8.がん対策に関する意識 (1) がん検診の受診状況 問 24 あなたは,過去 1 年間にどのような方法でがん検診を受けていますか。次の中から最もよく利 用する方法を1つだけ選んでください。 がん検診を受診した人は,約6割。前回よりも 6.2 ポイント上昇 「職場が実施するがん検診」(19.1%),「市町が実施するがん検診」(17.8%),「個人的に検診機関等を受診す る」(24.2%)を併せた過去1年間に何かしらの形でがん検診を受けたと回答した割合は 61.1%となっている。「受 診していない」と回答した割合は 36.2%となっている。 前回調査と比較すると,がん検診を受けた人は 6.2 ポイント増加している。 職場が実施する がん検診 (人間ドックを含む) 19.1 無回答 2.7 がん検診を 受診していない 36.2 市町が実施するがん 検診(被爆者を対象と したがん検診を含む) 17.8 個人的に検診機関等 を受診する(人間ドッ クを含む) 24.2 (単位:%) ( ( 平成23年度 18.8 ) 13.7 ッ 17.8 ( 19.1 む診個 す人 る的 に 人検 間診 ド機 関 ク等 をを 含受 ) 平成26年度 ) ん 市 検被町 診爆が を者実 含を施 む対す 象る とが しん た検 が診 ッ 職 人場 間が ド実 施 クす をる 含が むん 検 診 24.2 22.4 - 63 - 受が 診ん し検 て診 いを な い 無 回 答 36.2 2.7 42.0 3.1 (単位:%) <属性による比較> 【生活圏別】 過去1年間に何かしらの形でがん検診を受診した人は,広島生活圏が 64.3%,備後生活圏が 52.6%,備北生 活圏が 66.4%であり,備後生活圏が他の2生活圏と比べて低い。 【性別】 男性は「職場検診」と回答する人が 24.0%で,女性よりも 8.6 ポイント高い。女性は「市町検診」と回答する人が 21.4%で,男性よりも 8.3 ポイント高い。全体では女性(62.8%)が男性(58.9%)を 3.9 ポイント上回っている。 【年代別】 40 歳代以上で何かしらの形でがん検診を受診した人は6割を超えている。50 歳代は「職場健診」の割合が高く, 70 歳代以上は「個人的に受診」の割合が高い。 がん検診の受診状況(生活圏,性,年代別) ( ( 19.1 14.0 備北地方 生活圏 23.9 男性 24.0 24.1 33.5 25.1 43.7 23.1 19.4 13.1 2.2 3.8 30.4 21.8 3.2 38.9 2.1 性別 生活圏別 13.5 ッ ) 備後地方 生活圏 無 回 答 受が 診ん し検 て診 いを な い ( 21.1 ) 広島地方 生活圏 む診個 す人 る的 に 人検 間診 ド機 関 ク等 をを 含受 ) 市 ん 検被町 診爆が を者実 含を施 む対す 象る とが しん た検 が診 ッ 職 人場 間が ド実 施 クす をる 含が むん 検 診 女性 20~29歳 15.4 10.0 年代別 30~39歳 26.0 12.3 8.4 37.4 50~59歳 70歳以上 2.3 6.6 19.0 40~49歳 60~69歳 21.4 3.1 69.5 20.7 16.4 12.5 23.1 24.5 29.3 1.6 51.8 9.1 42.0 13.7 34.1 37.9 0.0 37.1 18.3 0.0 26.5 0.8 3.5 35.2 24.2 6.4 (単位:%) - 64 - (2) 受診したがん検診 問 25 (過去1年間にがん検診を受けた方にお伺いします。)あなたは,次のうちどのがん検診を受 けましたか。あてはまるものをすべて選んでください。(M.A.) すべての検診で受診率が増加 「胃がん検診」と回答した割合が 41.8%と最も高く,次いで「乳がん検診」が 40.9%,「大腸がん検診」が 39.3%と なっている。 前回調査と比較すると,「大腸がん検診」が 7.2 ポイント増加したのをはじめ,全ての検診で受診率が増加してい る。 0.0 20.0 40.0 41.8 胃がん検診(バリウムによるレントゲン撮影や 内視鏡(胃カメラ,ファイバースコープ)による撮影など) 38.1 34.9 H23年度 39.3 大腸がん検診 (便潜血反応検査(検便)など) 32.1 40.9 子宮頸がん検診 (子宮頸部の細胞診検査など) 36.9 36.0 乳がん検診(マンモグラフィ撮影や 乳房超音波(エコー)検査など) 無回答 H26年度 36.8 肺がん検診(胸のレントゲン撮影や 喀痰検査など) その他 60.0 33.5 2.0 2.7 1.1 ※全員を対象。子宮がん検診・乳がん検診は 女性のみを対象。 2.1 (単位:%) <属性による比較> 【生活圏別】 いずれのがん検診についても,備北生活圏の受診率は他の生活圏と比べて高い。 【性別】 男性の「胃がん」「肺がん」「大腸がん」の受診率は,女性と比べて5ポイント以上高い。 【年代別】 「肺がん」「大腸がん」「乳がん」では 50 歳代,「胃がん」では 70 歳以上,「子宮頸がん」では 30 歳代の受診率が 他の年代と比べて高い。 。 - 65 - 受診したがん検診(生活圏,性,年代別) 胃がん検診 60.0 36.7 備後地方生活圏 備北地方生活圏 49.8 男性 49.2 36.2 女性 0.0 生活圏別 43.5 広島地方生活圏 4.2 20~29歳 20.0 44.0 50~59歳 49.1 60~69歳 49.6 47.4 備北地方生活圏 40.9 男性 33.7 女性 2.8 17.4 34.4 40~49歳 51.0 50~59歳 41.2 60~69歳 52.8 70歳以上 60.0 31.3 備後地方生活圏 30~39歳 40~49歳 40.0 38.5 広島地方生活圏 20~29歳 15.4 30~39歳 年代別 40.0 性別 20.0 年代別 性別 生活圏別 0.0 肺がん検診 45.6 70歳以上 (単位:%) (単位:%) 子宮頸がん検診 大腸がん検診 47.4 備北地方生活圏 43.0 男性 36.5 女性 生活圏別 33.4 備後地方生活圏 0.0 60.0 41.2 広島地方生活圏 0.4 20~29歳 20.0 14.8 50.5 50~59歳 46.7 60~69歳 43.8 広島地方生活圏 32.1 備後地方生活圏 47.5 備北地方生活圏 男性 40.9 女性 43.1 55.1 51.2 40~49歳 41.3 50~59歳 34.0 60~69歳 49.7 70歳以上 31.6 70歳以上 (単位:%) (単位:%) その他 乳がん検診 31.6 49.6 備北地方生活圏 30~39歳 36.0 5.1 21.8 43.8 40~49歳 55.8 50~59歳 60~69歳 70歳以上 性別 - 生活圏別 37.0 女性 0.0 60.0 年代別 生活圏別 性別 40.0 備後地方生活圏 20~29歳 年代別 20.0 広島地方生活圏 男性 60.0 30~39歳 38.7 40~49歳 0.0 40.0 20~29歳 30~39歳 年代別 40.0 性別 20.0 年代別 性別 生活圏別 0.0 広島地方生活圏 2.2 備後地方生活圏 1.3 備北地方生活圏 3.6 男性 2.5 女性 1.7 20~29歳 0.0 30~39歳 1.0 40~49歳 0.8 50~59歳 0.5 60~69歳 40.6 70歳以上 31.5 20.0 40.0 60.0 2.0 5.0 (単位:%) (単位:%) - 66 - (3) がん検診を受診していない理由 問 26 (過去1年間にがん検診を受診していない方にお伺いします。) 各がん検診を受診しない理由は何ですか。①~⑤のそれぞれの項目について,次の中から あてはまるものをすべて選んでください。(M.A.) 「心配な時は,いつでも医療機関を受診できるから」が上位にあがる 受診していない理由について,「胃がん」は「時間がない」が 14.6%と最も高く,次いで「心配な時は,いつでも 医療機関を受診できる」(13.9%),「毎年受ける必要性を感じない」(13.2%)となっている。 「肺がん」は「心配な時は,いつでも医療機関を受診できる」が 13.8%と最も高く,次いで「時間がない」(12.5%), 「費用が高い」(11.6%)となっている。 「大腸がん」は「時間がない」が 13.9%と最も高く,次いで「心配な時は,いつでも医療機関を受診できる」 (12.5%),「費用が高い」(12.0%)となっている。 「子宮頸がん」は「心配な時は,いつでも医療機関を受診できる」が 17.8%と最も高く,次いで「時間がない」 (13.4%),「毎年受ける必要性を感じない」(12.1%)となっている。 「乳がん」は「心配な時は,いつでも医療機関を受診できる」が 17.0%と最も高く,次いで「費用が高い」(11.8%), 「時間がない」(11.4%)となっている。 ①胃がん (%) 30.0 20.3 20.0 13.9 13.2 12.1 9.9 10.0 7.7 っ 5.1 要健 性康 を に 感自 じ信 なが いあ か り ら 受 け る 必 る現 か在 ら 医 療 機 関 を 受 診 し て い 費 用 が 高 い か ら - 67 - 関心 を配 受な 診時 では き る い かつ ら で も 医 療 機 らが ん 検 診 の 案 内 が な か っ いま かだ ら検 診 が 必 要 な 年 齢 で は な 、 が ん が 見 つ か る と 怖 い か ら 、 あ検 る査 かに ら伴 う 苦 痛 な ど に 不 安 が 、 かが ん た検 か診 らの 実 施 機 関 を 知 ら な 7.4 7.7 7.8 6.5 4.3 0.0 14.6 た か か毎 ら年 受 け る 必 要 性 を 感 じ な い 時 間 が な い か ら そ の 他 無 回 答 ②肺がん (%) 30.0 25.8 20.0 13.8 11.6 8.9 10.0 4.4 0.0 っ 要健 性康 を に 感自 じ信 なが いあ か り ら 受 け る 必 る現 か在 ら 医 療 機 関 を 受 診 し て い 費 用 が 高 い か ら 関心 を配 受な 診時 では き る い かつ ら で も 医 療 機 らが ん 検 診 の 案 内 が な か っ いま かだ ら検 診 が 必 要 な 年 齢 で は な 、 が ん が 見 つ か る と 怖 い か ら 12.5 7.4 5.1 、 あ検 る査 かに ら伴 う 苦 痛 な ど に 不 安 が 8.5 、 かが ん た検 か診 らの 実 施 機 関 を 知 ら な 3.7 5.4 11.3 た か 6.5 か毎 ら年 受 け る 必 要 性 を 感 じ な い 時 間 が な い か ら そ の 他 無 回 答 ③大腸がん (%) 30.0 24.8 20.0 12.0 10.0 7.8 9.0 6.0 っ 要健 性康 を に 感自 じ信 なが いあ か り ら 受 け る 必 る現 か在 ら 医 療 機 関 を 受 診 し て い 費 用 が 高 い か ら - 68 - 関心 を配 受な 診時 では き る い かつ ら で も 医 療 機 らが ん 検 診 の 案 内 が な か っ いま かだ ら検 診 が 必 要 な 年 齢 で は な 、 が ん が 見 つ か る と 怖 い か ら 、 あ検 る査 かに ら伴 う 苦 痛 な ど に 不 安 が 7.1 6.7 4.9 、 かが ん た検 か診 らの 実 施 機 関 を 知 ら な 11.0 8.4 3.5 0.0 13.9 12.5 た か か毎 ら年 受 け る 必 要 性 を 感 じ な い 時 間 が な い か ら そ の 他 無 回 答 ④子宮頸がん (女性のみ) (%) 30.0 22.9 20.0 17.8 8.9 10.0 7.7 3.0 0.0 っ る現 か在 ら 医 療 機 関 を 受 診 し て い 費 用 が 高 い か ら 関心 を配 受な 診時 では き る い かつ ら で も 医 療 機 らが ん 検 診 の 案 内 が な か っ 要健 性康 を に 感自 じ信 なが いあ か り ら 受 け る 必 、 いま かだ ら検 診 が 必 要 な 年 齢 で は な 、 が ん が 見 つ か る と 怖 い か ら 4.3 3.3 1.2 あ検 る査 かに ら伴 う 苦 痛 な ど に 不 安 が 15.4 7.1 、 かが ん た検 か診 らの 実 施 機 関 を 知 ら な 12.1 9.9 13.4 た か か毎 ら年 受 け る 必 要 性 を 感 じ な い 時 間 が な い か ら そ の 他 無 回 答 ⑤乳がん (女性のみ) (%) 30.0 24.8 20.0 17.0 11.8 10.0 7.8 8.0 0.0 っ 要健 性康 を に 感自 じ信 なが いあ か り ら 受 け る 必 る現 か在 ら 医 療 機 関 を 受 診 し て い 費 用 が 高 い か ら - 69 - 関心 を配 受な 診時 では き る い かつ ら で も 医 療 機 らが ん 検 診 の 案 内 が な か っ いま かだ ら検 診 が 必 要 な 年 齢 で は な 、 が ん が 見 つ か る と 怖 い か ら 11.0 時 間 が な い か ら そ の 他 4.8 、 あ検 る査 かに ら伴 う 苦 痛 な ど に 不 安 が 11.4 2.6 、 かが ん た検 か診 らの 実 施 機 関 を 知 ら な 6.4 3.1 2.2 10.5 た か か毎 ら年 受 け る 必 要 性 を 感 じ な い 無 回 答
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