北海道新幹線の「冬期性能検証」について 平成27年2月12日 北海道旅客鉄道株式会社 弊社では現在、鉄 道・運輸機 構のご 協力をいただきながら、総合監査・検査に引き続 き、 1 月 30 日から 3 月 1 日まで の予定で、H5 系新幹線車両を使用した冬期の走行試験を、「冬 期性能検証」 の一 環として、 新函館 北斗∼木古内∼奥津軽いまべつ間で実施していま す。 北海道新幹線は、 東北 新幹線と比較して気温・積雪や雪質・青函トンネル内外の温度差 や湿度差、と いう 環境面での 違いが あるため、北海道の冬期間の気象条件の下で新幹 線車 両や地上設備 がそ の性能を発 揮でき ることを検証する「冬期性能検証」を開業までの 2冬 期に渡り実施 して まいります 。 「冬期性能検証」の主な確認項目 ○ブレーキ性能確認 最高 速 度か らブ レー キ を か け、低温 や降 雪時 の 環境 にお いて も、 滑走 制 御が 機能 する か、 ま た制 動距 離が 計画 通り か の確 認を 行う 。 ○車両着雪状況確認 降雪 、積雪 の環 境下 で 走 行 した 際、車両 の床 下 、特に 複雑 な 形状の 台 車付 近に どの よう に ど のく らい 着雪 する かを 確 認す る。ま たそ の 影 響に つい て把 握す る。 ○冬期対策地上設備確認 共用 走 行区 間の 三線 式 ポ イ ントに 設 置し た、 エ アジ ェッ ト式 ポイ ント 除 雪装 置や スノ ー シ ェル ター を始 め、北 海 道新 幹線 での 特徴 の あ る冬 期対 策設 備の 機能 を 確認 する 。 上記の 他、 架線からパ ンタグ ラフによる集電性能の確認、青函トンネル前後で の 車両機器箱内の結 露状 況の確認、低温下での地上設備や車両設備の動作状況の確 認、 などを行ってまい りま す。
© Copyright 2024 ExpyDoc