仕様書案

サポート要員派遣事業
仕様書(案)
1 事業の目的
里親家庭に家事援助や育児援助を行うサポート要員を派遣することにより、里親の家
事や育児の負担を軽減することによって養育環境の改善を図り、もって要保護児童の福
祉の増進に寄与することを目的とする。
2 事業内容
里親への援助を実施することを希望する者をサポート要員として登録し、里親からの
援助の求めに応じてサポート要員を派遣する。
(1)サポート要員の登録(
「8 サポート要員の登録」を参照)
(2)サポート要員派遣の決定及び終了(「10 派遣等の申請及び決定並びに終了」を参照)
(3)サポート要員の派遣(
「11 サポート要員の派遣」を参照)
(4)その他(
「12 その他受託者の業務」を参照)
3 派遣する要件
サポート要員の派遣が必要と認められる里親とは、次に掲げる場合とする。
(1) 疾病や疲労などの事由により、一時的に生活援助や相談援助が必要な場合
(2) 介護や看護など生活環境の変化により、里子の養育に支障が生じている場合
4 事業の実施場所
事業の実施場所は、原則的として里親の居宅とする。
5 サポート要員がおこなう業務の内容
(1) 里子の一時保育、生活指導
(2) 食事の世話
(3) 住居の掃除
(4) 身の回りの世話
(5) 生活必需品等の買物
(6) 医療機関等との連絡
(7) その他児童の養育を継続するために里親の負担を軽減する必要のある業務
6 実施の単位等
(1) サポート要員の派遣は、援助の内容や必要性に応じて、1時間単位とする。
(2) 派遣等の時間帯は原則として平日午前 9 時から午後 5 時までとするが、上記以外の
時間帯や休日等であっても、里親からの要請があり、サポート要員による支援活動
が可能な場合は、派遣できる。
(3) 派遣等の期間は、個々の状況等により必要に応じて個々に決定するが、原則として
3 ヶ月以内とし、援助の継続については、その必要性を再度検討し決定する。
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(4) サポート要員に対する報酬は、時給 800 円(土日祝日及び平日 20 時以降は、時給
900 円)とし、交通費は1日 480 円を限度とする。
7 サポート要員の資格等
次の要件を満たしているもの。
(1) 里親制度について理解と熱意を有していること
(2) 保育士、児童指導員OB等、家事又は児童の養育などの里親サポートにかかる知識
や経験を有すること
(3) 登録後、里親家庭での援助に必要な研修を受講できること
8 サポート要員の登録
(1)サポート要員の登録については、受託者において行うこととし、必要な調査を行っ
たうえで、7に基づき適当と認められるものについて、サポート要員として登録決
定し、登録希望者に通知する。
(2)サポート要員登録を希望するものは、
「サポート要員登録申請書」に次の書類を添付
して、受託者に提出する。
・サポート要員登録簿
・履歴書
・資格証明書(写し)
・その他、こども相談センター所長が必要と認めるもの
(3)受託者は、サポート要員派遣経費については、あらかじめサポート要員から「口座
振替申出書」を提出させ、派遣実績を確認のうえ、口座振替により、支払いを行う。
(4)サポート要員登録簿を整備すること。
9 受託者及びサポート要員の守秘義務
受託者及びサポート要員は、その業務上知りえた里親及び委託児童又はその家族の秘
密を漏らしてはならないこと。
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派遣等の申請及び決定並びに終了
(1) サポート要員の派遣を希望する里親は、サポート要員派遣にかかる申請書を受託者
に提出しなければならない。
(2) 受託者は(1)の申請があった場合は、大阪市こども相談センターと協議のうえ審
査し、その要否及び期間を決定する。
(3) サポート要員の経験と業務の内容等を考慮し、里親とサポート要員との組みあわせ
を決定し、サポート要員派遣決定通知書により、里親及びサポート要員に通知する。
(4) サポート要員の派遣期間の終了又は派遣事由が消失した場合には、「サポート要員
派遣終了通知書」により、里親及びサポート要員に通知する。
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サポート要員の派遣
(1) 受託者は、必要に応じて里親から「サポート要員にかかる申請書」の提出を受け、
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サポート要員を派遣する。
(2) 里親は、家事又は児童の養育上の留意点や緊急時の対応等について事前に説明を行
い、児童の養育に支障をきたさないように配慮する。
(3) 里親は、受託者に「サポート要員勤務状況報告書」を提出する。
(4) 里親及びサポート要員は、派遣期間中において派遣決定事項に変更が生じた場合や
里親とサポート要員との調整を図る必要がある場合には、速やかに受託者に連絡し、
受託者は、派遣の必要性に応じて調整を行う。
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その他受託者の業務
受託者は、この事業の実施にあたり、先に規定するもののほか、次の業務を行うこと
とする。
(1) サポート要員の確保に努めること。
(2) サポート要員を対象とした賠償責任保険への加入。
(3) サポート要員に対する派遣経費の支払い。
(4) サポート要員に対し、必要な研修の実施。こども相談センター等において実施する
研修などを活用すること。
13 個人情報保護の遵守について
受託者は、事業を実施する上で知りえた個人情報の保護を遵守すること。
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指導等
大阪市が必要と認めるときは、受託者に対し実施状況等を調査し、必要な指導を行う
ことができる。
15 再委託について
(1) 受託者は、次に掲げる主たる部分について再委託することはできない。
① 委託業務における総合的企画、業務遂行管理、業務の手法の決定及び技術的判断等
(2)
受託者は、コピー、ワープロ、印刷、製本、トレース、資料整理などの簡易な業
務の再委託にあたっては、発注者の承諾を必要としない。
(3) 受託者は、契約書案第1項及び第2項に規定する業務以外の再委託にあたっては、
書面により発注者の承諾を得なければならない。
なお、元請の契約金額が 1,000 万円を超え契約の一部を再委託しているものにつ
いては、再委託相手先、再委託内容、再委託金額を公表する。
(4) 地方自治法施行令第 167 条の2第1項第2号の規定に基づき、契約の性質又は目
的が競争入札に適さないとして、随意契約により契約を締結した委託業務において
は、発注者は、前項に規定する承諾の申請があったときは、原則として業務委託料
の3分の1以内で申請がなされた場合に限り、承諾を行うものとする。ただし、業
務の性質上、これを超えることがやむを得ないと発注者が認めたとき、又は、コン
ペ方式若しくはプロポーザル方式で受注者を選定したときは、この限りではない。
(5)
受託者は、業務を再委託に付する場合、書面により再委託の相手方との契約関係
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を明確にしておくとともに、再委託の相手方に対して適切な指導、管理の下に業務
を実施しなければならない。
なお、再委託の相手方は、大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置の
期間中の者、又は大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受
けている者であってはならない。
16 成果物に係る著作権その他の権利の帰属
受託者が業務の実施にあたり作成した書類及び電磁的記録媒体等一切の図書の著作権
及び所有権は委託者に帰属するものとし、契約満了時には速やかに受託者は委託者に引
き渡す。
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その他
この仕様書に定めのない事項、又はこの仕様書の各項について疑義の生じたときは、
受託者はこども相談センターと協議を行い、その指示に従わなければならない。
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仕様書等に関する問い合わせ先
〒540-0003
大阪市中央区森ノ宮1丁目 17 番5号
大阪市こども相談センター 運営担当
電話:06-4301-3147
FAX:06-6944-2060
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