農薬を使用される全ての方へ(必ず一読下さい) 南会津農林事務所農業振興普及部 J A 会 津 み な み 農薬使用時の新たな注意事項!! この度、農作物の農薬残留基準値に関して新しい評価法が導入される ことにより、一部農薬の登録内容が見直されることになりました。それ により、在庫の農薬をラベル通り使用しても、農作物の残留農薬が基準 値を超過する可能性が出てきました。 今後は、残留基準値の変更に伴う農薬使用登録変更の周知チラシや資 料等が、農薬メーカー、県などから随時配付されます。それらにより、 最新の使用方法を確認してから農薬を使用してください。 なお、農薬を新規に購入する際は、目的の農作物に使用出来るかを店 頭などで確認してください。 ○商品名に以下の単語が含まれる農薬は注意が必要です。 『オルトラン』『ジェイエース』『ジェネレート』『スミフェート』『マブリック』 『ルビゲン』『スペックス』『ミクロデナポン』『ガゼット』『アドバンテージ』 『オンコル』『ジャッジ』『オンダイアエース』『ホームガーデン』 『ガーデンホスピタル』『ジメトエート』『ベジホン』 ○農薬の有効成分としては以下のもので注意が必要です。 『アセフェート』『フルバリネート』『フェナリモル』『NAC』 『カルボスルファン』『ベンフラカルブ』 (平成 27 年2月4日時点) ○注意しないと起こりうるリスク!! ○お問い合わせ先(電話番号) 南会津農林事務所 農 業 振 興 普 及 部:0241-62-5264 残留基準値変更前に、ある農作物にラベル通り農薬を使用して農薬取締法違反とな 南 郷 普 及 所:0241-72-2243 らないのに、その作物が残留基準値の変更をまたいで出荷された場合に、基準値超過 JA 会 津 み な み 営 農 部:0241-63-1174 となり、食品衛生法違反で出荷停止や出荷物回収となる恐れがあります。 購 買 部:0241-63-1208 その他:各町村の農業担当部署、農薬販売元など ○併せて強く取り組んで頂きたい事 ○最新情報や変更詳細については以下のホームページで確認も出来ます。 ドリフト(農薬飛散)による残留基準値超過事例の発生が想定されます。トラクタ 福島県病害虫防除所:http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/37200b/arfd.html ○Q&A Q1:なぜ新たな農薬残留基準値が設定されることになったのですか? A1:輸入食品への農薬混入事件などを受けて、消費者の視点から食の安 全性を確保するため、残留基準値の評価法が見直され、新たな農薬残 留基準値を設定していくことになりました。 Q2:新しい評価法とはどのようなものですか? A2:これまでは、長期に摂取しても健康に悪影響が生じないとされる値 で評価されてきました(一日摂取許容量(ADI)に基づいた評価)。 これからはそれに加え、もっとも残留しやすい条件のものを短期間 に大量に摂取した場合でも健康に悪影響が生じないとされる値も評価 することになりました(急性参照用量(ARfD)に基づいた評価)。 Q3:今後、どのような問題が起きるのですか? A3:残留基準値が変更となった農薬は、変更前のラベル通りの使用では 食品衛生法違反(基準値超過)で出荷停止となる恐れがあります。 また、農薬によっては残留基準値が極めて低い値まで引き下げられ るため、誤使用や周辺からのドリフト(飛散)に一層の注意が必要と なります。 Q4:これから何に気をつければよいのでしょうか? A4:農薬使用登録が変更となる場合、農薬メーカーからのチラシや、J A、県などから資料が随時配付されます。それらを大切に保管し、農 薬を使用する際は、最新の使用方法を確認してから使用してください。 特に在庫の農薬はラベル通りに使用しても基準値を超過する恐れが あるため、必ず使用前に最新情報を確認するようにしましょう。 生産部会員だけでなく、直売所出荷者まで広く注意が必要になります。 ご不明な点は、左記問い合わせ先までご相談ください。
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