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仕様書
件
名
長崎原爆遺跡(浦上天主堂旧鐘楼)にかかる測量等業務委託
業務場所
長崎市本尾町 1 番 79 号
業務期間
契約日から平成 27 年 3 月 25 日(水)
業務概要
長崎原爆遺跡(浦上天主堂旧鐘楼)について、今後の確認調査を見
浦上天主堂
据えて、指定の図面を作成する。また、当該遺跡に露出している浦
上天主堂の煉瓦片について科学的な分析を行う。
1
打合せ協議
業務を遂行するに当たり、
「受注者」は「発注者」と十分に打合せ協議を行
うものとする。協議の回数は、当初、中間、成果品納入時を原則とするが、
必要があればその都度協議を実施すること。
2
業務事項
(1)写真撮影・オルソ画像作成(3枚)
デジタルオルソ画像作成のための写真撮影を行い、オルソ画像を作成す
ること。
(2)石垣立面図作成(40㎡)
3次元レーザーによる石垣等の観測を行うこと。作業終了後速やかに計
測データの合成を行い、データ取得状況を確認し、再測量の有無を発注
者と協議し指示を受けること。
石垣立面図の縮尺は1/20とする。
(3)断面測量(15m×2本)
トータルステーションを用いて地形変化点を観測すること。観測箇所は
発注者と協議し2本観測すること。断面図の縮尺は1/20とする。
(4)推定断面図作成(2本)
断面測量により作成した図面に発注者が借用する写真等(添付資料参照)
を基に、地下に埋まっている旧鐘楼部分を推定し、断面図に図化するこ
と。なお、推定線の根拠は報告書に記載すること。
(5)煉瓦・モルタル成分調査
発注者が支給するレンガ並びにレンガに付着しているモルタルの成分調
査を行うこと。
試験項目:①コンクリート配合推定試験(モルタル)
②粉末X線解析(モルタル・煉瓦)
③示差熱重量分析(モルタル)
④モルタル付着強度試験(モルタル・煉瓦)
⑤煉瓦圧縮強度試験(煉瓦)
3
成果品
2冊
報告書(図面一式、分析結果)
写真帳(作業記録等を含む)
1冊
(別途電子データを1式、CD-R もしくは DVD-R にて納品すること)
4
提出書類
・作業計画書
・管理技術者名簿(氏名、生年月日、経歴を記載の上、受注者との雇用関係
を証明する書類を添付すること)
・打ち合せ記録簿
1部
・完了届
5 成果品の帰属
成果品の所有権は、全て「発注者」のものとし、「発注者」の承認を得ずして、
公表、貸与、使用してはならない。
6
瑕疵担保
本業務完了後 1 年以内において、提出した成果に誤りがあった場合は、受
注者は速やかに訂正又は補正を行い納品しなければならない。
7
守秘義務
(1)受注者は、業務の実施過程で知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。
(2)受注者は、本業務の結果(業務処理の過程において得られた記録簿を含む)
を他人に閲覧させ、複写させ、又は譲渡してはならない。ただし、あらか
じめ発注者の書面による承認を得た時はこの限りではない。
(3)受注者は、本業務に関して発注者から貸与された情報その他知り得た情報
を、本業務の遂行以外の目的に使用してはならない。また、発注者の許可
なく複製しないこと。
(4)受注者は、本業務に関して発注者から貸与された情報、その他知り得た情
報を本業務の終了後においても他社に漏らしてはならない。
(5)受注者は、本業務完了時に、発注者への返却若しくは消去又は破棄を確実
に行うこと。
(6)受注者は、本業務の遂行において貸与された発注者の情報の外への漏洩若
しくは目的外利用が認められ又そのおそれがある場合には、これを速やか
に発注者に報告するものとする。
8
その他
・本業務の管理技術者は、測量士又は測量士補の資格を有すること。
・受注者にあたっては、元請として過去 5 箇年の間に、国、地方公共団体等が
発注した文化財を対象とした三次元レーザー計測に関する業務の契約を1回
以上締結し、これらをすべて誠実に履行した者であること。
・本業務を実施するにあたって、受注者は、業務対象が貴重な遺跡であること
に留意し、作業中は損傷事故等ないよう十分に注意する。
・仕様上の疑義が生じた場合には、発注者と受注者の協議の上で決定すること。