会 議 結 果 報 告 書

会 議 結 果 報 告 書
平成26年11月21日
会議の名称
第5回志木市地域福計画策定作業部会
開催日時
平成26年11月21日(金)9時00分~11時30分
開催場所
志木市役所
5階
入札室
菱沼幹男部会長、竹前榮二副部会長
出席委員
天田眞委員、北澤恭子委員、増田三枝子委員、秋山美緒委員
欠席委員
原藤光委員、矢代弘子委員
議
事
(1)地域福祉計画の素案について
(2)地域福祉活動計画の素案について
(3)その他 今後のスケジュールについて
結
果
事
務 局
(計
7人)
(計
2人)
以下審議内容のとおり。
(傍聴者
福祉課
村上課長、塩盛主幹、飯田主任
(株)ジャパン
社協
0人)
長谷川
田中、志村
審議内容の記録(審議経過、結論等)
1開会
2部会長あいさつ
3議事
(1)地域福祉計画の素案について
(2)地域福祉活動計画の素案について
※事務局による説明(素案について説明)
委員)
第3章「計画の目指す方向性」から見ていく。20 ページの協同体制に地域住民、民
生員児童員、ボランティア、NPO とあるが、社会福祉法人、学校等も入れた方がよい。社
会福祉法人の地域貢献の義務化がされようとしている現状がある。
委員)学校は行政の施設であり、市民が集う場所でもある。しかし、学校を市民に開放するの
が難しい現状がある。以前は学校を地域に開いていく姿勢があったが、学校の維持・管理
に重きを置きすぎていると感じる。犯罪が少なくなったのは、学校が施錠されて、警備が
強化されるようになったからではないか。市民が学校を利用した活動ができず、本末転倒
1
な感じがある。学校と市民が協調できるように、学校と地域の接点の場を設けてほしい。
委員) 計画に「学校」という言葉が入っている意図の是非を伝えてほしい。地域の中で接点
を意図的につくらなければならず、福祉教育だけでなく学校教育の観点から進める必要が
ある。
委員) 地域住民には学校の生徒も含まれる。生徒自身が人助けする素地を作る上では教育は
重要である。
「支える」だけでなく「育てる」ことを考えてほしい。
委員)
「子育て」だけではなく「子育ち」という視点もある。また、20 ページの醸成とい
う言葉についてはわかりづらいということを良く聞くがいかがか。
委員) 醸成とは手間ひまかけて伝えていく、その場に行きたい空気を醸し出すという NPO で
よく使う言葉である。あえて志木市では浸透させるために使っていってもいいのではない
か。
委員) 聞く人は福祉に関わっている人が多いので、一般のかたにどうやって伝えるかが大事
である。
委員) 中学生が読んだ時に分かりづらいかもしれないが、以前、他の市町村でこの単語を別
の単語で置き換えようとしたが、うまい単語が見つからなかった。時間をかけて育む視点
で、計画の内容を伝える際などでしっかり意識していきたい。次に計画の体系について見
ていく。
委員) 22 ページの「7つの基本方針」は「7つの柱」で表現を合わせた方がよい。
委員) 社協の活動計画をみると、基本目標3の中でユニバーサルデザインについての事業が
ない。市の計画にあって、社協の計画にないものもある。地域福祉計画の中にユニバーサ
ルデザイン等、都市計画課が関わるところがあるが、社協の計画にはなく、連携が難しい
のではないか。
〈事務局〉 今回、ふれあい号の安全な運行のため車道の停止線位置を、都市計画課と連携し
てずらしたという事例がある。今後も協力体制を築いていく。
〈事務局(社協)
〉 他にも医療の充実などは社協独自で取り組むことは難しいところがある。
計画の各項目については市民、市、社協それぞれが重点的に動く所が異なる。該当事業が
ないものは市の計画の方に記載していただいているところもあり、それぞれが補完しあう
関係にある。
委員) 例えばユニバーサルデザインなどについては理解を深めるための取り組みなど入れる
ことができると思う。続いて第2部の施策の展開をみていく。
課題として、例えば、「近隣とのつながりがない」ということが上がっているが、解決の
アプローチとして、民生委員以外に対策は何かないか。
委員) 難しい問題である。町内会に加入していても付き合いがない場合も多い。特にアパー
トなどは管理会社との兼ね合いもある。また、若い人を誘い込むには子どもにアプローチ
するのがよい。子どもが喜ぶようなイベントを行うことで子どもを誘って親も参加させる
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イベントを行うと参加率がよい。子育て相談が一番効果があった。地域の近所どうしで話
合える場があるのが大事である。小さい子がいる家庭の方が加入率が低い印象がある。何
かやらされると思っている部分がある。
委員) 町内会の組織活動だけではなく福祉活動の活性化の支援もできないか。
委員) 35 ページに「元気の出るまちづくり活動報奨金の支給」があるが、現在、利用させ
てもらっている。市民にとっては複数の団体がタッグを組んで取り組むということにイメ
ージが乏しく、利用につながりづらい気がする。全部を町内会に任せてしまうと、負担が
大きいので、NPO やボランティアがもっと活動できるようになると思う。
委員) 事業があることが市民には伝わりづらいし、手続きが面倒など、ハードルが高いとこ
ろがある。また、町内会は1年で人が変わるし、補助金についてよく分からない人もいる
ため周知が難しい。
委員) 町内会の活動支援はボランティア・市民活動の支援の方に落とし込んだほうがよいか。
委員)
子ども会からのニーズを吸い上げることもできるか。また、「情報共有におけるあり
方の検討」の「関係機関との情報共有」について、民生委員児童委員と町内会の連携が難
しいところがある。個人情報等の壁がある。
委員) 地域ニーズの把握の取り組みについては「民生委員・児童委員」だけでなく、地域の
ニーズを把握するための市民アンケートの実施も加えたらよいと思う。
また、情報の共有については関係機関でなく、町内会や自治会等と専門職の共有を検討
するという書き方に替えたらどうか。ルール作りであれば他自治体の事例もある。
「町内
会」
「自治会」の使い分けはあるか。
〈事務局〉 マンションなどは自治会になるので、
「町内会・自治会」で併記させていただく。
委員) 市の主な取り組みについて「地域のニーズの把握・共有と地域活動の促進」とあるが、
「地域活動の促進」は取り組みに落ちていないので、削除した方がよいのではないか。
また、
「町内会活動の支援」は「つながりをつくる人材の育成」よりも、
「ボランティア・
市民活動支援」に入るべき取り組みであり、逆に「まちづくり推進バンク」については
「ボランティア・市民活動支援」でなく、
「つながりをつくる人材の育成」のに入るのが
よいか。
また、「2.地域活動への参加の促進」で市の主な取り組みとして、「要援護高齢者支援
ネットワーク会議」と「非行・薬物乱用防止キャンペーン」についてはここに分類され
ないのではないか。
〈事務局(社協)
〉
今までの体系できているので、再掲が多く分かりづらいところがある。
体系の項目の趣旨の内容が整合していない部分もある。
委員) 仕組みづくりと参加の促進は別の柱立てで整理していただいたほうがよいと思う。
〈事務局(社協)
〉
項目が重なりすぎている部分が多い。そのため、柱の整理を改めてさせ
ていただきたい。基本目標は変えずにその下のレベルの項目を整理させていただきたいと
3
思う。
委員) 次に「3.支え合える環境づくり」を見ていく。
委員) 「
(1)交流拠点の整備」に記載されている「若者」とはどれくらいの年齢を想定し
ているか。20~30 歳の世代へのアプローチが弱く、いきいきサロン等は彼らが気軽にあ
つまる場に該当しないのではと思う。通勤しているかたが、夜に気軽に集まれる場が少な
いと感じる。
委員) 遊学館や公民館についても、今の若者は使わない。高齢者がほとんどである。
委員) 若者にどんな支援ができるか書ける範囲で検討してほしい。
委員) 若者は現在、インターネットで繋がりをつくることが常識になってしまっており、特
定の場所に集うことが少なくなっているではないか。
委員) インターネットの繋がることも、情報が共有できるので否定しないが、インターネッ
ト繋がりから外れた人が集まる場も必要であり、顔をつけ合すことも非常に重要である。
インターネットの繋がりだけでは危険なところもある。
委員) 志木市として市の取り組みとしては適切なものがないのであれば削除してはどうか。
委員) 秋ヶ瀬スポーツセンターは若者が利用するのではないか。
委員) 例えば、野球をするのなら、野球場の予約、センターの予約等手続きが多く若者は面
倒くさがる節がある。今の若者は面と面を向き合わせるのが苦手な傾向があると思う。
〈事務局〉 以前は公民館で青年団の活動を行なっていたが、現在は市の取り組みから手が離
れている。活動の担い手の不足なども見られる。
〈事務局(社協)
〉 公民館も有料化されてしまい、子どもが使いづらくなってしまっている。
〈事務局〉申し訳ないが、現在若者に対しての具体的な施策が打てないので、「若者」の文言
を削除させていただき、子育て世帯や世代交流を重点的に行っていくことを謳わせていた
だく。
委員) 若者が集える場を「検討します」という表現がいいのではないか。
委員) 他市に比べ、志木市は自治会ごとの祭などが多い。祭であれば、若者が制約なしに自
由に動けると思う。祭を通して地域の支え合いが芽生えるとよいと思う。
委員) 意外に集まるところもある。
委員) 若者も待っているところもあると思う。祭を通して地域を好きになってもらいたい。
委員) 祭りは縦の関係が有り、新規の住民が入りづらい現状がある。日常的にスポーツ活動
やレクリエーションをしながら参加を促していければいいと思う。小さな活動を積み重ね
によって新しい人も志木市を好きになってもらえるのではないか。
委員) きっかけづくりが大事である。
続いて「4.福祉の風土づくり」はいかがか。
「学校における福祉教育の推進」では学習
とあわせて交流することが大事である。
「学校における福祉教育の推進」では市の取り組
みが「各教科領域での実践」しかないが、
「公民館における社会教育」を加えてはどうか。
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また、目に見えない障がい者理解(知的、精神的)についても言及してもらいたい。
委員) 障がいについて理解していないと、不審者として捉えてしまうことになる。心のバリ
アフリーを学校教育に求めたい。
委員) 生きづらさを理解することが重要になる。
〈事務局(社協)
〉
直接目でわからない部分をどう理解してもらうかが難しく、これからの
課題になると思う。
委員) 同世代の障がいのある人を理解することが重要である。交流だけでも学習だけでもな
いところである。例えば、特別支援学級があるから理解が深まるのではなく、特別支援学
級で何をやっているかを理解することが重要である。
委員) 以前に比べて特別支援学級との交流が多くなったとは感じる。学校によっては大きい
行事、クラブ活動に障がいを持つ子どもが参加していると聞いているが、上手く関われて
いると聞いている。障がい者への思いやりも持つようになったのではないか。
委員) 障がいを持つ人を受け止めがたい人もいるし、その事実も受け止めなければならない。
〈事務局(社協)
〉
交流についてはまずは学校の先生に理解して欲しいところである。昔に
比べて理解も深まってきたところではある。
委員) 障がいのある人と交流することが非日常になっているところもあり、それを日常的な
ものとするためにどうしたらよいかが大事である。
委員) 学校だけでなく、地域でどうするかを考える必要がある。
時間が押しており、今日ですべて終わらせることが難しそうであるが、会議をもう一度開
開催することは可能か。
〈事務局〉 12 月1日で調整させていただく。
(3)その他、今後のスケジュールについて
※事務局による説明(今後のスケジュールについて説明)
委員)
次回、12 月1日にもう一度、会議を設けることでいかがか。また、最後の策定部会
の日程は平成 27 年1月 29 日でどうか。
〈事務局〉 それでは 12 月1日にもう一度会議として検討の場を設け、最後の策定部会の日
程は平成 27 年1月 29 日とさせていただく。また、今回、市内の福祉活動事例を持参して
きた委員は提出いただき、計画の中にその内容を反映していきたい。
4閉会
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