3.調査結果 3.1 CO2 排出削減・固定に資する基質材の開発 3.1.1 品質確保に関する実証調査 (1)鉄鋼スラグ炭酸固化体試験用供試体の回収と断面構造観察 1)鉄鋼スラグ炭酸固化体試験用供試体の回収 回収した海水暴露後試料としては、図 3.1-1 に示す暴露 15 ヶ月後(2009 年 6 月 11 日設 置し 2010 年 9 月 15 日回収した試料)の試料と暴露 19 ヶ月後(2009 年 2 月 4 日設置し 2010 年 9 月 16 日回収)の試料である。 暴露 15 ヶ月後の試料は、レンガ状の供試体 2 体である(写真 3.1-1)。一方、暴露 19 ヶ 月後試料は、2009 年 2 月に設置した鉄鋼スラグ炭酸固化体の実験礁やパネルの表面部分か ら分取した試料(表 3.1-1)である。 回収前(水中) 回収後(陸上) 写真 3.1-1 暴露15 ヶ月後の鉄鋼スラグ炭酸固化体試料(左:水中、右:回収後) 表 3.1-1 暴露 19 ヶ月後の鉄鋼スラグ炭酸固化体試料を分取した構造物 備考 項目 材質 寸法×個数 設置前 基質材による藻 鉄鋼スラ 場増殖効果の グ炭酸固 検証 化体 コスト縮減技術 ×4 個 0.25×0.25× (パネル装着に 炭酸固化 よる既存藻礁機 体プレート 能再生化技術) 1×1×0.5m 0.04m×4 枚 ×2 個 8 回収後
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