厳しい現状を関係省庁に訴え

「被災地を見にきてください」
厳しい現状を関係省庁に訴え
午後からは、関係省庁に対する要請行動
がおこなわれました。
衆院第1議員会館大会議室では、内閣府、
厚生労働省、復興庁の担当官に対して要請
しました。(写真)
被災者が切実に求めている「支援金を300
万円から500万円に引き上げてほしい」と
の要請に対し、内閣府は「他の制度とのバ
ランスをとる必要がある。都道府県で運営
している基金が足りない。東日本大震災で
は国の負担を5分の4に積み増している」
と回答。現在でも十分努力していると受け
取れる話しぶりでした。
厚生労働省には、「医療費の一部負担金と
介護保険利用料の免除を復活し、財政支援
をおこなうよう」求めました。これに対し
厚生労働省は、「現在でも窓口免除は可能。
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負担免除をするかしないかは保険者(市町
村)の判断。市町村が減免措置を実施すれ
ば国は10分の8以内で財政負担の支援をし
ている」と繰り返しました。宮城県の参加
者は「宮城知事の免除を認めない姿勢に問
題がある。国の指導が必要ではないか」と
意見を述べていました。
「仮設住宅から出て自宅を建てたいが、
高台移転の区画整理が出来ていない。その
間に資材がどんどん値上がりしている」「被
災地に来て現場を見てください」「今日の声
を上部に伝え、政策に生かしてもらいたい」
「年金生活なので通院を我慢している」な
ど切実な声が出されました。
このほか、通産省、農水省、国交省の各
省と衆参両院の国会議員に対して要請をお
こないました。