(別紙 1)

(別紙 1)
「環境確保条例における子供の声等に関する規制の見直しについ
て」に関して寄せられた御意見(概要)
No
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御意見(概要)
遊びを通じて適切な声の大きさを学んでいく過程において遊び声などの子
供らしい状態を抑制するのは望ましくない。
子供にとって声を出して活動することは、心身の発達に大切である。
近隣住民の反対により園の建設が滞った事例あり。日本の未来を支える子供
たちが、心身共に健やかに成長できるように、一日も早く、都条例の見直し
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を切に望む。
歌を歌ったり、楽器を使用する事が条例により「騒音」であると定義され、
子供たちの健全な育成が制限される事は、幼稚園教育要領の内容が制限され
ることである。
保育所や公園などは、子供が一番のびのびとできる唯一の安全地帯。その場
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所に規制をかけること自体反対。特に声を出すことは、人として一番大切な
コミュニケーションの手段である。
乳幼児期における子供の声に規制基準値を適用し、子供の遊びを抑制するの
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は望ましくない。都案に賛成。
心身の発達はもちろん、今、最も必要と言われているコミュニケーション能
力の低下に拍車をかけることになる。
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大いに賛成。
子供が大きな声を出して遊ぶこと、大きな声で泣くことは子供の権利。
近隣に対する配慮のため園児がぬき足さし足で歩いていく姿をみた。幼児ら
しく楽しく歩く姿にもどしてあげたい。この条例の見直しを決めてほしい。
子供の声は騒音に含めるべきではないと思う。発達に影響すると思う。
規制基準の適用除外に賛成。
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子供の声を騒音として扱うのがそもそも間違っている。規制の枠をかぶせ乳
幼児の健全な成長を妨げてはならない。
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小さい子がいて、保育園や、幼稚園にかよわせているのでうれしい。
これでのびのびと、子供が表現活動できると思う。
子供が育つ中では、子供の遊び等は必要なことなので規制はいかがなものか
と考える。子供の声に対し、数値規制をしないで欲しい。
子供が大きな声を出して遊ぶのは当たり前で成長過程においてもとても大
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事なこと。
地域の人とコミュニケーションを取ったり、近隣への配慮も気をつけていき
たい。
元気に戸外で遊ぶ中で様々なことを経験し、学んでいく。そこで学んだこと
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が将来のためになり、社会にも貢献していくはず。
戸外で元気よく遊んでいても、誰も悪いことは言わなかった。
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今般の見直しは、社会共通の利益である子供の健全な成長に資するものであ
り、適切な対応である。
子供が健全に成長する上で、楽しく身体を動かし、声を出せる環境を確保す
ることは不可欠であり、一律の数値規制になじまないとの判断は適切であ
る。
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受忍限度を超えているか否かにより判断することは適切。判断にあたって
は、公正・公平かつ慎重な基準に基づいて判断されたい。音が発生する曜日・
時間帯、及び、近隣住民等の音が聞こえる者にとって、近隣住民等自ら窓を
閉めるなどの対応により、自らに届く音を低減することがどの程度容易かと
いった点も、考慮の対象とされたい。
行政処分・行政指導等を行う場合は、事実関係等について十分な調査を行っ
た上で判断されたい。
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子供の自己表現は泣くことであり、笑う事であり、怒る事であり、話す事で
ある。身体全身を使って表現する。
子供の声が聞こえる場所を限定してほしいと望む方がいるらしいことにシ
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ョックを受けた。
地域で子供の声をうるさく感じたことはない。
条例で子供の声が騒音とされていることに驚き。規制を外すことに賛成。
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子供たちがのびのび育つ環境を確保すること、子育てを応援する環境整備こ
そが子供と子育て世代への応援になる。大人側、社会の意識を変えるべき。
そもそも子供の声を騒音として扱うのはおかしい。
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子供は社会全体で保護し、育てるものであり、隣の保育園から声が聞こえる
とうるさくて耐えられないというのはおかしい。
保育園、幼稚園等で子供の声がする時間帯は限られており、日中に近隣住民
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の静養・安眠の妨げにはなり難い。一方で、将来に向け子供達の健全な成長
は社会の基礎である。
子供は社会を映す鏡であり、大人の生き方の影響を多大に受ける。規制する
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のではなく、受容し、子供が落ち着く環境を作ってほしい。
乳幼児期が人間の土台を作るものであることを認識し、伸びようとする力を
援助する育て方をするべき。
子供の声が騒音となると、ますます子育てがしにくい環境となる。実際、今
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もかなりの保育園不足で非常に子育てのしにくさを感じている。「子供の声
が騒音」というのは、除外すべき。
もっともなこと、当たり前のことが書かれている。
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声など子供自身が調整できない。また子供の声を「騒音」ととらえられて保
育をする保育士は良い保育ができない。
- 2 -
見直しに賛成。特に、苦情により、保育所の設置が妨げられることは論外。
条例見直しに期待。
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今の条例では、子供の声を騒音とみなされてしまい、子供を産み育てること
自体が申し訳なくなる。本条例の見直しにより、子育てをしやすく、様々な
立場の都民が子供を受容できる街になることを願う。
児童福祉法でも「すべての国民は児童が心身ともに健やかに育成されるよう
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努めなければならない」と規定されているように、何の心配もなく子供達が
成長出来る環境を作って欲しい。
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自身も昔子供だった頃のびのび育ったことを思い出して子供の声に励まさ
れる明るい未来を造っていくことが必要だと思う。
保育園の園庭での遊び声を迷惑に感じる人はいる。しかし優先すべきは子供
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たちの育つ環境。近隣への配慮は必要だが、子供の権利を一番に考えてほし
いと思う。
声まで規制されると子供達は戸外へ出られなくなってしまう。10 年前の子
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供と比べると運動能力がとても低くなってしまっているのは、のびのびと戸
外で遊べないことが原因の1つだと思う。数値規制について見直しをお願い
する。
子供時代から本来の生きる力を培う必要があり、それには静かに室内で過ご
すだけでは身につくべきことも身につかない。室内戸外両方で体験を積み試
行錯誤する時が必要。
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元気にがんばる子供達の声は私自身にもがんばろうと思う意欲を持たせて
くれる。
地域と積極的に関わることでそこから聞こえてくる音は雑音ではなく、親し
みの声に聞こえてくるから。
「子供及び子供と共にいる保育者が発する音については、規制基準は適用し
ないこととする。
」ことに賛成。
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条例で一律に規制することは有害でさえあると考える。子供の声に悩む人と
保育者の間で双方の意見調整ができるよう行政や専門家の働き掛けを期待
している。
〔見直しの基本的考え方〕に賛同。
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そもそも子供達の声は騒音ではないと思うが、現今の風潮では環境確保条
例の趣旨への配慮もせざるを得まい。先ず手始めに数値基準の対象から外し
それぞれの地域の事情を踏まえながらの話し合い解決とするのが至当。
保育園等からの声に、規制基準が適用されないのは大変有難い。電車等の公
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共の場ではなければ、思い切り遊ばせてあげたい。
同時に、行き過ぎた奇声等は、同伴者の判断により節度ある行動を取るべき。
- 3 -
子供や児童施設の教育・保育活動によって生じる音響を騒音対象としないこ
とについて、原則賛成。保護者と施設側、そして自治体が一体となって地域
住民と融和をはかる必要があることを併記すべきと考える。
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児童の発達段階において、人間の自然な活動を排除してしまうことは、子供
の健やかな成長と周囲の協力の理念と相反するもの。子供を社会が排除する
とも取られかねない現状の騒音対象化は、速やかに除外されるべきと考え
る。
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子供と、共にいる保育者が発する音については、規制基準を適用しないこと
とするに賛成。
条例改正は是非実現してほしい。また、園庭や屋上の利用時間を制限する取
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り決めは、無効にしてほしい。
子供の声や楽器の音は機械騒音とは異なる。
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規制を見直すという意見に賛成。
「子供の声=騒音」を外すことが適当だと思うので。
都の方針に賛成。
子供の声と、機械などの音を同一視することはとんでもないこと。
子供及び子供と共にいる保育者が発する音については、規制基準は適用しな
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いこととする。子供たちは健やかに育つ権利を持って生まれてくる。
子供の声、叱る親の声を騒音とするのは、大人のエゴであり、子供が発する
全てのものは社会全体が知的判断を以て許すことが不可欠である。
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子供と、共にいる保育者が発する音については、規制基準を適用しないこと
とするに賛成。(No.33と異なる方の御意見です。)
「保育所等の子供の声を機械的に騒音と見なすのをやめる」に賛成。
私は保育園の運営に関与しているが、無条件に子供の声について苦情を言う
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なとは思わない。人によって、また場合によって配慮すべきことはある。ど
うしても相容れない場合は、子供を優先してあげたい。平行線になった時、
今の条例を根拠に譲れないケースになっている。
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騒音規制の改正に賛成。受忍を互いに心得ることで少子化対策に向けて今あ
る子供の成長に合わせる様 1 日も早く成立を願う。
受忍限度の環境の具体例を提示してほしい。
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厳しすぎる騒音値から子供の声を外すのは良いことで、ぜひ実現して頂きた
い。
受忍限度を超えているか否かの判断に関係者同士でなされた話し合いやコ
ミュニケーションの程度や内容をいれることに賛成。
関係者同士の話し合いの場がもたれることで、お互いの顔が認識され相互認
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識が深まり解決への糸口がつかめると思料する。このような場が当事者同士
の自主的な発意によってもたらされることが望ましいが、既に何十年も居住
している高齢者と引っ越してきた若い世代では、何らかの行政の仲立ちが必
要になると思われる。
- 4 -
保育園等適用除外とする場所においては、まずは子供の声を騒音と感じてい
る近隣住民と保育施設の管理者が互いの人権に配慮して積極的に話し合い、
譲歩しあって共存できるようにすべき。それでどうしても解決できなければ
受忍限度論による総合判断をし、適切な措置を取るべき。
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小規模なマンションの一部に設置された保育施設の子供の歓声、鳴き声、ピ
アノの伴奏による大声での合唱などは騒音以外の何物でもない。しかし、小
規模の個人経営の賃貸マンションでは、話し合いにより互いに譲歩して解決
する可能性も高い。まずは双方が共存できる方法を話し合いにより見つけて
いくことが重要である。
小学校の児童についても、運動会等のイベントや休み時間など、限定的な適
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用除外とするのが妥当。
近年、小学校は迷惑施設と考える向きもある。児童の健全育成、教育環境の
整備のためにも小学校も適用除外とすべき。
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「小学校就学前の子供」を、小学生年代も含むように変更する
小学生年代も、まだまだ成長発達途上にあるため。
子供の定義については「小学生以下」とするべき。未就児と小学生とが一緒
になって遊んでいる場合、どちらの音か区別しての規制は不可能。小学生に
対し社会に配慮した身の振る舞いを求めるのは教育の問題であり、法で規制
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すべきでないから。
条例案前文に「子供の声に関する苦情の解決においては、子供の健やかな成
長・育成という社会共通の利益に配慮し、解決するものとする。」旨の規定
を希望。行政が子供の健全な発育と騒音被害者の人権のいずれかに軸足を置
いて解決するかを明確にしておくため。
小学校生についても適用除外とするべきである。
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小学生で、集団や社会のルールを気にしなければならないのは、交通機関、
図書館などの場であり、遊び場である公園で抑制しなければならないのはお
かしい。
子供の定義を児童(6 年生以下)まで設定すべき。
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集団や社会のルールを守るのは授業中のことであり、休み時間や体育などの
時間は思い切り声を出して遊ぶことが、健全な成長に繋がる。また放課後の
公園などの遊びでも同様。
子供の声が騒音と認識され、保育所や幼稚園の建設を妨げる表現の条例は見
直すべき。
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入園待機児童解消へ向け行政機関が種々施策も講じている中、環境の観点か
ら、条例が、保育所、幼稚園の新・増設の障害になるのは矛盾している。条
例の見直し案は賛成。対象外年齢は小学 2 年生位まで引き上げられると良
い。
今回の規制基準の適用除外は大変喜ばしい。小学生でも同様の処置がなされ
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るべき。
子供は大きな声を出すもの。ゆとりある社会の実現に行政も進んで欲しい。
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適用除外とする子供の定義を、小学校就学前の子供と限定するべきではな
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い。
学習指導要領にそって行われる授業や、運動会、学童保育などで生じた子供
たちの声も騒音ではないと思う。
「小学校就学前の子供」としている枠を「学童保育クラブ終了までの子供」
へ拡大してほしい。
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住宅街にある学童では、部屋の窓に鉄板を打ち付けて防音し、放課後の長い
時間、子供が息をひそめて遊ばなければならないところもある。学童保育対
象年齢は保育園の延長線上にあります。同様に視野に入れてはどうか。
施設への目線が「子育て家庭」へと移行していくと、居宅においても子育て
家庭は迷惑世帯という不利益な状況におかれかねない。議論の前提として、
「子供は静かではない」という認識から考えていくべきであり、そこから議
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論のスタートとなると考える。
適用除外とする子供の定義においては少なくとも小学校低学年まですべき
であると考える。
保育所においては、小学校低学年児童を放課後受入している施設もあり、遊
びに夢中になって守れない姿もまた真の子供の姿である。
適応除外とする子供の年齢を設定しない。設定するならば、学童期12歳以
下に対象を広げるべき。
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子供の発達は、個人差があり、年齢で安易に区切られるものではない。発達
障害を持つ等の子供にも年齢による範囲を適応されるのではないかと危惧
する。学童期こそ、身体的な発育や運動能力の伸び、自由が保証されての自
己肯定感の育ちがのぞめる時期であり、行動の抑圧をすべきではない。
乳幼児期から小学校低学年(3 年生以下)までは特に遊びを通じて発達して
いく時期である。せめて「乳幼児期」を「乳幼児及び小学校低学年まで」と
してほしい。
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地域では異年齢で遊ぶことも多く、就学前の子供も小学生も混ざって遊んで
いる。公園やその他地域の遊び場では年齢で区切ることは難しい。このよう
な条例ができることで、遊びに於いても年齢ごとの集団が組織されていくの
ではないかと危惧する。
規制基準の適用除外となる子供の定義を、小学校までとするべき。
小学生は周囲の環境から善悪の判断ができ、ルールに沿った行動ができるも
のの、小学生についても幼児同様にのびのびと成育させる必要がある。
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子供の成育は長期的に社会および国の礎となることからも、子供がのびのび
と発育出来る環境を整えることは地域社会および国にとって非常に重要な
責務の一つである。子供の成長によって発生する声等は騒音としないことを
明示することは、子供を産み育てる世代に対する大きな支援となる。
- 6 -
規制基準の適用除外とする子供の年齢について小学校低学年(1~3 年生)
まで延長すべき。
小学校低学年になると、善悪についての理解や判断や集団や社会のルールを
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守る態度を学ぶのは必要であるが、大脳の発達は 9 歳頃まで急速であること
に鑑み規制は慎重にすべき。
適用除外とする場所の保育所・幼稚園・認定こども園とするとき、その園内
と園庭など屋外も含むことを明記すべし。
「小学校就学前も」ではなく小学校期すべてを「適用除外」とすべきである。
小学校期になると、スポーツで声を掛け合う場面もあり、合奏などもある。
保育所や公園の子供の声こそ大人、殊に高齢者のやすらぎとなっている。窓
外から子供の笑い声がひびいてくる。本当に心休まる。
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ある幼稚園では園庭で運動会ができず締め切った廊下でかけっこをしてい
ると新聞に書かれていた。驚くべき子供差別・虐待だと思う。
近隣の小学校・幼稚園などは、夏祭り、運動会近くになると「おさわがせし
ます」と挨拶状を周辺の住宅に配布してきた。本当によく配慮していると思
う。
子供が保育園・幼稚園でのびのびと遊べない、公園で笑い声をだせない、等
由々しい事態。子供の声が消えた街は本当にさびしい限り。これ以上、子供
が大事にされない、子育てをする親たちを支えることのない社会になること
を恐れている。
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子供たちは、自分の国の将来をつくり、その親たちは今我々の年金を支えて
いる。
「就学前」までではなく、小学校期すべてを「適用除外」とすべき。子供が
あふれる校庭で、危険を避けて声をかけあう、競技をする、などの声を規制
するなど、子供らしさを奪うものである。
「適用除外とする子供の定義は、おおむね小学校卒業までの子供とする」と
記述されるべき。
脳科学では、大脳辺縁系の発達は 10 歳くらいまでに完了すると言われてい
る。その土台があって、理性を司る前頭前野が発達する。そのため、小学校
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就学後も、情動の豊かな成長の象徴でもある子供の元気な声が許容されるこ
とが必要だ。
乳幼児など家の直近の、身近で貴重な公共空間としての「道路」も、特定の
条件はつけつつも「適用除外とする場所」として含まれるのが望ましい。
移動手段のない乳幼児の成長・育成およびコミュニティ醸成のためにも、道
路は必要な空間であるため。
- 7 -
小学校低学年のうち1年生(2年生も状況によって)は規制対象外とすべき
だと思う。
小学校低学年はルールを守る態度を身に付ける段階としるされているよう
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にいまだ身に付ける過渡期である。小学校に入学したことで一律規制対象に
することはかえって心身の発達に良くない影響を及ぼすのではなか。
イベント時の対応をあらかじめ地域での話し合い等で事前に理解しあうよ
うな仕組みづくりが必要だと思う。
「規制基準の適用除外とする子供の定義は、小学生まで入れるべき。
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小学校生にも乳幼児期と同様に、成長・発達していくためにはさまざまな体
験が必要である。
適用除外とする場所で、公園は利用者の年齢制限がないので小学生程度まで
の声を許容してほしい。
小学校低学年の子供が通常の遊びで発する程度の声でも苦情をあげる方も
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多い。様々な決まりごとの中で 18 歳までを児童=子供と扱っているので、
乳幼児だけでなく 18 歳まで範囲とすべき。
複数の人間が集まって運動や遊びをすれば出る最低限の声や音でも、騒音と
感じるのは公園の構造や隣接する建物の構造も関係ある。公園や近隣の建物
の構造を規制したほうがいい。
数値規制は、子供の育成に弊害をもたらすと考えられ、案に賛同。
工場の騒音などとは性質が違う。この見直しがなければ、子供の育ちに大き
な悪影響が出る。
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見直しの対象を未就学児だけでなく、子供全体(18 歳以下)にするべきと
考える。
小学生にとっても遊びは重要。また、中高生も部活動などで同様の問題が起
こる可能性はあり、全体に適用してほしいと思う。
「適用除外とする子供の年齢」を「乳幼児及び児童とする」とすべき。
小学校では学校のルールや成績の優劣で能力が判断される場合が多いが、遊
びの世界・場・環境で、子供本来の姿が発揮される。それに伴うダイナミッ
クな動きや声や音に対しては寛容であるべき。
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児童館、児童遊園、公園、プレイパーク等は一緒に利用しているから、年齢
によって規制基準の適用を除外するのは困難。
なぜ、子供の声が騒音とみなされるようになったか、社会の背景も明記すべ
き。少子高齢化社会によって、子供が減り、子供とふれあう機会が減ったこ
と、子供の存在・声が目立つことなどが、要因として考えられる。大人の責
任で、子供の成育環境は確保・守っていくべきだと痛感している。
適用年齢が就学前の子供だけか。異年齢の子供たちが結構遊びあう場面って
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多いと思う。年齢の適用をもう少し広げたほうがよい。
子供の声などを除外するという見識に共感。家でゲームやテレビにかじりつ
いている子供たちを生み出さないようにしたい。
- 8 -
[適用除外とする子供の年齢]にあたっては、どこかで年齢を区切って書き
示すことが、本規制の見直しに際して必要であることは理解できるが、子供
の発達は個人差が大きく、年齢だけで区切ることは、本規制見直しの趣旨・
配慮の必要性と背反する。
障害のある子供を含め、発達段階の過程にある子供への配慮を示す言葉を付
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け足し、社会に対し、子供の健やかな成長・育成へのより一層の理解を訴え
ていただきたいと思う。
遊び道具を追加し、子供の遊びの範疇をより具体的に示すことができるよう
にすべき。
子育てひろばを追加すべき。乳幼児に対する配慮の必要性を謳う本規制見直
しにあたっては、乳幼児の心身の発達を助ける場所の具体例をひとつでも書
き示すことが重要だと考える。
プレーパークなどでは、就学前の子供から高校生、大人までが集まって遊び、
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関わることも、子供たちの成長や、地域の発展のために、とても意味のある
ことだと考えている。就学前の子供に線引きすることは違和感があるし、実
際の現場の様子とは、ややかけ離れている。
拡声器や太鼓などの音響機器や楽器は、規制対象に残して頂きたい。
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園児の騒ぐ肉声は、自然現象の一部のざわめきにしか聞こえず全く苦になら
ないが、園長や保育士がマイクで話したり、園児を指導する声は、非常に耳
障り。
「演奏する楽器の音」と「音響機器等」は規制基準を適用すべき。
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音響機器設備を使った大音量の音楽に合わせた園児の踊り練習、太鼓や楽器
類を使った練習、保育者のマイクを使った大音量での指示などは、隣接した
住宅では受忍限度を超えるものである。
屋外で演奏する楽器の種類によって音圧の高いものがあることは事実。「楽
器」と一律にしないで、屋外使用の場合は個々の楽器を明文化すべき。
楽器では 75dB を境界で超えるものもある。受忍限度でいえば限度を超え
ているのは明らか。
音響機器は除外となっているが、音響機器は小さいものからプロ用まであ
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る。屋外で使用する場合は小型家庭用のラジカセ程度と明文化してもらいた
い。
「苦情の解決に資する制度となることを基本的な考え方として」とあるが、
考え方にとどまらず具体的な制度組織の設計を行って欲しい。窓口は、各特
別区及び各市で施設の所在地で実体実情を調査し対応ができる体制づくり
を条例施行までにお願いする。
- 9 -
子供の施設を迷惑施設のように考える社会的風潮は、子供の育ちを阻害し、
存在さえ否定することにつながり、少子化現象の一因。その意味で、見直し
を積極的に推進していただきたい。
今回の見直しで、子供の健やかな成長・育成に配慮するという社会通念が広
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がっていくとすれば、私共保育に携わる者にとっても大変心強く、何よりも
子供たちののびやかな生活と育ちのために、また子供を産み育てやすい環境
づくり、互いを尊重しあう街・社会の育成という意味がある。
規制基準の適用除外とする音の中に、保育所送迎時の親同士、親と保育者、
子供同士の挨拶の声を入れてください。挨拶は人間関係の基本であり、大人
同士がそれを交わすことは子供の育成のためにも大切なことである。
送迎時の車のエンジン音も規制基準を適用する事例として入れてもよいの
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ではないか。
今回の規制見直しは大賛成だが、送迎時の保護者の迷惑行為(車の違法駐車
など)に対しては厳しくしてもよいと思う。
児童館、児童遊園等の児童厚生施設のみではなく、児童養護施設や乳児院と
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いった児童福祉施設も含んでいただきたい。
児童館での勤務経験があり、現在児童養護施設で務めている身としては児童
養護施設や乳児院等の児童福祉施設の方が適用除外にするべきだと考える。
〔適用除外とする場所〕に「通学路」を追加すべき。
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登下校時における教師、同級生等との会話、挨拶は、心身の健全な育成に資
する。長時間継続発生しないため、学校近隣等に一定の配慮の上、適用除外
とすべき。
「道路」ならびに「車庫」は「遊びを通じて成長を図るために必要な場所」
で「無い」ことを明記されることを強く希望する。
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道路遊びによる騒音の原因者と被害者では、社会通念に関する考え方が乖離
していることが多く、話し合いをしても平行線をたどることが多くある。
騒音問題が発生するまで、道路遊びをする方は、「駄目と書いていない」な
らいくら騒いでも、問題ないと言い切る方がおられるので。
5 年以上前からある既存の施設、場所にのみ適用する事を入れる。静かな住
居専用地域に作るべきではない。
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昔からある施設、場所はあまり問題になっておらず、新しく施設を作ってい
る所に問題が発生している所が多いため。
静かな環境で生活してきた住民に、いままでなかった音による苦痛を我慢す
るよう押し付けることになる。
(住宅専用地域における新設の場所を除く)を加える
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既存の諸施設における規制基準の適用除外はやむをえないが、株式会社を含
む新規施設の建設などで、悪用のおそれがあることを防ぐことが必要であ
る。
- 10 -
見直しには絶対に反対。高音の奇声を発する幼児だからこそ大勢と成った時
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の音は耐え難い。
昔と異なり高層の建物が増えた今、声は壁を伝い反響する。人数次第で幼児
の声は反響しあう。
状況によっては騒音になるというだけでは、具体的でない。小規模な公園で
の人数制限などを盛り込んでほしい。
小さい公園に近くの幼稚園から親子含め40人以上集まって、騒然としてい
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ることが多々あり、うるさくて窓も開けられない。
必要な措置がどこまでとられるのか。看板や立札をたてたり、騒音の原因に
なっている団体(幼稚園等)に配慮を促すなど、具体的な措置を示ししてほ
しい。
子供の声と言っても、どのような状況で耳に入ってくるかが大きな問題。通
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りすがりの公園等から聞こえる声には、立ち去れば済むが、住居の隣であれ
ば一日中聞こえる、また、週末には、周辺中学校がテニス大会、野球大会の
会場となり、子供の声は騒音になる。
自宅の横に数十人、場合によって 100 人以上の幼児が集まり、何時間も大
声を張り上げ続ける毎日が、
「快適な生活を営める環境」と言えるだろうか。
想像すればそれがいかにつらいことか、容易におわかりいただけるはず。
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受忍限度を超えた被害を受けているかどうかで騒音か否かを総合的に判断
するとのことですが、その「判断」は誰がおこなうのか。
判断が恣意的なものにならないよう、第三者委員会のようなものを作り、公
平に調査、および仲介ができる体制を作るべき。
一部の場所でも規制基準の適応除外にするのは、他者の生活権を一方的に侵
害することになり兼ねず容認できない。
保護者は周りに迷惑をかけずに子供たちを遊ばせるべき。規制基準の適用除
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外になると、他人の迷惑を顧みない保護者が、さらに助長する。保育園にお
いても同じで、事業者は防音工事を徹底するなど当然のこと。
人の健康や生活環境に障害を及ぼす恐れのある程度を超えているか否かに
よって判断するという基準は、あまりに主観的であり実効性はない。
防音措置などの規制を強化し、公費で補助するなどの措置で対策すべき。
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「子供の声等に対する苦情が保育所等を新たに設置する際の妨げとなって
いる」のが事実なら、その妨げを除去する政策が必要。特定少数に我慢を強
いるのは著しく不正義。財産権の著しい毀損である。
適用除外とする場所は、先住権を考慮して施設から一定範囲の居住者全員の
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同意を得て決定すべき。
条例により騒音は出さないと判断して、子供関連の施設の近くに家を買うな
どした人がいるはず。夜勤者の不眠、病気の方の症状悪化はどうするのか。
- 11 -
夜間勤務従事者の立場から全面的な条例の見直し反対。
夜間勤務従事者も一生懸命に働き税金を納め、その税金で補助を受けて子育
てをなされている方々に我々の様な夜間勤務従事者の安眠は阻害され、不眠
によって健康を被害を受けているのが現状。
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[適用除外とする音の種類と場所]はその連続性から拡大解釈される危険性
がある。
隣人同士のコミュニケーションも乏しいと言う事実があるのに、行政側は調
査・考察のみで、後は住民同士の対話で解決では、騒音による陰惨なトラブ
ルを更に多発させる要因になりかねない。
条例による規制は事前介入として必須。
こども園や保育園の立地条件に関する条例が必要である。
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現在、周辺住民の生活環境の悪化を考慮せずに、補助金目的にこども園の建
設の計画が問題となっている。周辺住民の生活をおびやかさずに、健やかな
成長を育める土地に建設すべき。
1999 年 WHO「環境騒音ガイドライン」の考えを順守するべきであり、今
回の条例改正には反対です。
①いかなる場合にも,達成可能な限り低いレベルまで低減されるべき。対
策費用は,騒音を発生させる者に支払い責任がある。
②快適な睡眠のためには, 45dB(A)超は避けるべき。
③騒音による健康影響とは,生理的,心理的,社会的機能の障害のことを
いう。
89
事業主が誠実な対応を取らなくなる可能性が高くなると思うので反対。
事業主が全責任を取るのが当然。
子供を尊重すればこそ事業主は園児の為に環境整備し、きめ細かな保育を心
掛けなければならない。苦情の出ない事が経営上も成功につながる。
大声は「興奮状態」か「病的」な場合もあるので注意と管理が必要。4 歳は
ルールやマナーを学ぶことができる年齢。サウンド・エデュケーションを考
慮したスウェーデン・ストックホルムをモデルにする事をお勧めする。
「病気」まで行かなくても「不定愁訴」などの症状もあり、「診断書」がな
い状態もあり、被害レベルは様々。苦情主が不利になる事が予想される。
子供の声はやはり騒音の規制の範囲内にすべきである。
保育園、幼稚園、児童館等に対して、防音窓、防音壁、窓の開閉への規制等、
対策はいろいろ打てるので、それらの防音対策を十分取った施設について
90
は、周りの住民の同意を条件に、その施設だけ特別許可するとかすべきで、
一般的な規制緩和は弱者の立場にたっていない。
近隣の住民が迷惑を受けることは大問題である。土地の価値が下がるので、
これは財産権の侵害。
子供の声等に関する規制の見直し案には賛成できない。 子供の声等を数値
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規制から外すのならば、代わりの基準を作らないのはおかしい。
施設管理者に逃げ道を作り、苦情者側だけが不利になる。
- 12 -
「対象となる住民、法人等との協議を踏まえ、調整が図られた場合において
は、当該統制基準は適用しないこととする。」に修正すべき。
今回の見直しは、現状の「事前解決」に比較して、以下二つの問題点がある。
① 解決の順番が「事前解決」から「事後解決」の方向に変わっているだけ
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である。近隣住民との対立関係をかえってあおるだけの結果に終わって
しまう。
② 「子供の声等」だけを切り離して優劣をつけ、
「工場をはじめとする事業
活動、自動車等の走行、一般人の生活等」を劣ったものとすることは、
社会活動全体のバランスの中で公平さを欠く。
子供の声等に関する見直しに反対。
問題の本質は子供の声の如何にはない。
土地の過密化が、保育園の円満な経営ができる空地を求めにくくしている。
余裕のない立地条件がトラブルや苦情を生んでいる。密集地域の保育園は、
93
間違いなく周囲の環境を激変させる。老齢化地域では対応力が欠けて、心身
に与えるダメージも大きくなる。
保育園は地域に親しまれて暖かく見守られた環境が必要です。そのため近辺
住民の気持ちを考え、それに沿うことも大切。
人口減子供減のなかで保育園需要は急速に高まり、解決のためには、知恵を
出し合った柔軟な発想が必要。
基準を外してしまうことは、周辺で騒音被害を受ける側の人々に、一方的に
94
負担を増やすものであり過剰な受忍を強いるものであって不当だ。
当事者同士の話し合いなどでは、音の「原因者」側が強権や圧力をもって一
方的に押し通してしまうという事態が懸念される。
「子供の声は受忍すべき特別な音である」という誤解を与え,騒音被害者を
少数派として放置しかねない条例変更には反対。
「子供の声」に関して現条例で対応できている。
見直しが行なわれた場合,裁判等で争点にもなっている「受忍限度論」に依
拠した我が国で最初の騒音規制条例になり,環境行政に汚点を残すことにな
95
る。
「子供の健やかな成長・育成という社会共通の利益」という国全体を対象と
した一般論と,
「騒音被害者の快適な生活環境を追求する権利」という少数
の被害者に限定される事項,を比較した不適切な論理が述べられている。
「バランスを取る」としても、「成長・育成という利益」と「騒音被害者の
快適な生活環境を追求する権利」を比較すべき。
- 13 -
この条例を見直すことには強く反対。何人たりとも、自宅で平穏に過ごす権
利を脅かすことはできない。
現在の子供は所構わず奇声、大声をあげ、それを側にいる親が全く注意しな
い。その状態が家の前で、一生続くというのを考えて頂けたらと思う。
96
本当に社会で子供を皆に好きになってもらうには、小さい頃から社会性を身
につけさせるきちんとした教育、躾が必要。
本来ならば住宅街に保育所を作ること自体が間違っています。小さい子供達
を集団できちんと教育、躾けるためには、駅周辺、又は大きな公園内である
べき。
子供だからこそ、けじめをつけ、一つ一つ教育をして、人に迷惑をかけない
ようにすべき。
97
子供放置の親が増えしつけをますますしなくなり、ひいては近隣住民との対
立がひどくなることを考えているのか。
「のびのびと活動する」ということは、思い切り声を出して遊ばせることを
意味しない。子供に適度な声量で話し、歌うことを教えることは極めて重要
なことで、4歳になれば十分に理解が出来、実践できている。
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保育施設の経営者は経営や保育の専門教育をしっかりと受けてはいないし、
保育者は子供たち以上に嬌声をあげている。
施設の経営者や職員は、代替わり・転勤で職場としての施設を去っていくが、
隣接住民にとっては、一生の、末代までの問題であるから、おいそれと納得
はできない問題。
「環境確保条例における子供の声等に関する規制の見直し」に対して反対。
暮らせないという人々の意見を未来のためにという理由から抹消してもい
99
いのか 。
騒音が科学的に検討されていない。保育音研究を海外と比較している教授な
どの意見がない。
見直し案の内容は、著しくバランスを欠いている。子供の声に対する規制を
撤廃する代わりに、都民の健全な生活が損なわれてもかまわない、という内
容のため。
住宅地の中の小さな公園や、マンションに併設された小さな緑地までも、ひ
100
とくくりに「公園」と呼んで、規制解除の対象にするのは乱暴すぎる。
隣家の土地の資産価値も下がる。
保育所等を新たに設置する際の妨げになっているのは、本来保育所を建てる
べきではない狭い敷地に、騒音壁を建てるなどの対策もせず保育所を建てる
事業者、それを認可してきた東京都が悪い。子供を盾に保育所や東京都の責
任逃れをするのはやめていただきたい。
- 14 -
住宅密集地に立てないなど、立地を工夫したり、防音壁の設置などをするこ
とで子供の健全な育成は阻害されない。防音対策は、カラオケ屋さんやピア
ノ教室が現実にやっていることでもあり技術的に可能、子供の健全な育成を
阻害するわけではない。
他業界が努力して達成している基準を保育業界に限ってこれを免除すると
101
いう理由も無い。
騒音レベルという客観的指標を用いないでどうやって受忍限度をはかるの
か。
数値規制を撤廃し、新たに曖昧な判断基準を設けるということであれば、そ
の判断基準をなぜすべての騒音案件において適用しないのか。
これ以上の騒音レベルが「障害を及ぼすおそれ」という値が従来の騒音基準
値である。
背景として、保育所の設置が急速に進められているという社会的背景や、そ
の結果住宅が密接した場所に十分に騒音対策がされないままで保育所が設
置されていることを考慮すべき。
規制値の対象になっている現在でも、設置の際に十分な騒音対策がされずに
問題が発生しているにも関わらず、子供の声を規制の基準から外せば、さら
に騒音対策はおざなりになり、苦情は増加すると思われる。さらに保育園の
102
設置は難航する。
事業者が設置の際に近隣と話し合い、適切な騒音対策を実施すれば、苦情は
出ない。
保育所でも、人に迷惑をかける行為は子供でも慎まなければならないこと
を、園児に学ばせることが、真に子供を健全に成長させることになると思う。
家でピアノを弾くときには窓を閉めることが最低限のマナーである。保育士
が近隣に配慮した落ち着いた静かな声で子供達に接すること。
現在も、規制基準に違反することにより、周辺の生活環境に支障を及ぼすと
認められるときに勧告や命令の対象になり、基準値を超えているだけでは勧
告の対象にはならないのだから、現在のままでバランスのとれた規制であ
り、改正をする必要はない。
建設前の段階から、近隣に配慮し、きちんと近隣と話し合っていれば、開園
後に苦情が出て、園庭遊びを縮小する結果を招くことはほとんどない。近隣
の生活を守るために 45dB という規制値があることを念頭におき、事前に
103
対策を考えることに意味がある。根本的な原因は、子供を遊ばせる環境を作
らなかった保育園側にあり、改善すべきは保育園の設置者の姿勢である。効
果のある騒音対策が実施されるよう保育園と近隣住民の間に入って指導・監
督し、騒音対策に対して補助金を出すといった努力をすることだと思う。
一般の家で子供が発する音は適用除外にせず、保育所にいる子供が発生する
音だけを適用除外にするべきではない。保育園の隣に住む者にとって、毎日
半永久的に続く負担は想像以上に重い。環境確保条例は、保育所の近隣住民
の健全な生活を公正に守ることを具体的な数値や基準を用いて明確に示す
必要がある。
- 15 -
騒音による規制を外してしまえば、非常識な幼稚園等ほど、他人への迷惑を
考えずに、規制が外された条例を自分たちの立場に有利なように受け取り騒
ぐようになってしまう。
104
規制が外された条例を利用して周りからの苦情を解決しようとしない人々
が増え、またそれによりかえって裁判も増えてしまうと思う。
遊ぶ時に必要以上に大きな声を出して騒いだり奇声を発してはいけないと
教えることは子供の遊びを抑制することにはならない。就学前の幼児でも教
えればきちんと理解できる。
見直し案に反対。
1.具体的なケースで、数値規制を対象外とした場合の効果と影響をまとめ
都環境審議会等専門家の議論も必要である。
2.保育所と言えども環境基準達成の努力をする義務があり、環境基準の達
成が出来ない場合は環境基準の緩い区域に設置すること。
3.保育所と住宅との間には 10 m 程度離すか、植栽または防音壁等の対策
も必要である。近隣と誠意ある話し合いを続けることにより、近隣の譲歩、
105
協力も得られる様になる。千葉県は周辺住民への説明及び調整、送迎に際
しての自動車の駐停車についての配慮を指導している。東京都もこの様な
ガイドラインを明示することを求める。
4.騒音が受忍限度を超え障害が生じていることを被害者が証明するのは大
変で、訴訟等にはお金と時間がかかり、多くの人は我慢することになる。
ごく一部の人が訴訟等に訴えても、ほとんどが却下されるので、環境改善
につながらない。訴訟では当事者適格の問題があるので、第三者が訴える
ことができない。
。
受忍限度を超えているか否かを総合的に判断する者、また具体的な判断方法
が明確になっていない。
106
施設管理者側の依頼で判断する専門家と、苦情者側の依頼で判断する専門家
では、見解が異なることは現時点でも想像できる。また、判断基準もあいま
いなままなので、この「見直し」で改善されるとは考えにくい。
今回の子供の声に関する規制の見直しについて反対である。
原則は従来通りの基準とし、基準を超える場合に許可するか否か、近隣の環
境、住民の生活環境等を総合的に勘案し、あくまで例外として個別に騒音規
制の緩和を行うべきである。
107
原則を適用除外とすると、十分な施設基準を満たさない安易な保育園の乱立
を促進し、地域の住環境の悪化が問題となる。また、受忍限度を超えている
か否かはその時々の行政の都合で決められる可能性があり、長期的な都市計
画の視点で一貫性が保てなくなる恐れがある。
特に居住を優先とする第一種住居専用地域においては、安易に現行の騒音基
準を変えるべきではない。
- 16 -
保育園等の騒音規制緩和の案に反対。
108
「受忍限度は総合的に考慮」とあるが、その基準は曖昧で実効性に極めて不
安を持つもの。
規制基準は適用しないではなく、明確な規制基準値を新たに制定、明記する
べきだと思う。一方的に騒音加害者側に立ったような変更ではなく、被害者
側との中庸な基準が必要。
規制基準が適用されないと好き放題する者が増加する。
子供の遊びに付随する音に関しても、ある程度の規制基準値は明確に決める
べき。
自宅から離れた公園に子供を連れてきて、
「ここではどんなに大声を出した
り、騒いでもいいから」と言って、更に子供を勢いづけたり、自分でも大声
109
や騒音を出す者がいる。
「子供と共にいる保護者などは規定除外」とあるが、都合良く拡大解釈して
大声や騒音をだす人が増えないよう除外される者の詳細を付記すべき。
大人数名を含め 20 人以上の団体で、子供たちに家のすぐの所で遊ばれると、
いくらサッシを閉めても普通の生活に支障が出る。抜け道のない条文が絶対
に必要。
「公園」と一括りにせず、その規模や環境を考慮し、細かく分別するべき。
(受忍限度として)実情を後で考え合わせるのも必要だとは思うが、初めか
ら基準となるものを明確にして頂きたい。
見直し案には反対。
規制する基準がなければ、どんなに話し合いをしても折り合いがつくことは
ないから。話し合いによって問題を解決することは不可能で、トラブルが増
110
えることは間違いない。
幼児期でもしつけは必要。幼児期は、近所に迷惑にならないよう気を付ける
こと、等を教える時期でもある。きちんと言い聞かせたりなだめたりするこ
とで常識的な人間に育つのではないか。
「子供の声」だけを特別扱いせずに、その受忍限度を客観的・公正に判断す
る基準の一つとして「数値」は欠かせない。
「近隣住民からの反対や苦情により保育園の新設計画が進まないのは困る
から、条例改正がなされるとしたら、ずいぶん横暴な気がする。
「子供をのびのび育てること」は「思う存分に絶叫や奇声を上げさせ、とこ
111
ろ構わずやりたい放題騒がせること」とは違うから、行政や園の運営者、親
が、責任を持って周囲の迷惑にならないように対処する必要がある。近隣へ
の迷惑が避けられないのであれば、保育施設は住宅地内ではなく商業地域な
どに作るべき。
保育園騒音などの被害者にとって、現在設けられている基準はセーフティネ
ットになっているはず。規制するものが一切なくなってしまったら耐えるし
かなくなる。それは拷問とも言える状態である。
- 17 -
何を以て騒音と感じるかは人ぞれそれである。したがって、音量(デシベ
ル値など)による定量的、客観的な基準により判断すべき。
音響機器、楽器は、除外するのは反対です。音量が大きければ十分騒音にな
る。
112
子供が限度を知らない未熟な存在である以上、規制は必要だと思う。
法律や条例が必要なのは、やってはいけないことが分からない人が居るから
である。そういう限度を知らない存在である子供であればこそ、規制は必要
だと考える。
成人である保育者を含めることは反対。騒いでいる子供に何かを伝えるに
は、子供の声以上に大きな騒音を生み出す結果になる。
客観的なものは、数値の基準である。
子供の成長の環境整備の実現の為に近隣が我慢することで、それを実現させ
るのは、環境権が認められる時代に、本末転倒。
税金等で設備を完備することで解決すべきだと思う。
113
施設を運営していく側に、誠意があるかが、すべて。
きちんと近隣を理解し合おうとする運営者には、規制があっても、障害にな
らないはず。
区や都が話し合っておく内容の項目を決め、お互い納得したかどうかのチェ
ックを細かくし、それぞれの施設の運営者と近隣とが話し合ったことを文書
にして区が管理するということが必要と思う。
114
子供が普通に大声で話す、大声で泣く等は良いと思うが、奇声は子供にとっ
て良くない、規制したほうが良い。
保育所新設時には防音・交通安全等の対策を講じ、防止措置を事前に地域住
115
民に開示し説明すべき。
保育所等はその規模と 1 日の運営時間に応じて対応を区分してはどうか
子供の声等に関する規制の見直し案は撤回すべき。
見直し案では、話し合いによる解決が目的ならば、施設建設時に必ず地域住
116
民との話し合いの場を設けること、あるいは施設建設に地域住民の了承を必
要とする等、具体的な内容の新規制基準を設定すべき。周辺住民の健康を守
ることも都の重要な責務。
今の規制があるから住民は藁をつかむ思いで行政に訴えている。家でメンタ
ルな仕事をしている人や、病人にとっては子供の甲高い声こそストレスのも
117
とになる。
対策は、音があまり漏れないような作りにすること、充分な土地面積を確保
すること、街からちょっと離れたところで建てることである。
開設後の判断であって、建設計画段階で事業者と隣接住民が十分に話し合う
118
プロセスが示されていない。
騒音規制を適用除外とする場合、大方のコンセンサスが得られるような代わ
りの基準を付与してはどうか。
- 18 -
周辺住民への気配りという意識が保護者に足りないと思う。近くに公園があ
るにもかかわらず、住宅街の狭い道路でキャッチボールをしている親子がい
119
る。
子供の声等は騒音。自治体や学校が連携して子供の遊ぶ時間や場所を提供す
るべきだと思っている。
子供の【声音量】は規制対象とすべき。
ストレスを交換し合うような叫び声や奇声、即ち「声音量」が問題であると
120
思う。
シャッターを締め切った暗い部屋で生活するのですが、耳ではなく体に心に
痛く刺さり、うるさい痛みを体で感じてしまう。
窓やシャッターを閉じたままでの生活は酷。
集合住宅等で子供が発する声(泣き声も含む)も規制基準を適用すべき。子
供の騒音で、最も被害が大きく・尋常でない迷惑を被るのは、住宅における
騒音。
121
泣き声・保護者の泣き声の放置に騒音の規制基準値を適用すべきであり、適
用除外とすべきではない。泣き声は、適用対象とすべきである。保護者にあ
たる大人が、泣きわめく・泣き叫ぶ・泣き声を放置していることが騒音の主
要因でもあるので、これについても規制すべきである。
騒音公害の中で、子供の声による影響は除外されるものではない。肉体的健
康、精神的健康に与える影響について、医学的検証がなされないままに条例
変更することは拙速な判断と言える。
騒音低減対策の義務化(施設面)を条例に盛り込むべき新設される施設につい
ては受忍限度を超えないようにするために行政側も法制面での対応が望ま
122
れる。保育園を経営する民間企業にとっては、制約がなくなり環境騒音が増
大することが予想される。
演奏する楽器の音や音響機器の音は種類によって相当な騒音量になる。又室
内か園庭かによっても近隣への影響は違ってくる。子供と共にいる保育者の
声も節度をもってしないと際限がない。楽器の音はうるさい、太鼓。スピー
カーは音響機器に入るのか否か定義が明確でない。保育者の声もうるさい。
123
子供の声だけを除外することには明確に反対。大きな声を出したらダメと注
意される環境がなかったら善悪の判断ができない子供になる。
第一種・第二種区画に対し制限をなくすことは無理だと思う。
規制の緩和は第三種・第四種区画に限定すべきだと思う。
124
第一種・第二種区画の住人は別表13にある規制基準があり、その場所を選
んで住居を購入している。保育所等が必要なのは理解できるので住宅街でな
いところに作るのが筋かと思う。シャトルバスなりの補助を自治体が出す方
が住民の説得より簡単だと思う。
関係者同士の話し合いで解決しない場合の調停について明記する事。状況に
125
よっては、住宅の窓の 2 重化等の防音対策に補助を出すこと。
施設管理者等への勧告までに至らない場合の対応も明記する事。
- 19 -
保育者の子供への声かけの規制は行った方が良い。特別な日(運動会など)
は除き、大人の声の騒音指数を決定すべき。
126
子供の声が騒音かそうではないかという2択は、短絡的である。大人が遠く
から大声で注意喚起や号令を掛ければ、子供たちの声も必然的に大きくな
る。しかし、保育者が子供の側で通常の声の大きさで話すと、子供たちの声
も増長しにくくなる。
受忍限度を超えているか否かの判断に当たって、周囲とのコミュニケーショ
127
ンの程度や内容等も考慮されるとのことだが、頻度や必要性、周囲の状況を
相互に理解を深める努力目標を規定する内容を入れてはどうか。
「騒音被害」と感じる根本原因は、子供との接点の希薄さに起因していると
思う。先ず、子供と地域の大人たちが交流するまたは接点をもつ仕組み作り
128
を行うことが必要と考える。
昔、又は地方では子供を地域で育むという雰囲気があり、子供の声を騒音被
害とすることはなかった。
129
子供が思いっきり遊べる環境があることで未来を造っていく子供たちが育
っていけると思う。
子供の発育にとっては、十分な広さの園庭や施設環境を確保することも優先
して考えられるべき。
利害関係者や当事者が複数になる場合はそれら関係者の多数決であったり
総合的な意見をまとめ上げた結果としての実行内容となるようにすべき。
130
苦情が出た場合には、周辺地域で公聴会などを開くなどして、より広く意見
を集め、地域の総意として適切な対応を進めるべき。現在の状況では「声の
大きい人」が優先される傾向が強いと感じる。
現在の生活はかつて自分が児童だった時代に相応の福祉が確保された結果
であることをより認識することで、より児童福祉に理解が深まることになる
と思う。
市区町村は、「若い女性、若い家族」に子育て支援をアピールするため、地
域性を無視した、単に空いた場所への保育所整備を進めている。
数 10 人で 1 日絶えずとなると大きな問題。本来、保育所はある程度場所を
選ぶべき施設である。
131
保育者を「保育士」に変えてほしい。保育者として「親・保護者」まで含め
てしまうと、乳幼児が近くにいるだけで「なんでもあり」となってしまう。
「一般社会生活上受忍すべき程度(受忍限度)
」ではなく、
「地域住民の諸事
情を鑑みた受忍すべき程度(受忍限度)」とする。受忍限度を超えているか
否か判断の調査を行う主語を明確にしてほしい。
何ら対策を施さないまま、騒音を撒き散らしてしていることは容認できな
132
い。今後20年 30 年住み続ける人間、特に寝たきりの老人等にとってはと
ても耐えられない。騒音を低減する努力義務も必要。
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子供の声は騒音ではない。騒音ととらえる社会が違っている。これは人とし
て、未来につながる子供を育むものとして当然の意見。
- 20 -
「受忍すべき限度を超え、生活環境に障害を及ぼす」主原因は、マンション
の子供の声・泣き声等による騒音及び走り回る等による振動と、それらを放
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置する保護者の非常識行動である。特に、集合住宅内での子供の声・泣き声
による騒音および振動を重視して規制するべき。
子供の声・泣き声、走り回る等による振動を規制すべき。
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