2015 年 1 月度 神奈川県下の新車市場概況

15-07
平成 27 年 2 月 4 日
2015 年 1 月度 神奈川県下の新車市場概況
15 年 1 月の県下新車販売台数は、登録車市場が 16,518 台(対前年伸長率▲19.1%)となり
10 ヶ月連続の前年割れに終った。一方、軽自動車市場は 6,369 台(同▲21.0%)となり 3 ヶ月
ぶりで前年を下回った。これにより、登録車、軽を合計した(含軽)新車市場は 22,887 台(同
▲19.7%)となり、7 ヶ月連続の前年割れとなった。
これに対し、1 月の全国新車販売台数も登録車市場は 237,263 台(対前年伸長率▲18.9%)と
6 ヶ月連続で前年を下回り、軽自動車市場は 164,195 台(同▲19.4%)となり 2 ヶ月ぶりで前年
を下回った。その結果、
(含軽)新車市場も 401,458 台(同▲19.1%)となり、2 ヶ月ぶりに前
年割れとなった。(なお、1月の対前年同月比が大きくマイナスとなった要因としては、前年(14
年1月)が消費増税前の駆け込みで大きく伸長したことがあり、一昨年(13 年1月)比ではプラス
伸長になっている)。
【1】1月の県下登録車市場
「登録車市場」を構成する「乗用車」、
「RV車」、
「商用車・トラック」の3市場区分別にみ
ると、
「乗用車市場」は 8,850 台(対前年伸長率▲21.8%)で、10 ヶ月連続の前年割れとなった。
また、
「RV車市場」も 5,694 台(同▲21.3%)となり、2 ヶ月連続で前年を下回った。一方、
「商用車・トラック市場」は 1,942 台の登録台数(同+6.6%)となり、2 ヶ月ぶりで前年を上回
った。
1. 1 月の県下「乗用車市場」の内訳をみると、
① 3ボックス車(4ドアセダン、ハードトップ車)市場合計は、1,813 台(対前年伸長率
▲25.3%)となり、10 ヶ月連続で2ケタの前年割れが続いている。さらにクラス別内訳を
みると、
「ラージ&ラグジュアリー」クラスは 341 台(▲27.0%)となり 13 ヶ月連続の前年
割れ、また「ミディアムハイ」クラスは 345 台(▲47.0%)に終り 10 ヶ月連続で前年を
下回った。
「ミディアムスタンダード」クラスも 649 台(▲33.7%)となり 14 か月連続
の対前年マイナスだった。一方、
「コンパクト」クラスではホンダの新型グレイスが健闘、
478 台(+44.8%)となり 2 か月連続で前年を上回った。
② 2 ボックス車(トランクと室内が同一空間)市場は 4,922 台の登録台数(対前年伸長率
▲21.4%)となり、10 ヶ月連続で前年を下回った。そうしたなか、小型クリーンディー
ゼルのマツダのデミオは大きくプラス伸長した。
③ スポーツ&スペシャリティ車(クーペ、コンバーチブル等)市場は、86 台(対前年伸長率
▲24.6%)となり、2 ヶ月ぶりで前年割れとなった。
④ ステーションワゴン車市場は 662 台(対前年伸長率▲17.0%)となり 3 ヶ月連続で前年
を下回った。スバルのレヴォーグは健闘している。
⑤ 純輸入乗用車市場は 1,367 台(対前年伸長率▲20.3%)となり、10 ヶ月連続で前年を下
回った。そうしたなか、アウディ、ミニはプラス伸長だった。
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2. 県下 1 月のRV市場合計登録台数は 5,694 台(対前年伸長率▲21.3%)となり、これにより
2 ヶ月連続で前年を下回った。内訳として
① 「ミニバン」(3 列シート。キャブワゴン車よりも全高が低い)市場は 1,046 台(対前年伸
長率▲53.2%となり、11 ヶ月連続で前年を下回った。
② 「キャブワゴン」(3列シート、全高が高い)市場は 2,389 台(対前年伸長率▲10.9%)となり、
8 ヶ月ぶりで前年を下回った。トヨタの新型ヴォクシー・ノア(含むハイブリッド)とエ
スクァイア(含むハイブリッド)の 3 車種は好調な売れ行きを示している。
③ 「スポーツユーティリティ」(地上高が高い。大径タイヤ)市場は 1,987 台(対前年伸長率
▲1.7%)となり、顕著な伸びが続いていたこのカテゴリーは 14 ヶ月ぶりでわずかながら
前年を下回った。トヨタのハリアー(含むハイブリッド)がRV車車名別でベストワンに
なったほか、ホンダのヴェゼル(含むハイブリッド)も台数を伸ばした。
④ 「純輸入RV車」市場は 272 台の登録台数(対前年伸長率▲9.3%)となり、8 ヶ月ぶり
で前年を下回った。ベンツ、ジープなどは伸長した。
3.県下 1 月の小型トラック市場(商用バンを含む)の登録台数は 1,544 台(対前年伸長率
+5.9%)となり、2 ヶ月ぶりで前年を上回った。
4. 県下 1 月の普通トラック市場は 340 台の登録台数(対前年伸長率+3.7%)となり、9 ヶ月
連続で前年を上回った。
【2】 県下 1 月の軽自動車市場合計は 6,369 台(対前年伸長率▲21.0%)となり、3 ヶ月ぶりで前
年を下回った。その結果、市場全体に占める軽比率は 27.8%となり、前年に対し▲0.5%低下
した。メーカーブランド別では、ダイハツが首位となり、全系列とも前年を下回った。
【3】 県下 1 月の含軽市場における国内ブランド別の販売台数は、いすゞ、マツダ、日野の 3 ブラ
ンドが対前年で上回った。
【4】 県下 1 月含軽市場におけるブランド別占拠率は前年同月のシェアに対し、レクサスが+0.2
ポイント、トヨタが+0.8 ポイント、日産が+0.3 ポイント、いすゞが+0.4 ポイント、マツダが
+1.4 ポイント、ダイハツが+0.2 ポイント、スバルが+0.6 ポイント、日野が+0.4 ポイント、
三菱ふそうが+0.1 ポイント、それぞれシェアを伸ばし、輸入車合計も+0.1 ポイント伸長した。
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黒澤・小西 ℡ 045-459-2216
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