平 成 27 年 2 月 20 日 株式会社日本政策金融公庫 重い教育費負担 ~年収 400 万円未満の世帯では負担割合が 4 割に~ -「教育費負担の実態調査結果」(平成 26 年度)- <調査結果のポイント> 1 自宅外通学の場合、高校~大学卒業までに必要な費用(入在学費用、仕送り額及び自宅 外通学開始費用の合計)は、約 1,485 万円 (P7、12~14) ○ 高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用は、子供 1 人当たり 880 万円となっている。 ○ 自宅外通学者(1 人)への年間仕送り額は平均 140 万円となり、大学 4 年間で 560 万円。 さらに、自宅外通学を始めるための費用として 45 万円が必要となる。 ○ 自宅外通学者の多い地方ほど、負担感は大きい。 2 年収 400 万円未満の世帯では、教育費の負担が 4 割に達する (P9、16、17) ○ 世帯年収に占める在学費用の割合は、平均 17%となっている。 ○ 年収が低い世帯ほど負担は重くなり、「200 万円以上 400 万円未満」の層では、年収の 約 4 割を教育費が占めている。 ○ 子供の在学先別に世帯年収を比較すると、年収差は「高専・専修・各種学校」と「国公立 大学」との間で、最大 179 万円となっている。 ○ 教育費のために節約している支出は、年収が低い世帯ほど、「食費」、「衣類の購入費」 と回答した割合が高くなっている。 3 留学に前向きな世帯は多いものの、費用が障害に (P18) ○ 子供を「留学させたい」又は「条件が合えば留学させてもよい」と回答した割合は、全体 の 59.4%を占めている。 ○ 「留学させることはできない」と考える世帯が、子供を留学させるうえで障害と感じること は、「留学費用の負担」が 78.0%と最多となっており、留学の検討にあたっては、留学費用 が障害となっていることが伺える。 [調査要領] 調査期間 調査対象 調査方法 有効回答数 平成 26 年 11 月 22 日~12 月 2 日 25 歳以上 64 歳以下の男女、かつ、高校生以上の子供を持つ保護者 ※ インターネットによるアンケート調査 ※ 4,700 人(各都道府県 100 人) ※本調査は、当公庫において毎年実施しているものですが、今回から調査対象及び調査方法 を変更しております。そのため、過去の調査結果との連続性はありません。 <お問い合わせ先> 日本政策金融公庫 生活衛生業務部教育貸付グループ Tel:03-3270-1492 (担当:秋山) 〒100-0004 東京都千代田区大手町 1-9-4 大手町フィナンシャルシティー ノースタワー [参考]「国の教育ローン」 (教育一般貸付(直接扱) )の概要 お子さま 1 人につき 350 万円以内 融資限度額 ※外国の短大、大学、大学院に 1 年以上留学(留学先に在籍)する資金として利用する 場合は、450 万円以内 ご返済期間 金利 (平成 27 年 2 月 20 日現在) 15 年以内 ※交通遺児家庭、母子家庭または世帯年収(所得)200 万円(122 万円)以内の方は 18 年以内 年 2.25% 固定金利 ※母子家庭または世帯年収(所得)200 万円(122 万円)以内の方は年 1.85% ※金利は金融情勢により変動します。 学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)、受験にかかった費用(受験料、交通費 お使いみち など)、住居にかかる費用(敷金・家賃など)、教科書代、パソコン代、通学費用、留学費 用、学生の国民年金保険料など 融資対象となる学校に入学・在学される方の保護者で、世帯年収(所得)が次に該当する方 お子さまの人数 対象となる方 世帯年収(所 得)の上限額 1人 2人 790 万円 890 万円 (590 万円) (680 万円) 一定の要件に該当すれば、990 万円 (770 万円)まで緩和されます 3人 990 万円 (770 万円) 4 人以上 コールセンター にお問い合わ せください 教育ローンコールセンター(0570-008656(ナビダイヤル)、(03)5321-8656) 問い合わせ先 または最寄の支店(国民生活事業)で承っています。 平 成 27 年 2 月 20 日 日本政策金融公庫 国民生活事業本部 生活衛生業務部 教育費負担の実態調査結果 ~アンケート結果の概要~ Ⅰ 調査要領、回答世帯の概要 Ⅱ 調査結果 1 教育費の支出状況 (1)入学費用 (2)在学費用 (3)高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用 2 教育費の負担 (1)在学費用の負担 (2)住宅ローンと在学費用を合わせた負担 3 自宅外通学にかかる費用 (1)自宅外通学者がいる世帯 (2)自宅外通学者への仕送り額 (3)自宅外通学を始めるための費用 4 教育費の捻出方法 5 世帯年収による比較 6 留学に対する意識 日本政策金融公庫 国民生活事業本部 生活衛生業務部 Ⅰ 調査要領、回答世帯の概要 ※調査時点の「国の教育ローン」の概要 ○ 利用対象 融資の対象となる学校に入学・在学される方の保護者で、世帯の年間収入 (所得)が次表の金額以内の方 お子さまの人数 1人 2人 3人 4人以上 1 調査要領 調査時点 : 平成26年11月22日(土)~12月2日(火) 調査対象 : 25歳以上64歳以下の男女、かつ、高校生以上の子供を 持つ保護者 調査方法 : インターネットによるアンケート調査 790万円 (590万円) 890万円 (680万円) コールセン 世帯年収(所 990万円 ターにお問 得)の上限額 一定の要件に該当すれば、990 (770万円) い合わせく ださい 万円(770万円)まで緩和され ます 【特例要件】 ○ 融資額 お子さま1人当たり350万円以内(外国の短大、大学、大学院に1年以上 留学(留学先に在籍)する資金として利用する場合は、450万円以内) 調査機関 :楽天リサーチ株式会社 有効回答数 : 4,700人(各都道府県100人) ※都道府県別回収数はP3参照 ○ 返済期間 15年以内(交通遺児家庭、母子家庭又は世帯年収(所得)200万円(122万 円)以内の方は18年以内) ○ 使途 学校納付金(入学金、授業料など)、受験にかかった費用(受験料、交通費 など)、入在学のための住居費用(敷金、家賃など)、教科書代、パソコン 購入費、通学費用、修学旅行費用、留学費用、学生の国民年金保険料など 2 回答世帯の概要 (1)子供の数(単位:%、以下同じ) (2)小学校以上に在学中の子供の数 (3)子供の在学先 1人 2人 3人 4人以上 平均 1人 2人 3人 4人以上 平均 高校 高専・専 修・各種 学校 短大 大学 その他 30.4 51.2 15.8 2.6 1.9人 43.5 44.0 11.3 1.3 1.7人 35.5 6.7 2.2 46.8 8.8 注:無回答を除く割合。以下同じ。 注:子供が複数いる場合、最も年齢の高い子供の在学先について、集計したものであ 子供が複数いる場合、最も年齢が高い子供の在学先につい て、集計したものである。 (4)主たる家計維持者の年齢 (5)世帯の年収(平成25年、税込み) 44歳以下 45~49歳 50~54歳 55歳以上 11.4 28.9 35.6 24.0 200万円 未満 200万円以上 400万円未満 400万円以上 600万円未満 600万円以上 800万円未満 800万円 以上 平 均 全体(n=4,700) 3.5 8.0 16.9 23.9 47.6 821.6万円 国の教育ローンを利用し たことのある世帯(n=355) 2.3 12.2 23.7 23.1 38.8 631.4万円 平 均 50.5歳 -1- 3 調査設計 ○ アンケート調査により回収されたサンプルの構成比は、実際の全国人口構成比と異なることから、実際の全国人口構成比に合わせるため に、サンプルに重みづけをして集計している(ウェイトバック集計)。 ○ 重みづけのために考慮した属性は、①都道府県別、②男女別の人口構成比である。 ◆ウェイトバック集計による算出方法 A 都道府県 /男女区分 1 2 ・ ・ ・ 93 94 B 人口構成比(%) 人口(人) 全国 北海道/男性 北海道/女性 ・ ・ ・ 沖縄県/男性 沖縄県/女性 C 47,675,271 924,147 1,119,659 ・ ・ ・ 225,783 265,298 D 実際の回収数 A÷Aの全国値 100.00 1.94 2.35 ・ ・ ・ 0.47 0.56 4,700 66 34 ・ ・ ・ 66 34 E 補正後の サンプル数 B×C 4,700 91 110 ・ ・ ・ 22 26 補正値 D÷C 1.00 1.38 3.24 ・ ・ ・ ※詳細は次頁参照 0.33 0.76 A 平成22年国勢調査結果から「25~64歳、2人以上、未婚以外世帯」の人口を都道府県/男女別に抽出 B 人口構成比を算出(A÷Aの全国値) C 実際の回収数 D 人口構成比に、実際の回収数を乗じ、補正後のサンプル数を算出。結果を四捨五入し、整数化(B×C) E 補正後のサンプル数と実際の回収数から補正値を算出(D÷C) ◆補正値の使い方 (平均値の算出例:P5/図1における大学の学校納付金) [大学] 1 2 3 ・ ・ 最も年齢が高い 子供の在学先 北海道/女性 私立大学(文系) 和歌山県/男性 私立大学(理系) 大阪府/男性 国公立大学(理系) ・ ・ ・ ・ 累計 補正値 n ① 学校納付金[回答 補正後の 補正後の学校納付 ベース](万円) 学校納付金(万円) 金平均(万円) ②×①=③ ④ ④×①=⑤ ⑤÷③ 3.24 30.00 97.06 0.25 50.00 12.69 2.06 20.00 41.16 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2,199.42 124,190.00 133,131.78 60.53 補正後のn ② 3.24 0.25 2.06 1.00 1.00 1.00 ・ ・ 2,199.42 ・ ・ 2,203.00 (構成比の算出例:P9/図7(A)における世帯年収に占める在学費用の割合の構成比) 累計 補正後のnの累計 構成比(%) 4,631.45 100.00 10%未満 10%以上20%未満 20%以上30%未満 30%以上40%未満 1,346.69 1,399.93 915.37 420.68 29.08 30.23 19.76 9.08 40%以上 548.78 11.85 ※ウェイトバック集計を行っているため、計算過程で母数に小数点が生じますが、本文図表上の母数は四捨五入して整数表記しています。 11年度 13年度 14年度 15年度 -2- 都道府県別補正表 A 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 計 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 計 47,675,271 2,043,806 519,178 490,779 889,467 412,952 449,345 771,119 1,162,214 789,561 774,334 2,796,190 2,381,724 4,418,799 3,433,384 898,184 425,698 449,955 314,044 324,155 806,360 817,996 1,455,465 2,860,149 717,921 557,029 936,053 3,159,264 2,117,166 541,721 375,129 218,848 261,144 719,485 1,072,581 531,912 293,696 377,189 529,399 264,574 1,842,040 318,982 521,162 666,784 439,745 424,187 613,321 491,081 人口 男性 21,888,592 924,147 232,668 223,588 407,713 187,957 207,988 356,090 535,655 366,138 358,331 1,292,029 1,098,113 2,050,280 1,589,222 414,144 194,904 206,255 144,555 149,284 370,793 375,663 669,595 1,319,941 329,462 257,438 426,217 1,436,326 966,764 246,012 169,967 100,312 120,713 330,012 492,216 241,282 135,019 173,073 241,200 120,022 838,231 146,511 237,193 305,516 200,967 193,408 279,895 225,783 女性 25,786,679 1,119,659 286,510 267,191 481,754 224,995 241,357 415,029 626,559 423,423 416,003 1,504,161 1,283,611 2,368,519 1,844,162 484,040 230,794 243,700 169,489 174,871 435,567 442,333 785,870 1,540,208 388,459 299,591 509,836 1,722,938 1,150,402 295,709 205,162 118,536 140,431 389,473 580,365 290,630 158,677 204,116 288,199 144,552 1,003,809 172,471 283,969 361,268 238,778 230,779 333,426 265,298 B C D 人口構成比(%) 実際の回収数 男性 女性 計 男性 女性 45.912 54.088 4,700 3,335 1,365 1.938 2.349 100 66 34 0.488 0.601 100 71 29 0.469 0.560 100 71 29 0.855 1.010 100 67 33 0.394 0.472 100 65 35 0.436 0.506 100 64 36 0.747 0.871 100 77 23 1.124 1.314 100 77 23 0.768 0.888 100 77 23 0.752 0.873 100 70 30 2.710 3.155 100 72 28 2.303 2.692 100 75 25 4.301 4.968 100 70 30 3.333 3.868 100 68 32 0.869 1.015 100 76 24 0.409 0.484 100 79 21 0.433 0.511 100 72 28 0.303 0.356 100 72 28 0.313 0.367 100 73 27 0.778 0.914 100 80 20 0.788 0.928 100 77 23 1.404 1.648 100 70 30 2.769 3.231 100 71 29 0.691 0.815 100 77 23 0.540 0.628 100 78 22 0.894 1.069 100 73 27 3.013 3.614 100 69 31 2.028 2.413 100 71 29 0.516 0.620 100 70 30 0.357 0.430 100 67 33 0.210 0.249 100 72 28 0.253 0.295 100 67 33 0.692 0.817 100 76 24 1.032 1.217 100 79 21 0.506 0.610 100 75 25 0.283 0.333 100 68 32 0.363 0.428 100 71 29 0.506 0.605 100 68 32 0.252 0.303 100 60 40 1.758 2.106 100 58 42 0.307 0.362 100 65 35 0.498 0.596 100 69 31 0.641 0.758 100 69 31 0.422 0.501 100 74 26 0.406 0.484 100 63 37 0.587 0.699 100 70 30 0.474 0.556 100 66 34 E 補正後のサンプル数 計 男性 女性 4,700 2,158 2,542 201 91 110 51 23 28 48 22 26 88 40 47 41 19 22 44 21 24 76 35 41 115 53 62 78 36 42 76 35 41 276 127 148 235 108 127 436 202 233 338 157 182 89 41 48 42 19 23 44 20 24 31 14 17 32 15 17 79 37 43 81 37 44 143 66 77 282 130 152 71 32 38 55 25 30 92 42 50 311 142 170 209 95 113 53 24 29 37 17 20 22 10 12 26 12 14 71 33 38 106 49 57 52 24 29 29 13 16 37 17 20 52 24 28 26 12 14 182 83 99 31 14 17 51 23 28 66 30 36 43 20 24 42 19 23 60 28 33 48 22 26 A 平成22年国勢調査結果から「25~64歳、2人以上、未婚以外世帯」の人口を都道府県/男女別に抽出 B 人口構成比を算出(A÷Aの全国値) C 実際の回収数 D 人口構成比に、実際の回収数を乗じ、補正後のサンプル数を算出。結果を四捨五入し、整数化(B×C) E 補正後のサンプル数と実際の回収数から補正値を算出(D÷C) -3- 補正値 男性 女性 1.379 3.235 0.324 0.966 0.310 0.897 0.597 1.424 0.292 0.629 0.328 0.667 0.455 1.783 0.688 2.696 0.468 1.826 0.500 1.367 1.764 5.286 1.440 5.080 2.886 7.767 2.309 5.688 0.539 2.000 0.241 1.095 0.278 0.857 0.194 0.607 0.205 0.630 0.463 2.150 0.481 1.913 0.943 2.567 1.831 5.241 0.416 1.652 0.321 1.364 0.575 1.852 2.058 5.484 1.338 3.897 0.343 0.967 0.254 0.606 0.139 0.429 0.179 0.424 0.434 1.583 0.620 2.714 0.320 1.160 0.191 0.500 0.239 0.690 0.353 0.875 0.200 0.350 1.431 2.357 0.215 0.486 0.333 0.903 0.435 1.161 0.270 0.923 0.302 0.622 0.400 1.100 0.333 0.765 用語の解説 1 入学費用 平成26年4月に高校以上の学校へ入学するためにかかった費用 受験料 受験費用(受験したすべての学校・学部にかかるもの) 入学費用 受験のための交通費・宿泊費 学校納付金 (入学金、寄付金、学校債など、入学時に学校に支払った費用) 入学しなかった学校への納付金 2 在学費用 平成26年4月から平成27年3月までの1年間に、小学校以上の学校に在学中の子供にかかる費用の見込み額 授業料 学校教育費 在学費用 通学費(通学定期代、通学用の自動車の燃料費や維持費など) その他の学校教育費(教科書・教材費、学用品の購入費、施設設備費など) 家庭教育費 補習教育費(学習塾・家庭教師の月謝、通信教育費、参考書・問題集の購入費など) おけいこごとにかかる費用 3 自宅外通学者にかかる費用 (1)年間の仕送り額(ただし、在学費用分は除く) (2)自宅外通学を始めるための費用(アパートの敷金・礼金、家財道具の購入費など) 4 ローン利用 これまでに「国の教育ローン」を利用したことがある世帯 -4- Ⅱ 調査結果 1 教育費の支出状況 (1)入学費用 -高校は29万円、大学は102万円- 子供1人当たりの入学費用は、高校が29.1万円、高専・専修・各種学校が58.8万円、短大が76.8万円、大学が102.2万円となっている。 ○ (図-1)。 私立大学の入学費用は理系で109.9万円、文系で104.3万円、国公立大学の入学費用は83.2万円となっている。国公立大学へ入学した場 ○ 合は、入学しなかった学校(私立大学等)への納付金(11.7万円)の負担が大きくなっている(図-2)。 図-1 入学先別にみた入学費用 (子供1人当たりの費用) 学校納付金 受験費用 図-2 国公立・私立別にみた入学費用 (子供1人当たりの費用) 入学しなかった学校への納付金 学校納付金 受験費用 入学しなかった学校への納付金 万円 102.2 100 7.1 100 34.6 80 76.8 80 1.6 58.8 60 2.3 28.7 104.3 万円 60 4.8 78.2 1.1 83.2 11.7 33.8 109.9 6.1 33.3 27.7 31.8 18.1 40 20 40 29.1 2.5 10.2 60.5 38.4 46.5 20 49.5 65.7 70.5 39.6 16.4 0 n=1,667 n=316 n=105 n=2,199 高校 高専・専修 ・各種学校 短大 大学 注 : 入学費用 0 受験費用 学校納付金 入学しなかった学校への納付金 -5- n=88 n=724 n=825 n=334 私立短大 国公立大学 私立大学文系 私立大学理系 (2)在学費用 -高校は年間60万円、大学は142万円- 子供1人当たりの1年間の在学費用は、高校が60.3万円、高専・専修・各種学校が115.7万円、短大が130.7万円、大学が141.8万円となっ ○ ている(図-3)。 ○ 私立大学の1年間の在学費用は、理系で169.4万円、文系で147.0万円と、理系で国公立大学(107.0万円)のおよそ1.6倍、文系でおよそ 1.4倍となっている(図-4)。 図-3 在学先別にみた1年間の在学費用 (子供1人当たりの費用) 学校教育費 万円 200 図-4 国公立・私立別にみた在学費用 (子供1人当たりの費用) 家庭教育費 200 万円 学校教育費 家庭教育費 169.4 141.8 150 130.7 115.7 8.3 5.0 9.1 7.7 4.2 9.4 100 100 160.3 60.3 20.2 147.0 142.2 107.0 7.4 50 150 108.3 125.7 139.3 137.9 133.6 50 97.6 40.1 0 0 n=1,667 n=316 n=105 n=2,199 n=88 n=724 n=825 n=334 高校 高専・専修 ・各種学校 短大 大学 私立短大 国公立大学 私立大学文系 私立大学理系 注 1:在学費用 学校教育費(授業料、通学費、教科書代など) 家庭教育費(塾の月謝、おけいこごとの費用など) 2:在学費用は、26年度における見込額である(以下、同じ)。 -6- (3)高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用 -子供1人当たり880万円- ○ 入学費用と在学費用を累計すると、子供1人当たりの費用は、高校3年間で210.0万円となる。大学に入学した場合669.4万円が加わ り、高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用の合計は、879.4万円となる(図-5(A))。 高校卒業後の入学先別にみると、私立大学に入学した場合の累計金額は、理系で997.5万円、文系で902.3万円となっているのに対し、 ○ 国公立大学では721.2万円となっている(図-6(A))。 図-5(A)大学卒業までに必要な入在学費用 (子供1人当たりの費用(年間平均額の累計)) 万円 前学年までの累計 1,200 図-6(A)高校卒業後の入学先別にみた卒業までに必要な入在学費用 (子供1人当たりの費用(年間平均額の累計)) 万円 各学年における1年間の費用 高校の費用 1,200 入学費用 在学費用 997.5 1,000 1,000 902.3 879.4 800 737.6 595.8 800 141.8 141.8 600 600 454.0 721.2 572.6 588.0 500.2 141.8 428.0 400 400 231.4 284.4 244.0 210.0 200 0 149.7 89.4 677.6 200 60.3 60.3 89.4 58.8 78.2 83.2 104.3 109.9 210.0 210.0 210.0 210.0 210.0 高専・専修 ・各種 私立 短大 国公立 大学 私立 大学文系 私立 大学理系 0 高校1年 高校2年 高校3年 大学1年 大学2年 大学3年 大学4年 注 :高校1年、大学1年の費用には、入学費用が含まれる。 注 1:高校の費用は、国公立・私立を合わせた全体の平均である。 2:高校の費用には、入学費用も含まれる。 3:高専・専修・各種学校、私立短大は、修業年限を2年として算出している。 -7- 参考 [国の教育ローン利用有無による比較] 高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用 ○ 高校入学から大学卒業までに必要な入在学費用を、国の教育ローン利用有無で比較すると、ローン利用のない世帯で878.7万円、ローン 利用のある世帯で942.9万円と、ローン利用のある世帯の費用の方が大きくなっている(図-5(B))。 高校卒業後の入学先別にみても、ローン利用のある世帯の方が大きくなっており、私立大学になると1,000万円を超えている(図-6 ○ (B))。 図-5(B)大学卒業までに必要な入在学費用 (子供1人当たりの費用(年間平均額の累計)) 図-6(B)高校卒業後の入学先別にみた卒業までに必要な入在学費用 (子供1人当たりの費用(年間平均額の累計)) 万円 前学年までの累計 万円 各学年における1年間の費用 高校の費用 入学費用 1,005.8 1,000 993.5 942.9 1,000 896.9 878.7 843.8 802.1 800 800 736.8 713.9 661.3 400 207.7 200 207.7 0 高校1年 高校2年 ローン ローン 利用 利用 無 高校3年 ローン ローン 利用 利用 無 大学1年 ローン ローン 利用 利用 無 大学2年 ローン ローン 利用 利用 無 大学3年 ローン ローン 利用 利用 無 287.4 207.7 287.4 207.7 68.1 113.0 104.8 81.8 78.7 59.6 99.6 95.6 75.7 287.4 88.3 424.4 226.0 52.2 148.0 ローン ローン 利用 利用 無 584.4 286.6 287.4 ローン ローン 利用 利用 無 271.4 279.4 400 128.0 460.8 493.3 453.0 207.7 672.8 573.0 600 520.5 739.6 618.8 634.5 619.0 594.9 600 200 1,095.1 在学費用 287.4 207.7 287.4 207.7 0 ローン 利用 無 大学4年 ローン 利用 高専・専修・各種 注 1:高校1年、大学1年の費用には、入学費用が含まれる。 2:ローン利用は、これまでに「国の教育ローン」を利用したことがある世帯をいう。 ローン 利用 無 ローン 利用 私立短大 ローン 利用 無 ローン 利用 国公立大学 ローン 利用 無 ローン 利用 私立大学文系 ローン 利用 無 私立大学理系 注 1:高校の費用は、国公立・私立を合わせた全体の平均である。 2:高校の費用には、入学費用も含まれる。 3:高専・専修・各種学校、私立短大は、修業年限を2年として算出している。 -8- ローン 利用 2 教育費の負担 (1)在学費用の負担 -世帯年収に占める在学費用の割合は17%- 世帯年収に占める在学費用(子供全員にかかる費用の合計)の割合は、平均17.4%となっている。分布状況をみると、負担割合「10%以上 ○ 小学校以上の子供2人世帯の年収に占める在学費用(小学校以上に在学中の子供全員にかかる費用の合計)の割合は、平均38.6%となっている。分布状況をみる 20%未満」が30.2%と最も多くなっている(図-7(A))。 年収階層別にみると、年収が低い世帯ほど在学費用の負担は重くなる。特に、「200万円以上400万円未満」の層では平均負担割合が38.8% ○ となり、年収の4割近くを占めている(図-8(A))。 図-7(A)世帯年収に占める在学費用の割合(単位:%) (n=4,631) 図-8(A)年収階層別にみた世帯年収に占める在学費用の割合 (n=4,631) 50 40%以上 11.8 30%以上 40%未満 9.1 10%未満 29.1 % 世帯年収に占める 在学費用の割合 38.8 40 30 24.7 平均17.4% 19.3 20%以上 30%未満 19.8 20 10%以上 20%未満 30.2 14.6 10 300 在学費用 万円 200 注: 世帯年収に占める在学費用の割合=子供全員にかかる在学 費用の累計÷世帯年収の累計×100(以下、同じ) 114.7 118.7 132.0 169.1 100 0 200万円以上 400万円未満 -9- 400万円以上 600万円未満 600万円以上 800万円未満 800万円以上 参考 [国の教育ローン利用有無による比較] 在学費用の負担 世帯年収に占める在学費用(子供全員にかかる費用の合計)の割合を、国の教育ローン利用有無で比較すると、ローン利用世帯は、平均 ○ 小学校以上の子供2人世帯の年収に占める在学費用(小学校以上に在学中の子供全員にかかる費用の合計)の割合は、平均38.6%となっている。分布状況をみる 22.4%と、ローン利用のない世帯に比べて5.3ポイント高くなっている(図-7(B))。 年収階層別にみると、年収が低い世帯ほど在学費用の負担は重くなる。特に、ローン利用世帯の「200万円以上400万円未満」の層では平均 ○ 負担割合が58.6%となり、年収の6割近くを占めている(図-8(B))。 図-7(B)世帯年収に占める在学費用の割合 図-8(B)年収階層別にみた世帯年収に占める在学費用の割合 % 60 58.6 世帯年収に占める 在学費用の割合 ローン利用無 (n=4,280) 平均17.1% 30.5 30.5 10%以上 20%未満 10%未満 18.9 20%以上 30%未満 8.8 11.3 50 割合[ローン利用] (n=351) 40 割合[ローン利用無] (n=4,280) 30%以上 40%以上 40%未満 30.2 36.2 30 22.0 ローン利用 (n=351) 12.3 27.5 29.7 12.0 18.5 在学費用 [ローン利用] 0% 20% 40% 60% 80% 100% 10 万円300 19.1 14.5 在学費用 [ローン利用無] 175.6 200 注: 世帯年収に占める在学費用の割合=子供全員にかかる在学 費用の累計÷世帯年収の累計×100 17.0 24.1 20 平均22.4% 106.8 145.9 115.5 152.4 130.3 178.5 168.5 100 0 200万円以上 400万円未満 -10- 400万円以上 600万円未満 600万円以上 800万円未満 800万円以上 (2)住宅ローンと在学費用を合わせた負担 -世帯年収に占める住宅ローン返済額と在学費用の合計の割合は30%- ○住宅ローンのある世帯は、43.3%となっている(図-9)。 ○ 世帯年収に占める住宅ローン返済額と在学費用の合計の割合は、29.5%となっている。一方、国の教育ローン利用世帯は、平均 36.8%と、全体に比べ7.3ポイント高くなっている(図-10)。 図-9 自宅の所有状況 図-10 世帯年収に占める住宅ローン返済額と在学費用の合計の割合 (住宅ローンのある世帯) (n=4,700) 50%以上 60%未満 全体 (n=2,014) 全体 平均29.5% 賃借 16.1% 54.7 所有 (住宅ロー ン有) 43.3% 所有 (住宅ロー ン無) 40.6% 21.2 30%以上 40%未満 30%未満 [参考] ローン利用 (教)利用 (n=170) 平均36.8% 25.6 0% 34.0 20% 40% 10.3 40%以上 50%未満 15.5 60% 11.1 80% 5.9 7.9 60%以上 13.8 100% 注1: 世帯年収に占める住宅ローン返済額と在学費用の合計の割合=(住宅ローンの 年間返済額累計+子供全員にかかる在学費用の累計)÷世帯年収の累計×100 注2: 住宅ローンがある世帯における平均世帯年収は、全体で874.9万円、ローン利用 世帯で777.3万円である。 -11- 3 自宅外通学にかかる費用 (1)自宅外通学者がいる世帯 ○自宅外通学者のいる世帯の割合は、全体の29.0%を占めている(図-11)。 ○1世帯あたりの自宅外通学者数は、平均0.35人となり、地方ほど多く、都市部ほど少なくなる(図-12)。 図-11 自宅外通学者の有無 図-12 都道府県別1世帯あたりの自宅外通学者数(単位:人) 3人以上 0.4% 全体 (n=4,700) 自宅外通学 2人 5.2% 者がいる 29.0% 1人 23.4% 自宅外通 学者がい ない(0 人) 71.0% [参考] ローン利用 (n=355) 3人以上 0.5% 2人 7.0% 自宅外通学 者がいる 41.0% 1人 33.5% (n=4,700) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 島根県 山口県 山梨県 長野県 香川県 新潟県 静岡県 山形県 広島県 高知県 宮崎県 秋田県 大分県 栃木県 鳥取県 徳島県 0.84 0.75 0.73 0.73 0.71 0.70 0.67 0.64 0.64 0.64 0.64 0.59 0.57 0.54 0.54 0.54 自宅外通 学者がい ない(0 人) 59.0% -12- 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 群馬県 青森県 愛媛県 佐賀県 福井県 和歌山県 熊本県 富山県 長崎県 福島県 岡山県 沖縄県 岩手県 鹿児島県 北海道 岐阜県 0.53 0.51 0.51 0.51 0.50 0.50 0.50 0.49 0.49 0.48 0.48 0.48 0.46 0.46 0.44 0.44 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 石川県 宮城県 茨城県 三重県 福岡県 兵庫県 奈良県 愛知県 京都府 滋賀県 東京都 千葉県 神奈川県 大阪府 埼玉県 全国 0.42 0.41 0.39 0.34 0.31 0.30 0.28 0.26 0.24 0.23 0.15 0.14 0.13 0.11 0.09 0.35 (2)自宅外通学者への仕送り額 -年間平均140万円- ○自宅外通学者への仕送り額は、年間平均140.3万円(月額11.7万円)となっている(図-13)。 ○国の教育ローン利用世帯の場合、年間平均117.9万円(月額9.8万円)となり、全体に比べ低くなっている(図-14)。 図-13 自宅外通学者への年間仕送り額(単位:万円) (自宅外通学者が1人いる世帯) 全体 (n=1,002) 平均140.3万円 0万円 8.2% 150万円以上 17.0% 125万円以上 150万円未満 6.4% 0万円超 25万円未満 3.3% 図-14 [参考] ローン利用 (n=104) 平均117.9万円 25万円以上 50万円未満 6.1% 125万円以上 150万円未満 3.9% 75万円以上 100万円未満 13.0% 75万円以上 100万円未満 11.9% -13- 0万円 11.1% 0万円超 25万円未満 6.5% 25万円以上 50万円未満 6.6% 100万円以上 125万円未満 22.6% 50万円以上 75万円未満 17.9% 100万円以上 125万円未満 28.2% 150万円以上 14.2% 50万円以上 75万円未満 23.1% (3)自宅外通学を始めるための費用 -入学者1人当たり45万円- ○ 自宅外通学を始めるための費用(アパートの敷金や家財道具の購入費など)は、入学者1人当たり平均45.1万円となっている(図-15)。 入学費用と自宅外通学を始めるための費用の合計は、入学者1人当たり平均149.7万円となっている(図-16)。分布をみると、「100万 ○ 円未満」(39.1%)が最も多く、以下「100万円以上150万円未満」(26.1%)と続いている。 図-15 自宅外通学を始めるための費用 (入学者1人当たりの費用) 図-16 入学費用と自宅外通学を始めるための費用の合計 (入学者1人当たりの費用) 75万円以上 100万円未満 3.5% 100万円以上 12.4% 200万円以上 21.8% 25万円未満 32.8% 50万円以上 75万円未満 23.8% 100万円未満 39.1% (n=1,361) 平均45.1万円 150万円以上 200万円未満 13.0% 25万円以上 50万円未満 27.6% (n=1,361) 平均149.7万円 100万円以上 150万円未満 26.1% 注:26年4月の入学時に自宅外通学を始めるためにかかった アパートの敷金、家財道具の購入費などの合計である。 -14- 4 教育費の捻出方法 -節約や預貯金などを取り崩して教育費を捻出- 教育費の捻出方法(何らかの対応をしている世帯)は、「教育費以外の支出を削っている(節約)」が30.5%と最も多く、以下「預 ○ 貯金や保険などを取り崩している」(28.5%)、「奨学金を受けている」(19.9%)と続く(図-17)。 節約している支出としては、「旅行・レジャー費」が62.9%と最も多く、以下「外食費」(59.1%)、「衣類の購入費」(41.2%) ○ と続く(図-18)。 図-17 教育費の捻出方法 (n=4,700) (三つまでの複数回答) 図-18 節約している支出 (n=1,434) (三つまでの複数回答) 30.5 教育費以外の支出を削っている(節約) 旅行・レジャー費 62.9 28.5 預貯金や保険などを取り崩している 外食費 19.9 奨学金を受けている 衣類の購入費 16.1 子供(在学者本人)がアルバイトをしている 11.4 共働きを始めた 9.2 残業時間やパートで働く時間を増やした 5.9 親類から援助してもらっている 本業以外にアルバイトなどで副収入を得ている 2.8 民間金融機関の教育ローンを借入れしている 2.8 地方自治体または勤務先から借入れをしている 0.8 その他 1.2 32.3 バッグ・アクセサリーなどの 身の回り品や装飾品の購入費 32.1 保護者のこづかい 11.5 中元・歳暮などの交際費 31.9 5 29.4 保護者の習い事や趣味など にかかる教養娯楽費 特に何もしていない 0 41.2 食費(外食費を除く) 3.8 「国の教育ローン」を借入れしている 59.1 10 15 20 25 30 35 40 5.0 保護者の親への仕送りや 介護・看護費用 0.4 その他 0.5 0 10 20 30 40 50 60 70 % % 注:図-17で「教育費以外の支出を削っている(節約)」と回答した世帯に対する 設問である。 -15- 5 世帯年収による比較 子供の在学先別にみた世帯年収状況 ○ 子供の在学先別に親の年収構成比をみると、「私立高校」、「国公立大学」、「私立大学」において「世帯年収800万円以上」の割合が高 くなっている。 ○ 平均世帯年収を比べると、国公立高校と私立高校で128.9万円の差がある。高等教育機関になると差はさらに大きくなり、最大で179.0万円 (「高専・専修・各種学校」(701.9万円)と「国公立大学」(880.9万円)との差)となる。 図-19 子供の在学先別世帯年収構成比 国公立高校 (n=1,107) 4.9 私立高校 (n=560) 9.7 6.0 高専・専修 ・各種学校 (n=316) 短大 (n=105) 7.9 12.8 私立大学 1.5 6.5 (n=1,476) 0% 15.2 10% 20% 200万円未満 50.8 839.9万円 26.9 22.7 30% 711.0万円 35.2 22.9 21.2 10.3 (世帯の平均年収) 27.0 15.0 10.8 6.3 国公立大学 1.9 (n=724) 23.2 5.3 4.5 24.1 36.6 701.9万円 36.6 720.2万円 24.0 53.5 880.9万円 22.6 54.2 877.6万円 40% 200万円以上 400万円未満 50% 60% 400万円以上 600万円未満 -16- 70% 80% 600万円以上 800万円未満 90% 100% 800万円以上 教育費捻出のために節約している支出 ○ 世帯年収200万円以上400万円未満の世帯は、「食費」(42.9%)、「衣類の購入費」(48.6%)を節約していると回答した割合が、他の年収 層と比較して最も多くなっている。 ○ 一方、「外食費」(54.1%)、「旅行・レジャー費」(57.7%)を節約していると回答した割合は、他の年収層と比較して最も少なくなって いる。 図-20 節約している支出(年収階層別、三つまでの複数回答) 食費(外食費を除く) 25.6 34.4 39.3 42.9 54.1 外食費 57.0 42.5 39.9 38.8 衣類の購入費 60.5 48.6 57.7 旅行・レジャー費 2.3 4.4 5.8 中元・歳暮などの交際費 65.6 200万円以上400万円未満(n=125) 64.2 65.8 61.6 400万円以上600万円未満(n=246) 9.0 600万円以上800万円未満(n=372) 25.8 23.5 バッグ・アクセサリーなどの 身の回り品や装飾品の購入費 28.3 保護者のこづかい 26.8 800万円以上(n=659) 35.1 34.8 35.1 34.3 8.7 保護者の習い事や趣味など にかかる教養娯楽費 11.2 9.5 13.8 1.9 0.0 0.0 0.5 保護者の親への仕送りや 介護・看護費用 0.0 0.6 0.4 0.7 その他 0 10 20 30 40 -17- 50 60 70 % 6 留学に対する意識 ○ 子供を「留学させたい」又は「条件が合えば留学させてもよい」と回答した割合は、全体の59.4%を占めている(図-21)。 ○ 子供を「留学させたい」又は「条件が合えば留学させてもよい」と回答した割合は、全体の59.4%を占めている(図-19)。 「留学させたい、させてもよい」と考える人の留学の重視点は、①「お子様の留学意思」(85.9%)、②「留学先の治安」 (61.7%)、③「留学費用の負担」(50.9%)である。 ○ 子供を「留学させたい」又は「条件が合えば留学させてもよい」と回答した割合は、全体の59.4%を占めている(図-19)。 一方、「留学させることはできない」と考える人の留学の障害は、➊「留学費用の負担」(78.0%)、➋「お子様の留学意思」 (41.8%)、➌「学力を十分発揮できるレベルの語学力」(34.4%)である(図-22)。 図-21 子供を留学させたいか (単位:%) 図-22 子供を留学させるうえで重視すること、障害になること (三つまでの複数回答) 85.9 お子様の留学意思 留学させたい 14.5 留学は考えたこ ともない 34.9 41.8 ➋ 50.9 ③ 留学費用の負担 留学先の治安 29.4 24.6 学力を十分発揮できるレベルの語学力 留学させること はできない 5.6 条件が合えば留 学させてもよい 44.9 留学に前向き な世帯 59.4% 34.4 ➌ 9.9 10.9 留学者の就職状況 8.0 4.9 国内での留学情報・相談体制 ② 「留学させたい」又は「条件が合えば留学 させてもよい」と回答した世帯が留学させ るうえで重視すること(n=2,796) 「留学させることはできない」と回答した世帯 が留学させるうえで障害になること(n=262) 7.0 10.5 留学費用調達方法の充実度 4.3 5.7 国内と海外の入学・卒業時期のギャップ 留学の身近さ(親族・友人の留学系経験 の有無等) 1.4 0.9 その他 0.5 1.6 0 -18- 78.0 ➊ 61.7 (n=4,700) ① 10 20 30 40 50 60 70 80 90 % 100 ○ 子供に留学させたい期間は、「12ヵ月以上」(33.3%)と最も多く、以下「6ヵ月以上12ヵ月未満」(28.5%)、「3ヵ月未満」 (23.6%)と続く(図-23)。 ○ 子供の留学に対して拠出できる平均自己資金は、126.3万円である。留学期間が長くなるほど、平均年収は高くなる(図-24)。 図-23 子供に留学させたい期間 図-24 子供の留学に対して拠出できる自己資金 (単位:%) 留学期間 全体 3ヵ月未満 23.6 12ヵ月以上 33.3 n 平均金額(万円) 平均年収(万円) 2,796 126.3 889.8 3ヵ月未満 660 64.4 771.3 3ヵ月以上6ヵ月未満 407 86.9 828.0 6ヵ月以上12ヵ月未満 798 128.0 885.1 12ヵ月以上 931 185.8 1,004.7 (n=2,796) 3ヵ月以上 6ヵ月未満 14.5 6ヵ月以上 12ヵ月未満 28.5 -19-
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