健康Times 2月号 [545KB pdfファイル]

今月のテーマ
冷え性
この季節は特に冷え性に悩まされる季節ですね。
今回はそんな冷え性の原因と対策をお伝えします。
2015年2月号
冷えの原因は様々
*冷え性対策の衣・食・住*
そもそも、なぜ手足が冷えるので
しょうか。これには、体温調節機能
が大きく関わっています。私たち
は、体の中心部の体温を維持するた
めに環境の変化に応じて体温を調節
します。暑い時は、手足の先や皮膚の表面近く
にある血管を拡張させて熱を逃がそうとします
が、寒い時は血管を収縮させて熱の拡散を防
ぎ、心臓や肝臓など重要な臓器が集まる体の中
心部に血液を集めて体温を維持しようとしま
す。そのため、血液が行きわたりにくくなった
手足の先が冷えてしまいます。
また、冷え性は生活習慣の中で「冷え」にさ
らされることの積み重ねが原因になることがあ
ります。例えばエアコンの普及や衣服・食生活
の変化、夜型の生活やストレス等
です。冷え性を根本から改善する
には、いろいろな角度から生活を
改善していくことが大切です。
~50歳 専業主婦~
最近寒いせいか、お手洗いに行
く回数が増えています。残尿感
が残ることもあり、トイレが近
くにないと不安なこともありま
す。これって、寒さからくるも
のだけなのでしょう
か?友人にも相談し
にくいので、ぜひ教
えてほしいです。
● 衣…下半身を暖かくしましょう
上半身だけ温めると、室内では特に汗をかきやす
く、汗が乾く際に体の熱も奪ってしまいます。冬の
服装は「下半身は暖かく、上半身は重ね着で調節」
を心がけましょう。
● 食…朝食を食べましょう
起床直後の体温が最も低く、朝食を食べることで
急激に上昇します。一日の活動に向けて代謝を高
め、体温を上昇させるためにも温かく消化の良い朝
食を摂取しましょう。
● 住…室内外の気温差を7℃以内にしましょう
室内と屋外を出入りする際、大きな温度差にさら
されると自律神経への負担が大きくなり、体温を微
調整するための血流調節が乱れてしまいます。クー
ルビズやウォームビズを心がけましょう。
運動をして温まる方法も効果的です。
ご自身にあった冷え性対策を見つけて
くださいね!
日中8回以上のトイレは頻尿の可能性あり!?
40歳代に入ると、頻尿や残尿感に悩まされる女性が多いといわれま
す。原因の1つに出産等により骨盤を支える筋肉が緩むことがあげられ
ます。尿道を締める働きのある骨盤底筋群を鍛えてみましょう。
<骨盤底筋体操>
① 足を腰幅に開き、背筋を伸ばしてリラックスした姿勢をとる。
② 肛門を締め、同時に膣を締め、体の中に引き込むようにする。
③ ゆっくり5秒数えてから、ゆっくりと力を抜く。
朝・昼・夜に各10回行い、2・3ヶ月続けてみましょう。すぐには効果
が表れにくいので、気長に行ってください。
≪健康たいけん教室 TELにて予約受付中≫
℡0569-27-7999(日・祝を除く9時~17時)
~詳しくはこちらからHPをご覧ください~
次回は3月14日(土)13:30~
「脂質異常症予防教室
~サラサラ血液のすすめ~」