喝事事 - 国立国会図書館

ュ、ネスコ
はじめに
﹁世界の記憶﹂ プ ロ グ ラ ム ・ ア ン ケ ー ト 結 果 報 告
喝事事
が﹁文化遺産﹂リストに付け加えられた。
﹁世界温産﹂とは世界のかけがえの低 い配憶である。そ
れは入閣の陀憧でもあり、自然の 記憶でもある.私たちは
これらの危 機に胤聞 している世界の文化遺産と自然趨置を守
り、後世に接していか低ければいけ与い義務と責任がある。
またこれらのかけがえのない遺産会保存するために、最大
の努力と協力を進めていか江ければはらはい。
乙の文化遺産の保存に、図轡蛇も電躍な役割を担令てい
る。それは、﹁世界遺障条約﹂の第一条で、﹃文化過産﹂は
O 務付けられており、
妃意工作物 、建 造物鶴、遺跡に分けて 各
記念工作物は、﹁題築物、 紀企的愈畿を有する彫剖及び睦
画、考古学的伝性置の物件及び直造物、金石文、嗣穴住雇
並びにこれらの物件の組み合わせであ令て、歴史上、芸術
上又は学術上顕著伝普遍的価値を有するもの﹂と定義付け
られていることにある。これらの中で、図暫館、文曾日鮒均等
が所躍している﹁文曾遺産﹂は﹁考古学的は位置の物件﹂と
して位置付けられよう・
資料保存対策室
ーー 日本国内の図書館における資料保存活動 │ │
ニO世紀も終わりに近づきつつある今、﹁世界遺置﹂が
鰍い注目を浴び、同時にこれらの貴重江遺産を守ヲていこ
うという機置が世界的に高ま勺てきている。
ユネスコは、 一九七二年バリで開催された 章 一七回総会
において ﹁世界の文化遺産および自然遺産の保援に聞する
象的﹂を醒択した.これが﹁世界遺薩象的﹄と呼ばれてい
るものである.この条約の目的は、﹁世界の普遍的伝価値
を持つ遺産を保聾するために、その重要性を世界に呼びか
けるとともに、国際協力を推進すること ﹂であり 、 一九 九
七年三月現在で、 一四七か国がこの条約を締結している。
日本がこの条約を締結したのは 一九九二年で 、日本圏内で
は、すでに姫路城、法隆寺地域の仏教建造物 、古都京徳の
文化財、白川田 ・五箇山の合掌造り集落が﹁文化遺産﹂リ
ストに、白仰山地と匝久島が﹁白黒温産﹂リストに畳曲さ
れている・さらに最近では、広島の原崎市ド ーム、厳島伸社
m 弓ノ'"和⑥
2
・
国立閉会図・・R e
感命治
ユネスコでは、これらの文曾遭産を後世に残していくた
めに、﹁世界の記憶﹂プログラムに着手した。ここでは、
プログラムの活動の一端を紹介したい。
﹁世界遺産﹂ と ﹁世 界 由 記 憶 ﹂ プ ログラム
ユネスコは、日本が﹁世界遺産条約﹂を締結した 一九九 二
年、これらの世界遭産保謹活動の 一つとして﹁世界の記櫨﹂
プログラムに着手した。このプログラムの目的は、世界の
図曾館、文轡館むとが所有している貴重な買料、芭機に瀕
している﹁文轡遺産﹂を世界的規模で保存すること、これ
らの賢料の目揖をマイクロフィルム ・光ディスク等にメディ
ア変換し、その販 売益を文化温産の保存や修檀事業に還元
すると同時に、それりの質料の利用を共有化し、拡大する
ことによって多くの人々にアクセス可能む状況を作り出す
ことである。
プログラムの第 一段階として三荷額のリストの目封のデー
タベース化を図り維持 ・直面することが計画された。その
三種閣のリストとは、瞳憧不可能低状惣にある 周曾館置料
、﹁文書通産﹂を守るための現行の保存
や文曾(リスト I)
活動(リスト ロー 危 機 に 掴 し て い る 図 警 館 資 料 や 文 替 の
世界リスト(リストE) である。
ユネスコは、まず園陣図轡館連盟 (IFLA) と国際文
lCA) と協議し、それぞれが図轡館と文暫
害賠評謹会 (
館を対象としてリスト ーとリスト 日を準備することを取り
決めた。これらのリストの作成に必皇位情報を収集するた
めに、 IFLAおよびICAと共同で世界副模のアンケー
ト調査を実施することになった。これを畳けて当館は、 I
FLAの宜料保存コア ・プログラム (PAC) のアジア地
u
犠センタ ーとしての役割を担ぃ、このアンケート 調査に協
力した。
IFLAで 、
ハ 1グ王立図轡館で文献 による情報を基
縫とした研究を行うとともに、 IFLA-PACオセアニ
ア地域センター長、ジャンライヤル氏(オ ー ストラリア
国立図轡館保存部長)が作成した調査一票を包PAC地駿セ
ンターを過して配布した。この調査は図害聞で所有してい
る貴重な﹁文書遺産﹂質料の保存活動に関するむのである。
ICAでは、リストI E を作成するため、オランダの
ドルトレヒト市文曾専門官,ノヨアン ・パ ン ア ル パ ダ 氏 が
作成した調査車を各国の国立文轡艇に配布した。これは 一
九OO年から一九九四年までの九五年間に彼勺たさまざま
な原因による記揖賢料の彼害状担とその保存情置について
の拘置である。 ICAでは文瞥館、博物館を中心に調査を
実施し、日本国内においては、全国的俗文書館専門家団体
である全国歴史買料保存利用機関連絡協議会の織関全員が
調査対象に匂った.調査の実飽時期は、 IFLAより一年
老'円して行われ 二 九九五年 一月 に 調 査 語 を 尭 送 し 、 九 一
悶立m会劉.幅月紺
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機関から図書が寄せられfも見書による貰科被害および対
軍について ﹁
詰当はし﹂の回菩は六 二週、同らかのコメント
のある回菩は 二九過であった。この調査では、 ﹁一OO%
破題された資料が省架延長にして伺 m分めったか﹂という
ような数世紀入が主で、それ以外は自由 記 入であ勺た。調
査結果の置要は、小川千代子﹁二十世紀日本における文轡
遺産の彼害 1 ユネスコ /ICAn世界の記憶nプロジェク
トの圏内調査 l﹂(﹃図書館文書館の防車対置 ﹄ 雄総室
出臨刊 一九九六年第四章所収)を参閉されたい。
圏 内 自 図書 館 に お け る 調 査
当館は 一九九O年に IFLA・PACのアジア地緩セン
ターとはっている。 I FLA-PACオセアニア地峻セン
ター長から、リスト Eを作成するための調査票がそれぞ札
のPAC地犠センターに送付された。当館ではこの依頼を
畳けて、アジア地核センター研菅 一四か国の国立図書館 一
五時に、アンケー ト調査の図書への協力とその国の園内調
査のとりまとめを依頼した。その桔果、直接方セアニ 7地
駿センタに回菩を寄せたところもあったが、当館へは 二
か国(七館)から回答があり、オセアニア地域センタへ
追付した。また、日本国内においては、図響曲等三 O O機
関(日本圏内の図書館の中から、貧重と思われる質料、主
として古書、古文容 およびそれらのコレクション等を所有
している図容館専を﹃図書総 目晶(補訂版 一九八九年刊}﹄
と﹃古典摘総合目掛(一九九O年刊)﹄から抽出 ) ヘアン
ケート調査の 図書を依頼した。
一九九五年八月上旬にアンケート用紙を尭送し、九月点
目までに固菩を返送していただいた。その際、 I C Aの調
直とは追付先が極力量臨し伝いように留意した。 回苔をい
ただいたのは、部道府県立 ・指定都市立図轡館五三館、区
市町村立国轡館五九館、大学 ・短期大学園害賠六九館、そ
の他{調査研究図曹館、官公庁図曾館、宗教団体図轡館、
企量図曾館、惇物館図書館等。なお、当館の回菩もこの頃
に吉めたJ 一八館、 計一 九 九 館 で あ り 、 回 害 率 は 六 六 %
であった。
なお、以下の車計結果の分析とまとめは、小駒芳車、堀
捕時敬祐が行った。
川 アンケート 事項と 調査結 果概要
調査項目は以下のAからFまでのカテゴリーに分かれて
いる。
A 調査対象館の全体的状況図書館名、図書館の種朗、
駿員構成等
および関連畳料と非図轡質料ごとに)
B 所麗質料についての全般的状況全麗曹の祖国(図書
持する必畢のあるコレクション等についての政軍およ
C 固としての貴重な百科国の文化財として記揖し、雄
",.ノ1仰,~
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国立副会悶・..繍
ぴ所磁状況、量も貴重むコレクションの
名祢とそれに対する措置
料の冊存晶動、悼復措置(製本、保存箱、
D 保存措置と政盟国内的に此置は畳
メディア藍換、施置、予防備置 、物理的
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保管条件等}
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E 保 存 研 修 と 職 員 修 直 家 ・保存世補
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者等スタッフの有無、保存修富 ・保存住
術のための研睦コス、保存意識向上の
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剛思位館
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ための研修コスの有悟
F 国際協力﹁世界の記憶﹂プログラ
ムへの認識、書加の可能性
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問所車資料、貴重な貰料の綴喜(股間
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B、Cから)
図1 ・図2は、対象館の所葺賢料につ
いて、図轡質料に閲しては曹架の良さで、
位
非図書賢料に聞しては点数で調査したも
のである。図3 ・図4はそのアンケ i ト
結果をもとに全密集の長さ、全面磁点数
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を推計したものである。
形態別に所融賢料の全般的状況を見る
と、図容と連次刊行物の所蔵が最も多く、
空
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所蔵資料点数(非図書資料〉
1 .架の長さ(図書資料)
図
回 4 金回答館の所産点数 (非図書鎗)
新聞が改に続く。貴重な賢科というと連
想しがち伝文害・写本類以それほど多︿
所躍してい低い(図1 ・3 1
また、非図書置料の所蔵を種顕別に見
てみると、マイクロフィルムやマイクロ
フ 4 ツシ品等のマイクロ形態質料を所蔵
している館が巌も多く、次に、電子メディ
ア貰料、 -枚物(地図、ポスター、図画
等}、揖音質料と続く。写真画、臨画、
映画フィルム等はあまり多く所画してい
ない(図 2 ・41
貴重江百科の所蔵状況に聞しては、貴
重な賢料金体のゆで、各轟形態ごとに占
める割合を 二五%刺みの五段階の選択肢
で聞いている。文書 ・
写本頬だけで貴重
な百科が構成されている館が 一番多く 一
九館、図書 一 O O%が 一回館、連改刊行
物、新聞、電子メディア質料、揖昔賢料
を 一 O O%とする館は無かった。電子メ
ディア資料、晶音質料、写真画等の貴重
な質料は非常に少伝く、貴重な畳料のほ
とんどが図曹、文書・写本類であると考
えられる(図5 1
国 5 貴重資料の各形態別所産技況
その他
マイク固
彩感
録音資料
写前民
矧
行雪てい広い
q矧
行写 ている
そ
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他
他
都温附県立
図書幅
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市町村立図
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図 8 貴重な資料の電子化
回 7 斬聞のマ イク 0化
図 6 劣化資料のマイクロ化
物
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聞
行~
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術
刊遂
図
︿保存のための権設および世備﹀保存修直匝街室、ラミネ
ング機揖 (
、副本工崎、大量脱隊処理睦段、緩高施
珪3)
般、マイクロ化施股の有帽を聞いている・こうした施設 ・
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曾怨滑鍋 ・収滋賀料の状況調査は五O %強、害虫占、検は五
O%弱が行勺ている。史容に対する勧軍備 ・対応計画を行勺
ている館は 三 三 %、環境モニタリ ング弘二四%と若干下回
る.予防併置として、床清摘はよ 円われ、 E削減滑描 ・誼
︿保存修祖措置﹀少量脱 殴処理、大量脱厳処理、ペーパー
スプリッティング 、すきぱめ 、 ラミネ 1 ション、保存(紙)
による措置方法の有無を聞いているが、ほとんどが緩と回
害しており、保存(抵)による措置方法で 二七館が有と回
答している他は 一桁台である@
︿
保存予防俗世 V床諸問は全体の七 二%の館が行っており、
盟 ・設備については、有と回答した館 一桁台である.
大量脱脂施設について俗、有と回害した館は無︿、外節
に製本工場、宙局殊施設を持勺ている館がそれぞれ 一 O
館と
八館であった。予算が+卦ではく、保存脇佐町、 E備の雄拘 ・
管理も大重であることがその理由のように思われる・
ω
投備をほとんどの館が備えておらず、保存睦由佳術室を 一
ト世備(
連 1てすきぱめ機(注2
)、ペーパースプリ ヲテ ィ
叩 保 存 活 動状 況 (
障問D、E F から}
①一保存情置と政軍
園内的に貴置は置料の保存活動、修祖措置についての説
問では、呂田明の保拝借置の有簡を聞いている.
七館、副本工場を 一五舵、蔵様施股を 三 O館、マイクロ化
飽般を 二八館が持うていると同害しただげで、その他の施
Z
メディア産換の推進は今後の置要な揖題であろ'
もあり、どの館もなか伝か進んでいUいことが盟える。各
館が協力し分担してマイクロ化を進めてい︿ことも古め、
(
図81
メディア蜜倹は、賢料保存において必要不可欠の措置で
あるが、予算上の問題や、民期的伝計画が必藍とはること
(政令指定都市立図害館を古む)が行勺ている方が多︿、
大学図書館が あま り行ってい伝いのが目に付く(図71
貴重UE料の電子化は、行っていはい館の方がかなり多い
円勺て
館が行勺ている方が多︿、市町村立図轡館はあまりい低い(図61 新聞のマイクロ化は榔道府県立図曾館
で、繊細本の修世を行勺ているのは全体の五 O%である.
︿メディア藍像情阻 V書化 貰料・新聞のマイクロ化は、行っ
ている館の方が少抱く、行令てい怠い館の約半放である。
館種別に見ると、劣化宜料のマイクロ化は、その他の図・育
︿
各館何百科の保存情EV維臨 ・新聞の合冊割本、副本修也
は、行勺ている館が行ってい拡い館より若干多い.維誌 ・
新聞の保停桁悼用は、行勺ている館がほ慢鴻に少芯︿七%位
.
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.
・
国立園臨悶
7-
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.
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.すき l
まめ樋
A ペーパースプリッティング
連1 ラ ミ ネ 1 ト ︿ラミネシ Eン)平面的俗資料の画像面
に特孫で透明信保護フィルふを付者させる方法。通常その行
程に、片面に葱明で付審性の皮覆物を有するある種のアセテ
a、
F ビニール等のフィルムを必要とする・
注2 すきばめハリーフキャスティング)虫相似のらる本紙に、
水に樗返させた抵の厳維を挺して糞空ポンプあるいは水圧釜
によって下方へ引き、欠鋼部にのみ紙の鎌雄を充楓させる方
法︽写翼よ
途3 ペーパースプリァティング盛恨のゅの湿度を利朗して本
紙を 二膚に剥さ、中聞に諸悔い初級そ銚んで元に戻す方法︽写
・
E4
-官占倹等身近なことU比鮫柏町行われているが、民害対置、
保存環嶋盤備簿大き江枠組みの中での取り組みは後回しに
貧重信賢料の物理的保育条件︹曹庫条件)に関しては、
芯ラているのが現状である.
%清掃済みと自害した館が八六館、安全信曹庫区域
λHU
であると回答した館が八 二館あ勺た・これは全体の約四O
%に当たる. 開館中作動する 空調設備のある轡雌区織に貴
重曾の全てが置かれている館は七回館で、逆に全︿置かれ
ていはい蛇も五八開あ今た。 二四時間中作動する空調設備
のある轡雌区犠に全て置いておる館は 三三館と少わゆく、全
O 七館にものぼる@この
然置いていないと回答した館は 一
結果から、世軍曹を二四時間空調設備が作動している環境
に保管している館は少江いことがわかる・
︿保存全般にかかわる保存政置・ 計画 ・措 置 V白文化され
た保存政策が隅いと回菩した館が 一六七眠、成文化された
保存計画が無いと回菩した館は 一六五館、正文化された肪
毘封置については一二四酷が無いと回答した.資料の状聾
に ついての調査 を 行 っているかといヲ置聞では、 一一回蛇
が行勺てい低いと回答している・逆に直文化された防虫対
面がある館は四七館、貴重な質料を所蔵するにあたラて紐
造物の適合性がある館俗五八館、置軒の杭躍についての調
.
n句/,符予⑥
8-
国立盟会図 ・・・月旬
,
査を行っている館は四九館あり、これらの図響館は賢料保
た保存協力を行いつつ、国全体の保存政置を機能的に、よ
置定し、 それぞれの図容館がこの国の計画と整合性を持っ
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他 』こでの明信
その他
3 「世界の記憶Jプログラ
ムへの関心
.鱒
例鎗
"飽
,
.
遺産﹂を守勺ていくことが肝要であろう。
も多くの悶曾館が参加して、世界の失われつつある﹁世界
提供するとともに、活動への書加の盟百女性を訴え、 一位で
館は九四館ある。今後は、このプログラムに関する情報を
く、薗極的にこれらの活動に診加していきたいという図世
は表3 のとおりである。このプログラムに対する関心は高
﹁
世界の 記世﹂プロ グラムへの認識に関す る投開で 、回菩
③国際凶力
聾成のための研修コスの充実が里まれる。
図書館もほんのわずかで 、図害賠界において、保存世荷者
げられた。また 、修哩スタッフ、保存技師スタッフがいる
る研修会、文化庁主催の研修会、公文容館の研修生等があ
あった。保存意識向上のための研修では 、当館が行ってい
史料館の研修、図書館司 書 コ ス 、県立文書館の研修等で
て畳けた研躍としてあげられたのは、国立公文暫館、国立
門家を餐成する研修を行っている図曾館は少む︿、他館に
集計桔果を表 1・2にまとめた。これを見ると保存の専
②保存研磨と職員
り活性化させて いくことが必書であろう。
存に細心の芭意を払っていることがうかがえる。
官 臨 ま た は同 レ < . 直 人 " 陣
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これらのアンケート桔架から 、保存措置を総合的に判断
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すると、今後函 が指導力を尭揮して園内全体白眼存計画 を
表 1 修復 スタッフ・保存筏街スタッフの麗周状況
おわ り に
﹁文曹遺産﹂保理活動の第 一歩であるユネスコ﹁世界の
記憧﹂プログラム第 一回国眼全壊が、 一九九六年六 月 ノル
ウエで六五か国が書加して開催された。この会謹では 、
過去から未来へ世界遺産を繋いでいくために﹁情界の 記憧﹂
プロジェクトへの理解と協力の聾摘があり、次の事項が確
認されたことが、 一九九六年八月北京で開催されたIFL
A大金で報告された(本誌回二九号﹁第六 二回国際図轡館
連盟大企 ・第二 三回国立図轡館亘会議に出席して﹂書照)。
①各国が﹁世界の 記憧﹂聾且会を設置し、国レベル 、地
峻レベル、世界レベルで﹁記憧﹂ を区別し同録化すること。
②﹁記憧﹂の保存とアクセスを保証すること.③支置すべ
き三八のプロジェクトを還出し、その中で七つの パイロッ
トプロジェクト(プラハ国立図書館のマユュスクリプトお
よび歴史的伝コレクションのデジ タ ル化プログラム、ロシ
ラズピル
アと近隣諸国の歴史を描いたマニ品スクリプト n
年代記“のデジタル化プロジェクト、ブルガリアのマニュ
セイントゾフイ
スクリプトのデジタル化を 計画している w
ァ u プログ三クト等)が進行中であること。④デクタル化
の茸倫中の作成と、喪失してしまった﹁記憧﹂のリストを作
成したこと.⑤各形態別に保存のガイドラインを単倫中で
あること。⑥ 一保存プロジェクトの国際調査の桔裂を近々刊
行すること。
文化遺産・自然遺産 ・戦争遺産︿且の遺産)等、後世に
引き継いでいかなければはらない遺産はいろいろある。
﹁世界の 記憶﹂プログラムの 7 ン ケ ト 調査を車 計 してみ
て感じることは、それぞれの犠面で、それぞれの分野に機
わっている人々が 、 ユネスコの権進しているさまざま包括
動に参加し、協力の如をひろげていくことで、全地嫁のと
こにいて色、同らかの担助をさしのべることができるので
ははいかということである。
文化遺産を守るために、世界中の 図轡館 ・文曹館・憎物
館 ・美術館の人々と情報提信、情報交換を行い 、国際協力
を行勺ていくことが、今伺よりも求められているのでをのる。
︿参考文献﹀
a
E
匝貰﹄一九九六年度
﹃国際連合 、 ユネスコ、世界
臨 伊 厳 正 務 編 著 国際教育センター幅 一九九六
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一九九 一
1 一九九四
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一
ニO年原則とICAl﹄ 小川千
代 子 著 者 図 書 院 一九九六
四 号ノ四 7⑥
-1
0
・
国立E金m M月館