ記事を配信。 「特に多く寄せられた“親との関係の悩み”」とか「ディレクターAが気になったメール」などをピックアップ。 ④ 番組でも紹介する支援機関の情報を動画で配信。相談機関にアクセスする敷居を下げることを目指す。 ② 【新企画】<JR東日本と自殺防止をテーマに同時キャンペーン> JR東日本は、3月に「生きる支援」キャンペーンを内閣府などと協賛で実施予定。その一環で、車内の広告を全 て自殺防止関連にする広告貸し切り電車「アドトレイン」を走らせる。 今回、車内のテレビモニターに、NHK制作のキャンペーン動画「ひとりじゃない」をJRの動画と併せて放映。 車内の中吊りや窓上の紙媒体の広告にも、NHK独自制作のものを提供。 ▼運行予定:3/ 2~16 横浜線1編成(動画・中吊り) 、総武快速横須賀線1編成(中吊りのみ) 3/16~31 京浜東北根岸線1編成(動画・中吊り)、中央総武緩行線1編成(中吊りのみ)
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