ヘルパースキルアップ研修 時間 2 時間×10 回コース 対象者 定員 - カリキュラム概要(各 2 時間) 1 介護福祉職としての役割意識 意識変革のポイントを習得します。(意識の方向性、意識の焦点化、意識の習慣化の必要性) 役割意識や信念・モットーの自覚と人のモチベーションの関係性を体感します。 言葉の使い方と意識変革の関係性が理解出来る様に指導します。 人間は、どんな風に意識を変革させれば、やりがいを感じ、前向きになるのかを体感して頂きます。 意識改革の必要性を伝え、その方法を指導します。 2 高齢者の理解と身体拘束・虐待 高齢者の理解、高齢者ケアの基本“自立と尊厳” 虐待の定義、高齢者虐待防止の課題と対応 身体拘束の定義と範囲、身体拘束廃止の課題と対応 ・ 「身体拘束ゼロ推進」は介護保険施設にとっては早急に取り組む重要課題です。しかし、この課題に取 り組むためには、これまでの介護に関する考え方の転換する必要があります。身体拘束がもたらす弊害 を理解し、介護の質を向上させる方法について理解します。 3 ストレスマネジメント 感情の肯定的な意図の受容 リフレーミング(受け止め方を変える) ポジションチェンジ(非当事者意識と当事者意識の違いを認識 ・多くの人は、ストレスを人間関係や環境のせいにします。しかし、ストレスの本来の意味を知り、 とるべき行動に気づくことで、ストレスに影響されない自分を手にします。 4 利用者対応スキル-1 自身の対応パターンを知ろう(アサーションチェックテスト) 利用者に対する固定概念を手放す 利用者(職員)に対する自己表現方法の習得 どんな利用者にも自分の意見や感情を率直に言えるためには、負の固定概念を手放し、相手に受け 入れられる様な言葉を使うことが必須です。この2つを習得し円滑な対応が図れる様になります。 5 利用者対応スキル-2 傾聴力を身につけよう (観察力・洞察力の強化) 共感の体験的理解 (共感と同感の違い) 共感表現の習得 (言語と非言語の重要性) 介護福祉現場での必須スキルは、スタッフ同士の対話です。日頃の自分の対話のパターンを知り、 コミュニケーションを円滑にするために、具体的に必要なスキルを習得します。 6 利用者対応スキル-3 ケース別の声掛け、通常パターン・業務時のお辞儀 利用者に対する言葉遣い ~敬語と状況に応じた言葉遣い(丁寧語、クッション言葉)~ 各項目について、講師の説明後ロールプレイングを実施し理解を深めます。 介護職ならではのポイントを、他の事業所の事例を紹介しながらご説明します カリキュラム概要(各 2 時間) 7 利用者・家族とのトラブル対応 利用者・家族からの苦情はなぜ発生するか? トラブル対応の基本ステップ トラブル後のフォローと再発防止(情報共有) トラブルを理解することで抵抗感や恐怖感をなくします。根本原因の理解と対応の基本ステップ フォロー、情報共有までの一連の流れを体系的にご理解いただきます。 8 基礎医学・緊急時の対応 加齢による身体的・精神的機能の変化と生活への影響 急変時対応の基本(急変時対応の手順と心構え、一次救命処置) 高齢者に起こりやすい事故への対応(転倒、転落、窒息) 症状別、急変時の対応とケア(意識障害・しびれ・けいれん・胸痛・嘔吐等) 加齢による生活への影響を理解し、高齢者ケアのポイントと必要性について理解を深めます。 高齢者におこりやすい事故や生命の危機に直結する緊急時や症状および緊急時の対応について 学習します。 9 リスクマネジメント・感染対策 ☆介護現場の事故とヒヤリハット ☆介護事故の要因と事故防止策、事故発生時の対応 ☆感染症の基礎知識(感染症の発生、感染経路と主な疾患、感染経路別対策) ☆感染防止の基礎技術(標準予防策、食品・食材・食器等の取扱い、嘔吐物・汚物の処理) 事例をもとに現場の「リスクマネジメント」を身近に感じていただきます。そして、危機意識を 高めることで、安全対策の行動がとれることを目指します。 感染対策の正しい知識と介護現場での具体的な感染防止の技術を習得します。 10 認知症の理解 ☆ ☆ ☆ ☆ 認知症高齢者の理解と生活の捉え方(認知症の定義・分類・発症要因・中核症状と BPSD) 認知症ケアの基本と BPSD への対応 認知症高齢者の人権と権利擁護(高齢者虐待・身体拘束) 介護をしている家族の理解 認知症高齢者のその人らしく自立した生活を送るための支援に必要な知識を習得します。 具体的な事例を通して、認知症高齢者の心理や人権について考えていきます。
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