JAPONÉS 2010x

JAPONÉS – Primer Ejercicio – Convocatoria 2010
来春卒業予定の大学生の就職内定率が、過去最低に落ち込んでいる。1年上の先
輩たちは、6人に1人が進路が決まらぬまま大学を出て新卒未就業者となった。こ
のままゆけば、もっと多くの無業の若者が生まれかねない。大学で様々なことを学
んだ後、やりがいのある仕事を見つけ、稼ぎを得て社会に足場を築く。そんな人生
の予想図はもろくも崩れつつある。
浮かび上がるのは勝ち組、負け組といわれるような就職格差の広がりだ。
企業は厳選採用を進め、予定数に満たなくても採用活動を打ち切る。大企業のメ
ガネにかなう人は奪い合いになる一方、受けては落ちることを繰り返し、追いつめ
られる学生がいる。
労働政策研究機構が各大学を調べたところ、今春の新卒未就業者が3割以上を占
めたのは、新設の私大や小規模校が目立った。大学の就職センター担当者は、「何
をしたらいいかわからない」「企業に出すエントリーシートが書けない」といった
点を学生の課題に挙げる。途中で就職活動から降りてしまう学生も増えているとい
う。
しかし、今の就職難を不況だけのせいにするのは間違いだ。それを超えた構造的
な不運が学生たちを苦しめている。20年前に25%だった大学の進学率は5割を
超え、多様な若者が学ぶようになった。だが、就職市場はそれに見合うものになっ
ていない。その一方で、何をすべきかつかめず、社会に出る準備が整わない若者を
大学は無責任に送り出す。
JAPONÉS – Tercer Ejercicio – Convocatoria 2010
日本航空(JAL)は本日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、受理された
。企業再生支援機構も支援の正式決定を発表し、JALは支援機構をスポンサーと
して再建を図ることとなった。
負債総額は2兆3200億円となり、事業会社としては戦後最大、金融業を含め
ると戦後4番目の大型経営破たんとなる。東京証券取引所は、日本航空株式を2月
20日に上場廃止すると発表した。
同日夕、記者会見した前原誠司国土交通相はJALが再生を果たすまでの間、必
要な支援を行うとの声明を発表した。またJALが支援機構で再建を目指す最長3
年の期間は「日本の航空行政全般を見直す」と強調。日本国内にJALと全日本空
輸 と い う 大 手 航 空 会 社 が 2 社 存 続 す る 体 制 に つ い て も
「2社必要なのか注視する必要がある」と指摘し、国内航空業界の抜本的な再編が
視野に入れていることを明らかにした。
支援機構はJALの管財人として裁判所に選任され、再建のスポンサーとなる。
支援機構は、破たん後のつなぎ資金として支援機構と最大債権者の日本政策投資銀
行が6000億円の融資枠を設定し、資金繰りを支える。支援機構の試算によると
JALは2010年3月末で8449億円の債務超過となる見込みで、このため金
融機関などに対する3500億円の債権放棄を含めた総額7300億円の債権カッ
トの実施や、支援機構による最低3000億円出資で債務超過を解消する。債権カ
ットの内訳には社債550億円、デリバティブ660億円も含まれる。
株主責任を問うために100%減資を実施し、上場廃止する。機構は路線整理や
大幅な人員削減を進め2013年までに再建を完了させる。12年度には売上高1
兆3500億円、営業利益は1157億円を目指す。
金融機関に対しては貸出金などの債権の無担保部分の83%を一律カットする計
画。これに伴い社債や燃油デリバティブなどの債権者に対しても最大で83%のカ
ット率が適用される可能性がある。