平成25年度 Ⅰ 学 校 評 価 書 静岡市立清水小島中学校 経営の重点に関わること 1 学校教育目標 「 自ら学び知性のある生徒 豊かな情感のある生徒 やり抜く気力のある生徒 」 2 自己評価 関係者評価等 課題 ◇ 学習意欲の向上と学習習慣を身につける必要がある。 ◇ より良い人間関係の中で自信をもたせる必要がある。 重点 自己評価 B 目標 (1) ①学習意欲を高めるための授業づくりと、家庭学習の習慣化のための取組を通して、学力の向上を図っている。 手 ○ 確かな学力の育成をする。(意欲の向上・基礎学力の定着・学習習慣付け) だ ○ 研修体制の充実を図る。(「わかった」「できた」を実感できる授業の実践) 関係者評価 B て 学 検 <アンケート> 関係者から 共 力 証 ・各中項目に準じた内容 生徒が落ち着いて授業に に の 参加している姿が見られる。 【学校説明】 (校長) 高 向 ま 学習コンクールにおける前向きな生徒の取組や、教員の授業改善に向けた取組を推進することができた。し 生徒の意欲を引き出すため 上 る かし、学力の向上という点では、まだまだ十分とは言えない状況である。今後さらに基礎基本の定着や読解力 に教員が工夫して授業に取 の向上に対する具体的な取組と、家庭学習の習慣化を重点項目に挙げて取り組んでいく。 り組んでいる様子が感じら れる。 ②落ち着いた学校生活を維持し、自主性と互いを認め合うことを大切にした行事や生徒会活動を通して、活力の向 自己評価 A (2) 上を図っている。 手 ○ 道徳教育の充実を図る。(全校道徳・徳の日) だ ○ 特別活動の充実を図る。(達成感・協力・自他の良さ) 関係者評価 A て ○ 生徒指導の充実を図る。(落ち着きのある学校・楽しい学校) ○ 進路指導の充実を図る。(体験的な学習) 関係者から 活 ○ 健康教育の充実を図る。(心身の健康) どの生徒も楽しそうに学 力 校生活を送っている様子が 検 <アンケート> の 見られる。今後も様々な観点 向 証 ・各中項目に準じた内容。 上 【学校説明】 (校長) から生徒の生き生きとした 行事を通して、生徒の「輝き」の姿を見ることができた。また、生徒の充実感が、次の行事や日々の活動に 活動場面を設定していって つながっている様子も伺えた。一方、失敗を恐れず挑戦しようという点において課題があることも見えてきた。ほしい。 生徒が自信をもてるような活動につながりをもたせ、意図的に設定して取り組む必要がある。 【学校関係者評価を受けての改善策】 学力向上部を中心に、基礎学力の向上、読解力の向上、家庭学習の習慣化が図られるよう取組を強化していく。ま た、活力向上部を中心に、自分の良さに気付き、自信をもって活動に取り組んでいけるような自尊感情を高めていく。 生徒がいきいきと活動できる学校として、引き続き校舎内外の美化・整備を充実させる。全校道徳、学校保健委員 会、防災学習等、外部講師による授業を積極的に取り入れる。学校だより、学年だより、学校ホームページ等におけ る広報や、保護者会、三者面談等を充実させることにより、学校の教育活動に対する保護者や地域からの理解を得る 取組をさらに充実する。 Ⅱ 各指導部・領域等に関わること 大項目 中項目 評 価 指 標 ① 生徒は「より良い自分づくり」を意識し、粘り強く学び、学習習慣を身に付けている。 (1) 教 育 課 程 ・ 学 習 指 導 ○ 手 ○ だ ○ て ○ 学習習慣や授業への姿勢について、きまりを明確にする。(時刻、私語 等) 基礎学力の定着を図る。反復練習、暗記、ドリル学習など、最も基本的な学習を徹底させる。 学年や生徒の実態に合った補充学習を実施する。 関わり合う授業・「わかった・できた」を実感できる授業・面白い授業を実践する。 <アンケート> ≪生徒≫ ・授業を楽しい(わかった・できた)と思うことが多いですか。 ・積極的に授業に参加していますか。 ・一日平均どのくらい勉強しますか。 確 か ・月平均何冊本を読みますか。 な ・宿題や提出物を忘れることはありませんか。 検 学 ≪保護者≫ 力 証 ・お子さんは、家庭での学習習慣が身についていますか。 の ・お子さんは授業を楽しい(わかった・できた)と感じていると思いますか。 育 成 ≪教職員≫ ・小島中の生徒は、積極的かつ授業に集中参加していますか。 ・小島中の生徒は家庭学習をよくやるようになりましたか。 <その他> ・教科係ファイルの内容 ・朝読書記録 ・学習コンクール ・本の貸出率 ・定期テスト結果 【学校説明】(学力向上部長) 学習姿勢づくり、基礎学力の定着、授業における導入の工夫に取り組んだ。生徒は、落ち着いた態度で授 業に取り組み、「授業を楽しい(わかった・できた)」と思う生徒は80%を超えた。 家庭学習の習慣を身につけさせること、基礎学力を身につけることについては、今後も課題である。 【学校関係者評価を受けての改善策】 読解力をつけるために、朝学習の内容を工夫する。 基礎学力定着に向けた学習コンクールの取組、家庭学習推進に向けた啓発や学校と家庭との連携した取組を次年度 も充実する。学習意欲を高めるための授業改善に向けて、全教員で研修に取り組む。 ② ○ 手○ 育道 だ○ 実の徳 充教 て○ ○ (2) 生徒は、仲間を認め合い、豊かな思いやりの心が育っている。 道徳経営案をもとに、道徳の時間を確保し、心に響く授業を実施する。 全校道徳を年2回設ける。 19日を「徳の日」として設定する。 道徳コーナー「せせらぎ」を各学級に設置し、道徳的価値を共有する。 授業を含む学校生活の様々な場面で、「思いやり」と「感謝」の心を育てる。 自己評価 関係者評価など 自己評価 B 関係者評価 B 関係者から 生徒たちが落ち着いた様 子で授業に取り組んでいる。 先生方の授業のスキルが 高く、教師と生徒との関係が できていると感じた。今後 も、生徒にとって魅力ある楽 しい授業を続けていってほ しい。 自己評価 A 関係者評価 A 関係者から <アンケート> 学級だけでなく、校内の各 ≪生徒≫ 所に道徳性を啓発する掲示 検 ・思いやりと感謝の心をもって、まわりの人と接していますか。 が見られる。 証 <その他> せせらぎコーナーやサン ・講演会の感想 ・サンキューカード ・三行日記 ・巡視 ・職員会議や指導部会 キューカードなど、生徒が自 分の思いや考えを文章化す 【学校説明】 (道徳主任) 道徳コーナーを利用して互いの思いを共有したり、サンキューカードを有効に活用して他のよさを認め合 ることは非常によい活動で ある。引き続き力を入れてい ったりすることができた。また、「徳の日」の資料が充実しており、生徒が関心を高めることができた。 全校道徳では、本校の生徒だけでなく幼稚園・小学校や保護者・地域の方にも声をかけ、充実したものと ただきたい。 なった。 【学校関係者評価を受けての改善策】 引き続き道徳コーナーやサンキューカードを充実させ、他者への思いやりや自尊感情を高める取組を推進する。年 2回の全校道徳には、今後も外部講師を積極的に招聘し、生徒の情操を涵養する機会として充実させる。徳の日の資 料を道徳の時間において扱うなど、有効な活用を推進する。 ③ 生徒は、諸活動の中で関わりを深め、高め合おうとする姿勢が育っている。 自己評価 B ○ 行事では、目的とゴールのイメージをはっきりさせた計画を立てて行う。 ○ 生徒会活動では、仲間と協力して活動する良さが分かる活動を行い、自他の良さを認めあう姿勢を育て 関係者評価 B 手 る。 だ ○ 学級活動では、より良い人間関係づくりを形成するために、リーダーとフォロアーが相互に活躍できる 関係者から て 場面を設定する。 様々な行事において、横の ○ 部活動では、部員全員で高い目標に向かってひたむきに取り組む。 つながりの良さのみならず、 <アンケート> 縦割りの良さを十分に生か 特 ≪生 徒≫・諸活動(行事・委員会・学級)では仲間と協力して取り組んでいますか。 した姿を見ることができた。 別 ・諸活動では、周りの人の良さや、自分の良さを見つけることができましたか。 仲間と協力する活動を引き 活 検 ≪保護者≫・お子さんは、行事に楽しんで取り組んでいると思いますか。 動 続き大切にしてほしい。 の 証 ≪教職員≫・諸活動で、生徒の共に高め合う姿勢を育てることができましたか。 充 ・諸活動では、ひたむきに努力する姿が見られましたか。 実 <その他> ・行事ごとの評価と反省(生徒・教職員)・日記 ・主任会 ・定例職員会議 ・指導部会 ・巡視 【学校説明】 (特活主任) 行事後のサンキューカードにより、互いを認め合い自尊感情を高めることができた。生徒からも保護者か らも行事に関する評価は良好であった。今後は、行事と行事のつながりや行事と日常生活のつながりを意識 させ、行事での高まりを日常生活につなげていきたい。 【学校関係者評価を受けての改善策】 他者の良さを認めるとともに、自分自身の良さに気付き、自己肯定感が高まるような取組に努める。 ④ 生徒は、一人一人の思いや考えを安心して表現でき、良好な人間関係の中で落ち着いて生活できている。 自己評価 B (4) ○ 予定帳の日記、アンケートなどを通して生徒の悩みや人間関係を把握する。 関係者評価 B 手 ○ それぞれの場面で自他の尊重と他とのよりよい関わりを身につけさせ、自尊感情を育てる。 だ ○ 一人一人が安心して生活できる学年、学級経営に努める。 関係者から て ○ 悩みや心配事を相談しやすい雰囲気作りを行う。そのために、保健室・心の教室等を利用する。 丁寧な教育相談など生徒 ○ 生活のきまりを守り、落ち着いた生活を心がけさせる。 を大切にしている様子が伺 われる。 <アンケート> 一 生徒の中には、人とかかわ ≪生 徒≫ 人 ることが上手でない子ども ・楽しく学校生活を送っていますか。 ひ もいる。そうした生徒への手 ・自分には良いところがあると思いますか。 と 立てを今後も大切にしてい ・難しいことでも失敗を恐れずに挑戦しようとしていますか。 り を ってほしい。 検 ・先生方はあなたのことを大切にしてくれていると思いますか。 大 証 ≪保護者≫ 切 ・お子さんは楽しく学校生活を送っていますか。 に ・学校は一人一人の生徒を大切にしていると感じていますか。 し た ≪教職員≫ 指 ・生徒同士の人間関係は良好だと思いますか。 導 <その他>・日記・生徒指導職員会議 ・主任会 ・定例職員会議 ・指導部会 ・登下校指導 ・巡視 【学校説明】 90パーセント近い生徒が「学校が楽しい」と答えており、よい人間関係が構築できている様子が伺える。 また、担任と養護教諭、スクールカウンセラーが連携をとり、教育相談に取り組む体制も構築できた。「学 校は一人ひとりを大切にしていると感じているか」との質問に対するCD評価の回答についてはさらに減ら していく努力をする必要がある。 (3) 生 徒 指 導 【学校関係者評価を受けての改善策】 (生徒指導主事) 安心して生活、学習できる環境づくりに引き続き努めるとともに、生徒一人ひとりを大切にする指導を今後も続け ていく。 ⑤ 生徒は、正しい勤労観・職業観を身につけ、夢や目標に向かって生活している。 自己評価 B 手 ○ 各学年の発達課題に応じて3年間を見通した進路指導を計画する。 だ ○ 体験的な学習や外部人材を活用した指導を通し、将来を見通した進路指導を行う。 関係者評価 B 自 て ○ 適切な時期に進路希望調査を実施し、アドバイスをする。 己 <アンケート> 関係者から の 系統的に3年間を見通し 能 生 検 《生 徒》・夢や目標をもって生活していますか。 力 き 証 《保護者》・お子さんは、夢や希望をもって生活をしていると思いますか。 た指導ができており、引き続 の方 <その他> ・体験学習の感想や満足度 ・事業者からの感想 き学年ごとの指導の充実に 育を 向けて取り組んでほしい。 成 決 【学校説明】 (進路指導主事) 定 3年間の見通しをもって計画的に進路指導を行い、体験や実習を通して有効な進路の指導につなげていく す ことができた。「夢や目標に向かって生活している」とのアンケート結果がさらに上がるように取り組んで る いく。 【学校関係者評価を受けての改善策】 各学年の発達課題に応じて3年間を見通した進路指導を計画するとともに、体験的な学習や外部人材を積極的に活 用した指導を通し、将来を見通した進路指導を行う。 (5) 進 路 指 導 ⑥ 生徒は、防災訓練や交通安全指導等により、安全意識を身につけている。 自己評価 A ○ 登下校の安全、休み時間や昼休み等の過ごし方についての指導を継続する。 手 A ○ 年3回防災訓練を実施するとともに、その方法について工夫をし、体験活動を通して防災意識を高める。関係者評価 だ ○ 月に一度の「校内安全定期点検」を継続し、危険箇所が見つかった場合は、素早い対応をする。 て 学 ○ 台風対応・地震対応等について、学校だより等を利用して災害時の対応について繰り返し周知を図る。 校 <アンケート結果> 関係者から 安 《生 徒》・自分や周りの人の安全に気をつけながら生活していますか。 防災訓練に生徒全員が参 全 シ 加したことは大変良かった。 検 《保護者》・災害時における連絡方法や対応などを確認し合っていますか。 ス 地域の人たちにとっても刺 証 《教職員》・自分や生徒の安全に気を配りながら指導していますか。 テ <その他> ・防災訓練の観察 ・地域防災訓練の参加率 ・交通事故率 激となり、訓練が充実した。 ム ・PTA役員会での感想 ・登下校指導 ・巡視 次年度もぜひ実施をお願い の 構 【学校説明】 (教頭) したい。 築 防災訓練の実施方法の工夫や防災学習、講話等を積極的に行い、生徒の防災・安全に関する意識を高める 安全管理について、地区の ことができた。総合的な学習として地区防災訓練に全員参加したことは、意識を高めるのに有効であった。 小学校やPTAと連携して 引き続き迅速な対応をお願 【学校関係者評価を受けての改善策】 地区自主防災組織や消防署分団等、地区との防災に関するつながりを深める取組を今後も推進する。外部講師を積 いしたい。 極的に招聘し、防災・安全学習をさらに充実させる。地区防災訓練に全員参加する取組は、次年度も実施する。 (6) 安 全 管 理 ・ 安 全 指 導 ⑦ 生徒は、心身の健康管理に関心をもち、自らの健康管理ができている。 自己評価 A ○ 欠席や遅刻の生徒を確認し、学級担任との連携を図る。 関係者評価 A 手 ○ 歯の衛生週間における昼食後の歯磨きを励行する。 だ ○ 生徒の様子に合わせた薬学講座、性に関する指導、学校保健委員会を実施する。 関係者から て ○ 月別保健目標に基づいた保健便りを発行する。 薬学講座など実施時期や ○ 日常の保健室経営におけて、個別の保健指導を行う。 健 内容を考慮して計画されて 康 <アンケート> 教 いて大変良い。 検 《生 徒》・自分の健康状態に気づかって生活していますか。 育 健康管理や危険防止意識 証 《保護者》・お子さんは、朝食を摂って登校していますか。 の の向上を常に念頭に置き、引 充 <その他> ・治療勧告生徒の治癒率 ・ケガと欠席率 ・講座や講演会の感想 ・保健日誌 き続き計画的な保健指導に 実 【学校説明】 (養護教諭) 怪我の件数が少なく、保健室利用状況も落ち着いた状況にある。薬学講座や思春期講座、学校保健委員会 取り組んでほしい。 など、予定した行事も確実に実行できた。怪我の防止や治療勧告生徒の治療率の増加の向けて、今後も啓発 活動に取り組んでいく。 【学校関係者評価を受けての改善策】 危機管理意識を高め、安全に対する具体的な行動に結び付けていく。外部講師を積極的に活用した保健に関する講座や保 健だより・掲示物等による啓発を計画的に実施し、生徒の意識の高揚に努める。 (7) 保 健 管 理 ・ 保 健 指 導 特 別 支 援 教 育 組 織 ・ 運 営 研 修 ⑧ スクールカウンセラー・教育相談員と教職員が連携し、相談や支援体制をつくる。 自己評価 A (8) 手 ○ 11月に教育相談週間を設定する。 関係者評価 A だ ○ 週1回、定例会において、情報交換と今後の動きや方向性、支援の方法について話し合う。 て ○ 特別支援教育の理解や、障がい者理解とその対応に関する研修会を計画する。 支 関係者から 援 <アンケート> 引き続き生徒のニーズに 体 《生 徒》・先生方はあなたのことを大切にしてくれていると思いますか。 沿ったきめ細やかな支援を 制 検 《保護者》・学校は一人一人を大切にしていると感じていますか。 お願いしたい。 づ 証 く <その他> ・特別支援対象の保護者との面談 ・SCと相談員との面談 ・不登校生徒対応記録 り ・特別支援教育研修会 の 【学校説明】 (特別支援コーディネーター) 推 スクールカウンセラーと連携し、特別な支援を必要とする生徒に対して細やかな支援を行うことができた。 進 また、別室登校生徒の登校日数や時間を増加させることができた。特別な支援が必要な生徒に対する組織的 な支援体制ができた。今後は内容をさらに充実させていく。 【学校関係者評価を受けての改善策】 今後とも、定期的な情報交換を適切に行い、援助を必要とする生徒一人一人のニーズにこたえる支援体制を構築していく。 関係諸機関との連携、保護者との連絡等を密接に行い、全職員で指導にあたる相談体制を維持していく。 ⑨ 学校評価システムを活かし、改善意識をもった活動をしている。 自己評価 B (9) 手 ○ 定期評価は、(来年度を見通しながら)全職員参加で必ず実施する。 だ ○ 主任者会・学年部会・担当者会等で、報告・連絡・相談を確実に行う。 関係者評価 B 組 て ○ 提案者は、常に「より良い学校づくり」への参画意識をもち、適切な時期に適切な会合において提案す 織 る。 ・ 関係者から 運 検 <アンケート> 営 証 《教職員》 ・風通しがよく、協働体制で仕事ができていると思いますか。 アンケート結果からも良 の 【学校説明】 い状態にあることがよくわ 改 教職員間で、学校の取組についての意見や評価を共有できており、協働体制ができている。アンケート結 かる。今後もよりよい協働体 善 果もよい状況にある。 制構築に向けて努力してほ しい。 【学校関係者評価を受けての改善策】 (教頭) 今後とも良好な協働体制維持のために、報告、連絡、相談を大切にし、風通しの良い組織を作っていく。 ⑩ 仲間との活動の中で、「わかった・できた」を実感できる授業を構成している。 自己評価 B (10) ○ 基礎的基本的学力を身に付けさせるための工夫を行う。 関係者評価 B ○ 授業における「共に高まる」場面を設定する。 手 ○ 単元指導計画を工夫する。 だ 関係者から ○ 本時の目標を明確に記述する。 て 授業の様子から、教職員が ○ 校内研修としての研究授業を設ける。 研 工夫して授業に取り組んで ○ 授業公開を実施する(前後期1回ずつ)。 修 いる様子がよくわかる。生徒 <アンケート結果> 体 も前向きに取り組んでいる 検 《生 徒》・授業を楽しい(できた・わかった)と思うことが多いですか。 制 の 様子が十分に見られた。今後 証 《保護者》・お子さんは、授業を楽しい(できた・わかった)と感じていると思いますか。 充 も、よりよい授業づくりに向 《教職員》・研修テーマを意識して授業に取り組むことができましたか。 実 けた研修の推進に期待する。 【学校説明】 (研修主任) 近隣校研修等における授業公開や研究授業の実施を計画的に行うことができた。校内研修に関する提案授 業と事後研修会を実施し、教員間で取組を共有することができた。「わかった・できた」「授業が楽しい」 と感じる生徒がさらに増えるよう取り組んでいく。 。 【学校関係者評価を受けての改善策】 今後も、授業公開等を計画的に実施し、開かれた学校づくりに取り組むとともに、授業に関する教員の意識を校内 研修を通じて共有し、同一歩調で取り組む。 保 護 者 ・ 地 域 住 民 と の 連 携 (11) 信 頼 さ れ る 学 校 づ く り の 推 進 ⑪ 学校の様子が保護者に伝わり、学校と保護者・地域が一体となって生徒を育てる雰囲気ができている。 自己評価 B ○ 学校・学年、及び 指導部だよりの工夫、活用を図り、広報活動を推進する。 ○ 学校だよりやホームページ、メール配信を適時に行っていく。 関係者評価 B 手 ○ 生徒がPTAや地域の行事に積極的に参加していく場を設けていく。 だ 関係者から ○ 常任委員や学校評議委員を通して、学校の考え方を理解してもらうよう日頃から努める。 て ○ 常に素早い対応を心がける。(特に、連絡がつきにくい家庭には労を惜しまない。) ○ 子どもの輝きを認める指導をさらに推し進める。 <アンケート> 《生 徒》 ・学校だよりや学年だより、学校からの連絡等をその日のうちに家の人に渡していますか。 ・先生方はあなたのことを大切にしてくれていると思いますか。 検 《保護者》 ・学校公開、たより等で、学校の様子が伝わっていますか。 保護者及び地域と学校と 証 ・学校は一人一人の生徒を大切にしていますか。 の関係が良好であることが <その他> ・PTA活動の参加率 ・ボランティアの人数 ・学校公開日、参観日の来校数 アンケート結果から十分に ・PTA役員会での感想 うかがえる。今後も、保護者、 【学校説明】 (教頭) 地域、学校の三者が協力して 各学年ともAB評価の割合が高く、おおむね良好な状況であるといえる。休業前の保護者面談を実施して よりよい学校づくりが推進 おり、保護者との一層の連携の充実を図ることができた。メール配信を有効に利用し、必要な情報を適時に されることに期待する。 送信することができた。修学旅行時にはリアルタイムで生徒の様子をホームページにアップし、好評であっ た。 【学校関係者評価を受けての改善策】 今後とも、学校の様子を適時に伝えていくことを通して、信頼される学校づくりをさらに推し進めるとともに、C D評価を少しでも減らしていく努力をする。 (12) 施 設 ・ 設 備 生 教徒 育の 環学 境び のを 充支 実え る ⑫ 生徒全員が安全で快適な学校生活が受けられるような環境を備えている。 自己評価 A ○ 教職員は、施設設備の安全管理を定期的に行い、迅速な対応をしていく。 関係者評価 A (特に、教育施設課とは密に連絡をとり、早期整備がかなうように努める。) ○ 教室内外の整備を長期休業中に集中実施し、備品管理・不要品廃棄に努める。(年度末までに、備品類 手 の故障・不備・所在確認等の点検業務を確実に行う。) 関係者から だ ○ 予算の有効計画と適切な執行をする。 施設設備の迅速な修繕や て ○ PTAの方の力を借りて奉仕作業を実施し、教育環境の整備に努める。 教育環境整備は大変良好な ○ 生徒の活動の足跡が残るよう掲示板の活用を図り、掲示物を工夫する 状況にある。古くなった備品 (学習内容や意欲・好奇心の刺激、認め合う意識、感性を高める) の廃棄も適切に行っており、 ○ 校舎内外を花や緑などで一杯にする。 今後も適正に管理されるこ <アンケート> とを期待する。 《保護者》 ・来校されたとき、花や緑があり、掲示物も整備されていると感じますか。 検 《教職員》 ・備品で不足感はありませんでしたか。 証 ・安全点検で不備があった場合は迅速な対応をしていますか。 <その他> ・月安全点検報告書 【学校説明】 (教頭) 必要な修理、修繕を迅速に行うことができた。また、備品の購入及び廃棄についても計画的に執行できた。 校内の環境についてはCD評価はほとんどなく、掲示物についても充実した状況であった。PTAによる奉 仕作業実施により、環境の改善を図ることができた。 【学校関係者評価を受けての改善策】 定期的な備品点検を確実に行い、適正な管理に努める。予算の適切な執行を行い、より良い学校環境づくりに努め る。安全点検を確実に行い、安心、安全の環境を整える。 Ⅲ 本年度の成果と課題 1 経営のまとめ(成果と課題) 学校関係者評価委員のまとめ 行事を通して、生徒の「輝き」の姿を見ることができたことは成果といえる。また、生徒の充実感 が、次の行事や日々の活動に良い影響を与えていたことも認められた。今後は、生徒がさらに充実感 生徒の様子から、安定した学校経営がなされていること を感じるとともに、自尊感情を高めたり失敗を恐れずに挑戦する態度につなげていったりできるよう がわかる。また、授業の様子から、教員が生徒のやる気を 取り組む。学習面では、基礎学力の定着や生徒が積極的に参加する授業づくりでは一定の成果を収め 引き出すために工夫した授業を推進しようと努力してい ることができた。しかし、家庭学習の習慣化や学力の向上という点においては、まだまだ不十分な状 ることがよくわかり、地域に信頼される学校づくりが着実 況がある。今後さらに基礎基本の定着や読解力に対する具体的な取組と、家庭学習の習慣化を重点項 に進められていることが伺われる。 目にあげ取り組んでいく。 今後とも、地域、保護者、学校が連携し、信頼される学 校づくりをさらに推進していくよう期待する。 2 学校関係者評価委員会の意見を受けて 重点目標である「共に高まる」をあらゆる場面で意識して取り組むことをさらに充実させ、「学力 の向上」、「活力の向上」、基礎としての「学校を支える礎」をグランドデザインとした経営構想を 明確にし、家庭や地域と連携し、さらなる信頼される学校づくりに向けて取り組む。 <評価基準表> A よくあてはまる 十分達成しており、達成率は80パーセント以上である。 B ややあてはまる 十分とはいえないが、達成率は60パーセント以上である。 C あまりあてはまらない 具体的な活動にならず、達成率は60パーセント未満である。 D あてはまらない 至っておらず、達成率は40パーセント未満である。
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