外国語指導講師配置に係る業務委託仕様書 １ 名称 外国語指導講師配置 ２ 目的 県立学校において、外国語授業等における生徒の外国語によるコミュニケーション能 力の向上及び本県の「国際人育成プロジェクト」の推進を目的として、ネイティブスピ ーカーである外国語指導講師（以下、「ＦＬＴ」という。）の配置等による業務を委託 する。 ３ 業務内容 受託者は、和歌山県教育委員会が策定する計画に基づき、ＦＬＴを県立学校配置校（業 務に従事するために配置された学校）に配置し、そこを拠点として訪問校（配置校に配 置されたＦＬＴが訪問し、業務に従事する学校）を訪問させることにより、次の委託業 務を履行するとともに、配置に伴う管理・運営・研修業務の一切を行う。 （１）授業における生徒の指導 （２）特別活動及び課外活動（ディベート大会、スピーチ大会等）等における生徒の指導 （３）教員対象の英語教育等に関する研修における指導 （４）教材の作成及び教員に対する授業準備等における支援 （５）効果的な授業実施に関する支援及び情報提供 （６）その他、和歌山県教育委員会が必要と認め、受託者と協議の上双方が合意した業務 ４ ＦＬＴの資格要件 本業務において配置されるＦＬＴは次の要件を満たすものとする。 （１）英語を母国語とする者又は同等の能力を有すると認められる者であり、標準的な 英語を話す者であること。 （２）大学以上の教育機関を卒業した者であること。 （３）ＴＥＳＯＬ等を有する者であること。 （４）和歌山県教育委員会が指定する３校（和歌山市、海南市及び御坊市に各１校）につ いては、大学において理数系課程を専攻、修了した者であること。 （５）有効かつ本業務を履行するに当たり所持すべき適正な在留資格を有する者である こと。 （６）英語教師としての資格を有する者又は英語教育等に熱意がある者であること。 （７）日本における学校教育に関心がある者であること。 （８）生徒と共に積極的に活動する意欲がある者であること。 （９）犯罪に係る刑罰等の執行猶予を受けていない者であること。 また、過去に禁固以上の刑に処せられたことがない者であること。 ５ 契約期間 平成２７年４月１日から平成２８年３月３１日まで ６ 委託業務履行内容 （１）委託業務履行期間 ア 和歌山県教育委員会の計画に基づく期間 イ アの期間外において、委託業務履行先の長からの申し出により委託業務の履行が 必要となった場合で、和歌山県教育委員会が必要と認める期間について、受託者と 協議・合意の上定める期間 （２）委託業務履行場所 ア 和歌山県教育委員会の計画に基づく県立学校等 （ア）配置校 配置地域 配置校数 指定校数（内数） １ 橋本市 ３ ２ 伊都郡 ２ ３ 紀の川市 ２ ４ 岩出市 １ ５ 和歌山市 ９ （１） ６ 海南市 １ （１） ７ 有田市 １ ８ 有田郡 ２ ９ 御坊市 ２ 10 日高郡 １ 11 田辺市 ３ 12 西牟婁郡 １ 13 東牟婁郡 １ 14 新宮市 ２ （１） （イ）訪問校 訪問地域 イ 定期訪問校数 随時訪問校数 １ １ 橋本市 １ ２ 伊都郡 １ ３ 紀の川市 １ ４ 和歌山市 ２ ５ 海南市 １ ６ 海草郡 ２ ７ 有田郡 ２ ８ 御坊市 １ ９ 日高郡 ２ 10 田辺市 ２ 11 西牟婁郡 １ 12 東牟婁郡 １ 13 新宮市 １ その他、和歌山県教育委員会が指定する場所 ５ １ １ ２ １ （３）ＦＬＴ配置人数 ３１名程度とする。 （４）委託業務履行日 委託業務履行日は、原則として月曜日から金曜日までとする。ただし、国民の祝日 に関する法律（昭和２３年法律第１７８号）に規定する休日及び委託業務履行先の長 が指定する日は除く。 （５）委託業務履行時間 委託業務履行先の勤務時間に従うことを原則とし、当履行先の授業計画等に基づ き、委託業務を行うものとする。定時制課程等の委託業務履行時間については、別途 調整するものとする。 （６）和歌山県教育委員会は、以下の期間は、受託先へ業務を委託しないものとする。 夏期休暇：平成２７年８月１０日から平成２７年８月２０日まで 冬期休暇：平成２７年１２月２９日から平成２８年１月３日まで 春期休暇：平成２８年３月２５日から平成２８年３月３１日まで （７）各配置校及び訪問校の配置時間等については、和歌山県教育委員会から委託業者に 通知するものとする。 ただし、不定期又は臨時の時間等変更については、各配置校又は訪問校から和歌山 県教育委員会及び委託業者へ連絡するものとする。 （８）委託業務履行日時等の臨時の変更については、委託業務履行先、受託者及び和歌山 県教育委員会で協議・合意の上適切に対応するものとする。 （９）和歌山県教育委員会が、本項（４）、（５）で予定した履行日、履行時間以外に第 ３項の業務等を受託者に追加して委託する場合は、追加履行日、追加履行時間の分 を予定された総履行日、総時間数の中で相殺調整するものとする。 （１０）ＦＬＴに支障が生じ、臨時に変更する場合には、必要に応じて直ちにその旨報告 し、臨時担当者の氏名を和歌山県教育委員会へ通知の上、受託業務を履行するものと する。 ７ 業務の改善 和歌山県教育委員会は、受託者が次の各号に該当するときは、受託者に対し委託の改 善を命じ、これを執行させることができるものとする。 （１）日本国憲法その他日本の法令及び県の条例等に違反したとき （２）業務履行が不十分又は業務履行に支障があると認められたとき （３）心身の故障のため、業務の遂行に支障があり、又はこれに堪えないとき （４）生徒又は県立学校に対して信用を傷つけ、又は不名誉となる行為を行ったとき （５）外国語指導を行う上で、必要な適格性を欠くと認められるとき ８ 履行状況の確認 （１）和歌山県教育委員会は、受託者に対し、委託業務の履行状況に関し報告を求めるこ とができる。 （２）和歌山県教育委員会が委託業務の履行状況に問題があると判断した場合、受託者 は調査の上、必要な改善を図る。 （３）受託業務履行先からの要望がある場合など、必要がある場合は、受託者と受託業 務履行先の担当教員等との間で、委託業務の適切な実施を図るための情報交換や打 ち合わせを行うこととする。 ９ 業務実施報告書の提出 受託者は、毎月の受託業務終了後に、受託業務履行先ごとの業務実施報告書（受託者 と和歌山県教育委員会が協議の上定めた様式）を、受託業務履行先の確認を受けた上で、 速やかに、和歌山県教育委員会に提出しなければならない。 １０ ＦＬＴに関する書類の提出 （１）受託者は、契約締結後、業務に就くすべてのＦＬＴについて、次にあげる書類の 写しを提出するものとする。 ア 外国人登録証又は在留カード イ 在留資格（ただし、 「教育」、 「日本人配偶者等」又は「永住」の場合に限る。） ウ 年金手帳 エ 健康保険証 オ 健康診断書（業務開始前３か月以内のものに限る。） （２）和歌山県教育委員会が、受託者に業務にあたるＦＬＴの大学卒業証明書等を求め た場合には、受託者はこれに応じるものとする。 １１ その他 （１）受託者は、ＦＬＴに対する必要な研修等を行い、委託業務の適正な履行を図る。 （２）受託者は、受託業務の適切な履行を図るため、受託業務履行先を定期又は随時に 巡回し、必要に応じてＦＬＴの指導を行うものとする。 （３）受託者（業務に従事するＦＬＴも含む。）は、業務を遂行するに当たり、業務上知 り得た内容を第三者に漏らしたり、自己の利益のために使用したりすることはでき ない。委託期間が終了した後も同様とする。 （４）受託者は、緊急の事態が発生した場合、直ちに電話等により県立学校長及び教育 委員会事務局担当者に通知するとともに、業務が円滑に遂行するように対処するこ ととする。 （５）その他、この仕様書に定めのない事項については、受託者は和歌山県教育委員会と 協議・合意の上、決定するものとする。
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