白鳥町立白鳥小学校 活 動 内 容

白鳥町立白鳥小学校
水 美 循 森 自
学 年 ・ 人 数
全校生 202名
代 表 者 名
河井 洋子
(代表サポーター、担当教員)
連 絡 先
〒769−2705 大川郡白鳥町白鳥525
TEL 0879−25−2642
FAX 0879−24−0200
ホームページアドレス
http://www.kagawa-edu.kagawa.jp/sirote01/
ラブリバー学習
活 動 内 容
○取り組みの経緯
白鳥小学校では、平成9年度より総合的な学習の取り組みの一環として、校区を流れる川、湊
川を軸に、探検や交流に基づいた学習を展開している。特に、5・6年生は、湊川での自然体験
をもとに湊川の生き物について調べたり、ゴミ・排水問題について話し合ったり、環境にやさし
い生活の仕方についてまとめたりしている。
また、命やものを大切にする豊かな心を育むために、全校生でリサイクル活動を推進し、もの
の価値を見直したり、飼育・栽培活動にも力を入れたりして、命や自然の大切さを学ばせようと
している。
○取り組みの実施
1、あゆの放流、湊川環境調査
毎年あゆの放流を行い、湊川に住む生き
物に目をつけ、生き物の命を大切にしよう
とする児童の気持ちを育んでいる。また、
平成9年度より、香川県環境保全課の協力
を得て、水辺の教室も実施している。5年
生では、生物指標による検査を通して、川
の中にたくさんの生き物が住んでいること
に驚き心を動かされた。ラブリバー学習で
は、川の生き物調べに発展していき、自分
あゆの放流
達の手で調査をして生き物たちのために自
分達のくらしの中で生かしていこうとする
学習が進んでいった。
6年生では、COD検査をもとに湊川の環
境調査を行っている。家庭排水のCOD検査
をしたり、昔の湊川の様子を調べたりして、
生き物がたくさん住める環境にするには、
どうすればよいかを話し合い、環境を守る
ために何ができるのかを考え、廃油石けん
作りを通して、自分達の住んでいる地域を
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水辺の教室
自分達で守ろうとする活動へと広がっていった。
秋には、6年生が湊川の環境を守ろうと、全校生やPTAに呼びかけ、「親子ふれあいクリー
ン運動」を実施し、互いに世代を越えて郷土の環境を美しく保ち、整備していこうとするボ
ランティア体験活動にまで発展した。
親子クリーン活動
2、リサイクル活動
本校では、全校生に呼びかけ、空き缶や
牛乳パックの回収、廃品回収を実施し、も
のの価値を見直したり、ものを大切にする
心を育もうと考えている。地域や家庭にも
呼びかけて、児童自らの手で年2回廃品回
収を行い、資源ごみ活用を行っている。
3、栽培・緑化
本校では花づくりも盛んで、自然の大切
さ、命の大切さについてもさまざまな体験
全校生でリサイクル
を通して学ばせようとしている。毎年なか
よしペアを作って、自主的に世話をし、パ
ンジー、サルビアなど、校庭に美しい花を
咲かせている。
また、ヒラドツツジの挿し木を全校生で
行い、子ども達が地域の川として親しんで
いる湊川河川敷に植えたり、お世話になっ
ている地域の人々にプレゼントしたりして
いる。
ペア栽培
代 表 者 か ら の 一 言
あゆの放流、水辺の教室を通して、児童は、一つ一つ命のたくましさや大切さを体験し、その
命を守っていくためにはどうすればよいかを考え、自分の生活の中に生かそうとしていた。また、
本校の児童は、自然体験の中で生きた学習ができ、また自分達の手で環境を守っていこうとする
前向きな態度が身についてきている。
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