別紙1 練馬区みどりの実態調査委託(その 1)仕様書 1 件名 練馬区みどりの実態調査委託(その 1) 2 委託期間 契約締結日の翌日から平成 28 年 3 月 31 日まで 3 目的 練馬区では、これまでみどりを増やし守る施策を行ってきたが、公共のみど りの増加を上回る民有地のみどりの減少により、今後も区のみどりの減少が続 くことが懸念されている。練馬区のみどりの約 8 割を占める民有地のみどりに 対し、より効果的な保全策を講じていくため、本業務において樹林地の調査お よび評価を行う。 また、今後、区の魅力である、みどりの豊かさを次世代へとつないでいくた めに、質の保持、向上にも着目したみどり施策を展開する必要がある。そこで 総量だけではなく質の観点からもみどりの現状を評価することが必要である。 区民が実感できる「みどり豊かなまち」を評価するための手法についての検討 を行う。 4 業務内容 (1) 樹林地外観調査 面積 300 ㎡以上 1,000 ㎡未満のまとまりのある樹木地(最大 2,500 か所)に ついて、外観による系統分類および植生状況調査を行う。調査箇所について は区が提供するデータ(※)をもとに精査を行い、区と協議のうえ決定する。 各調査箇所については写真を撮影すること。 ア 系統分類 外観より下記の系統に分類すること。 (斜面林/平地林/屋敷林/寺社林/その他) イ 植生状況調査 樹林の高さや階層構造、主な樹種等について調査すること。 ウ 写真撮影 樹林地の外観について異なる方向から2枚以上撮影すること。 さらに、隣接する農地があり、樹林地と一体となった景観を形成してい る場合は、その景観を別途撮影すること。その際に大きく異なる方向から 撮影が可能な場合は2枚以上撮影すること。 エ その他 (ア) 現地調査において、今後の調査で参考になり得る情報(敷地の所有 者情報等)については、記録すること。 (イ) 上記項目について外観のみでは把握が困難な場合は、対応について 区と協議すること。 ※ 練馬区みどりの実態調査(平成 23 年度実施)まとまりのある樹木地(shape 形式) (2) 権利者調査 本業務における樹林地外観調査の結果および平成 26 年度に実施した樹林地 基礎調査の結果をもとに抽出した樹林地(100 か所)の所有者の調査(公図取り 寄せ、地番特定、登記簿申請)を行い、一覧にまとめること。 (3) 意向調査 権利者調査を行った樹林地 100 か所の所有者を対象として、アンケートと ヒアリング(想定:10 件程度)により意向調査を行う。アンケートの作成、 郵送、回収、ヒアリング、結果の取りまとめを行うこと。 (4) 樹木健全度調査 本業務における樹林地外観調査の結果および平成 26 年度に実施した樹林 地基礎調査の結果をもとに抽出した樹木(300 本)について樹木健全度の調査 を行う。調査は別紙「外観診断カルテ」および「精密診断カルテ」の調査項 目に基づき行うこと。手順については、平成 26 年度街路樹診断マニュアル(東 京都建設局公園緑地部)を準用すること。また、調査は一般財団法人日本緑 化センターが認定する樹木医の資格を持つ者が行うこと。 (5) 樹林地の評価 樹林地の公有地化や樹林地への保全制度の適用を進めていくことを目的と して樹林地の評価を行う。大きさや植生のみによらず、社会的価値や立地な ど多面的に評価するための手法について外部委員を含む委員会方式(以下「検 討委員会」)で行う。検討にあたり技術的助言や資料の作成等を行うこと。評 価は区内の面積 300 ㎡以上の樹林地(最大 3,200 か所)(※)について行うこと。 ※ 平成 26 年度に調査した樹林地(最大 700 か所)を含む。 (6) みどりの評価手法検討 緑被率のみによらず練馬区のみどりを質の観点からも評価するための手法 を検討委員会にて検討する。検討にあたり技術的助言や資料の作成等を行う こと。新たな評価手法については平成 28 年度に実施予定の「(仮)練馬区みど りの実態調査(その 2)」の調査項目に反映させる。 (7) 運営支援 評価手法等の検討を行う検討委員会、庁内検討組織の運営支援(会議資料 作成、会議録作成、技術的助言)を行うこと。 ア イ 検討委員会 委員数:5 名程度 庁内検討組織 委員数:5 名程度 開催数:5 回程度(うち 1 回現場視察) 開催数:7 回程度 5 成果品 (1) 樹林地分布図 縮尺 1/2,000 カラー A4 見開きまたは A3 1部 (2) 樹林地分布図 縮尺 1/10,000 カラー A0 (3) 樹木診断カルテ 「外観診断カルテ」と「精密診断カルテ」 をまとめたもの A4 2 部 (4) 調査報告書 A4 (5) 上記の電子データ CD または DVD に格納 カラー 2部 5部 2式 (1)については、「練馬区統合型地理情報システム」で利用可能なデータ 形式(Shape 形式)での提出も行うこと。 6 本業務に係るデータ、情報、資料等の取扱い (1) 秘密の保持 本業務において生じる成果品は発注者に帰属するもので、許可なく他に公 表・貸与してはならない。また、業務中に知り得た事項は、いかなる理由が あっても、他に公表してはならない。 (2) 個人情報の取扱い 個人情報の取扱いについては、別紙「個人情報の保護及び管理に関する特 記事項」を遵守すること。 7 業務体制 (1) 受託者は、本業務における代理人および主任技術者を定め、発注者に通知 書を提出するものとする。これらのものを変更した時も同様とする。 (2) 代理人は、契約の履行に際し、業務の管理および統括を行うほか、契約に 基づく受託者の一切の権限を行使することが出来る。 (3) 主任技術者は、契約図書に基づき、契約上の権限の行使または業務の履行 に関する技術上の管理をする者をいう。 (4) 代理人は、主任技術者を兼ねることができる。 8 提出書類等 (1) 受託者は、契約後速やかに以下の書類を提出しなければならない。 ア 委託着手届(工程表添付) イ 代理人および主任技術者通知書(経歴書添付) ウ 業務計画書 (2) 受託者は、業務完了後速やかに以下の書類を提出しなければならない。 ア 委託完了届(工程表添付) 9 紛争の回避 受託者は、業務の実施にあたり身分証明書を常時携帯し、関係人から請求が あれば速やかにこれを提示し、住民と摩擦や紛争を起こさぬよう十分に注意し なければならない。 10 関係法令および条例の遵守 受託者は、業務の実施にあたっては、関連する関係諸法規および条例等を遵 守しなければならない。 11 疑義 本仕様書に定めのない事項ならびに本仕様書に疑義が生じた場合は、協議に より定めることとする。 12 検査の実施および支払い (1) 検査の実施 契約約款に基づき、委託完了後に検査を実施する。 (2) 支払い 検査完了後、契約約款に基づき、受託者の請求により、一括して支払うも のとする。 13 納入場所 練馬区環境部みどり推進課 14 担当 練馬区環境部みどり推進課みどり計画係 坂部・稲田 〒176-8501 東京都練馬区豊玉北六丁目 12 番 1 号 電話 03(5984)1659 ファックス 03(5984)1227 電子メール [email protected]
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