39「甘うぃ」の導入で果樹経営の安定を [PDFファイル/212KB]

南筑後普及指導センター活動情報
あま
「甘うぃ」の導入で果樹経営の安定を
-県育成新品種「甘うぃ」の栽培研修会並びに試食会を開催-
活 動 情
第 39 号
報
平成 26 年 12 月
果樹畜産課 果樹係
TEL 0944-62-4191
FAX 0944-63-4643
e-mail [email protected]
JAみなみ筑後は、キウイフルーツの栽培面積 9 ヘクタールと福岡県第 2 位
の産地で、年間 228 トンを生産しています(平成 26 年実績)。JA みなみ筑
後では、
「ヘイワード」と労力競合せずに、収益性が見込める福岡県育成の新品
種「甘うぃ」の導入、産地化を目指しています。
さる 10 月 2 日 JA みなみ筑後管内の現地ほ場で、「甘うぃ」の栽培研修会
を、さらに、12 月 11 日、同山川支所で「甘うぃ」の試食会を開催しました。
両日とも、「甘うぃ」に興味のある生産者 30 名が参加がしました。
栽培研修会では、普及指導センターから「甘うぃ」の特徴である果実肥大や
果形の良さを中心に説明を行いました。試食会では、果実の特徴等を説明し、
実際の試食を通じて「甘うぃ」の品質を体感してもらいました。参加者からは、
「結実状況を確認し、生産場面での問題点を把握できて良かった」との声が聞
かれました。また、試食会では、
「とても甘くておいしい」、
「酸味が少なく食べ
やすい」といった意見が出されました。参加者の多くが植栽を予定しており、
収量性の高さ、食味の良さから苗木の注文が殺到し、平成 27 年春には 760
本(約 1.9 ヘクタール分)の苗木が植栽される見込みとなりました。
普及指導センターでは、今後も関係機関と連携し、
「甘うぃ」の普及を通じて、
キウイ産地の活性化に向けた支援を行っていきます。
結実状況を確認する参加者
果実の特徴等説明する普及指導員(右端)
フレット
「甘うぃ」新規栽培者募集
パンフレット