発 行 日 2015年2月号 第648号 日本労務センター 社長 の 右腕! ●困った社員情報4 今月のテーマ「逮捕された社員の対応」 私が作成する就業規則にある懲戒規定では「逮捕されたとき」は懲戒解雇となり ます。しかし、解雇にはせず、退職届を提出させます。 非常識な人は常識を逸脱した考えや権利主張をしてくることがあるので、こちら の対応も“非常事態な対応”をします。 “非常事態な対応”とは、「後々、常識を逸脱した考えで権利主張をさせない」 対応です。 この退職届の内容が重要で、普通の退職届ではありません。 非常識な人間から会社を守るための「大事な退職届」です。 この大事な退職届を留置場まで持って行ってサインしてもらいます。 そこまでします! そこまでしなくても…と思うでしょ?過去に似たような事案があり、常識的に考 えて、常識的なの対応をしておいたら、「常識を逸脱した考えや権利主張をされ た」ので「常識的な対応」ではダメだと、思い知った経験があります。 だから、「想定外のさらに外」までのことを考えて対応するのです。 やっておけばよかった…ではダメ!ですよ。 先月、ある会社の社員が逮捕されたので留置場まで行って「大事な退職届」にサ インをもらいました。 穴の開いたアクリル板を通して「退職届」を見せて説明して「退職届」を差し入 れして、サインをして戻してもらいます。 ドラマでよく見る あの場面です(笑) これで一安心です 後々に権利主張をさせない防止策をとることができました。 やっておいてよかった! 逮捕された人は警察署の留置場に拘束されているので警察署で面会することがで きます。 警察署での面会は、多くの場合は平日の午前8時半から午後4時頃まで(昼休み を除く)です。 1日に被疑者が面会できる回数は1回だけなので、既に他の人が面会をしてし まった場合は、面会をすることができなくなってしまいます。 (弁護人を除いて) 1回の面会につき、入室することができる人数は3名、時間は15分から20分の時 間制限があります。 お金も差し入れることができて、被疑者が自分のお金で寿司や鰻も食べることが できます(笑) 高崎市常盤町133番地 ℡027-330-5557
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