開講機関による広報活動 1. 2009年度の結果

【資料 3-3】
開講機関による広報活動
1. 2009年度の結果
(1) 2009年度の広報活動の結果は、開講機関による2009年度前期及び後期の広
報活動(別紙資料参照)に示すとおり、開講機関が積極的に広報活動に取り組んだ
結果、さらに応募者が増加し大きな成果を得ることができた。これも開講機関がそ
れぞれの独自の広報チャンネルを活用するとともに広報活動のやり方を改善、改良
した結果である。
(参考)
1)知の市場事務局では、2009年度後期からリーフレットやポスターを作成し
て広報活動をする代わりに、学会や公益法人などを対象にホームページ(HP)
掲載やメール配信を依頼する広報活動の強化を図った。
2)連携機関においても自ら講義する科目について自主的、自立的に広報を展開し
た事例もあり、参考資料に示す(別紙資料参照)。
(2)応募者の幅を広げるためには開講機関の広報活動において、逐次、新規の広報ルート
を開拓していくことが重要であり、参考までに開講機関であるお茶の水女子大学ライフ
ワールド・ウオッチセンター
(増田研究室)
が新たに広報先を開拓した事例を紹介する。
科目を担当する講師から紹介を受けた学会、専門機関、産業団体などへ HP 掲載やメ
ール配信を依頼し成果を得た事例以外にも、独自で行った新たな広報活動があり、ナ
ノ・アスベスト事例研究の科目(CT123)を例題として広報活動の具体的な進め方を、
以下に詳述する。
ナノとアスベスト関係の学会や公益法人などについての特段の情報を持っていない
ために、まずインターネットで検索し、学会や公益法人などの機関名とメールアドレス
の情報を得た。
さらに情報を得た機関名の HP に掲載されているリンク先から科目に関
連する学会や公益法人などを選び機関名とメールアドレスの情報を得て広報活動の対
象にした。このような方法を繰り返すことによって、広報活動の対象となる学会や公益
法人などを増やしていった。その結果、HP 掲載はナノ学会、未踏科学技術協会ナノ粒
子研究会、日本粉体工業技術協会、日本無機薬品協会、ナノテクノロジービジネス推進
協議会、ナノテクジャパンの7機関、メール配信は日本酸化チタン工業会、ファインセ
ラミックスセンター・メールマガジン、ナノテクノロジービジネス推進協議会、ナノテ
クジャパンの4機関、機関誌掲載は日本酸化チタン工業会月刊会報の1機関から協力、
支援を得た。
従来、ご縁のない機関に HP 掲載やメール配信を依頼するので、機関から不安や不信
感を持たれることが予想されたが、
その解消策の一つに冊子「知の市場-理念と概要-」
をメール送信することによって、
その冊子に記載されている理念、
基本方針、
運営体制、
沿革、共催講座・関連講座の紹介等から信頼を得て、HP 掲載やメール配信の協力を得
るのに大いに役立った。
2. 2010年度の取り組み
(1)次のようなこれまでの取り組みと実績を踏まえながら、開講機関は開講する科目につ
いて自ら受講者を募集するために独自の広報ルートの確立と拡大をさらに推進する。
① 開講機関の HP への掲載
② 開講機関の保有するリストを活用したメール配信、メールマガジン
③ 開講機関の機関誌などへの掲載
④ 新聞、雑誌、学会誌などへの記事の掲載と投稿
⑤ 募集リーフレット(ちらし)の配布
⑥ 開講機関の関係する機関、組織、団体への協力要請
(2) 開講機関による広報活動の幅を一層広げるため、1.
(2)などを参考にしつつ新規
の広報ルートの開拓を進めるとともに、今後とも広報活動に関する情報交換を進め開講
機関の広報活動の連携を一層強化する。
また、
広報の相乗効果を高めるため、
従来通り、
開講機関の広報活動にあたっては開講機関の開講科目に関する広報に加えて知の市場
の全体の紹介を行う。