「2015 年 3 月期 第 3 四半期 日 決算説明会」主な質疑応答 時:2015 年 2 月 5 日(木)10:30~11:40 場 所:新丸の内ビルディング 20 階 登壇者:代表取締役社長 久保 征一郎 取締役副社長執行役員 飯塚 久夫 第 3 四半期の業績について Q. 有料加盟店舗数の増加ペースが回復した要因について。 A. 地方営業所拡大(2013 年に 1 ヶ所、2014 年に 3 ヶ所新設)の効果が出つつある。新設 した営業所では、目標を有料加盟店舗数の増加に絞り営業活動を行っている。 Q. ARPU の上昇要因について。牽引している商品はあるのか。 A. 昨年下期よりスポット型での受注を抑制しストック型での受注を進めた結果。 Q. 原価率の上昇要因と、今後の見通しについて。 A. 原価率の上昇要因は、関連事業の原価率上昇と、減価償却費の増加。 関連事業については、「デリバリー」「レッツエンジョイ東京」において原価率の高い案 件の受注が多かったため。今後これらの案件はコントロール可能だと考えている。 減価償却費については、第 2 創業期に増加した投資額が、その後フラットな状況で続い ているため。今後の投資も今期と同水準になると考えているので、減価償却費は落ち着 いていくと考えている。 Q. 販促宣伝費の減少要因について。 A. 2013 年 6 月のサイトバージョンアップと、それ以降の店舗ページの情報拡充が奏功し、 販促宣伝費を削減しても PV や UU をきちんと伸ばしていける状況になった。今後も効 率的な販促宣伝費の投下を進めていく。 来期(2016 年 3 月期)の業績見通しについて Q. 公表している「売上高 350 億円+、営業利益率 18%」に対し、売上高の「+」の部分 は難しいとの説明があったが、営業利益率の考え方は。 A. 営業利益率については公表した 18%で考えている。 売上高については「ぐるなび外国語版」など期待している施策もあるが、関連事業見直 しのはっきりとした目処が立っておらず、 「+」の部分を達成できるかどうか難しい状況。 Q. 関連事業見直しの見通しは。 A. 「ウェディング」 「デリバリー」 「食市場」では、これまで飲食店以外の業態もターゲッ トとしていたが、今後は経営資源を飲食店によるウェディングや外販の支援に寄せて行 きたいと考えている。この見直しの効果を来期の売上予算に織り込むことは難しいが、 このような状況下であっても、営業利益率については 18%を達成したいと考えている。 Q. 販売管理費の抑制が続いているので、営業利益率は 18%以上見込めるのではないか。 A. その可能性もあるが、18%の営業利益率を守る範囲で、新たな成長分野への費用投下を 行いたいと考えている。 Q. 「ぐるなび外国語版」の普及で先行的な費用がかかることはないのか。 A. 今回のリニューアルに伴い当社での翻訳作業が必要なくなったので、運用にかかるコス トはそれほど大きくない。また対応言語数を増やしていく予定だが、こちらも大きな費 用投下を必要としない。 Q. 今後の投資の方針について。 A. 現時点では、特別大きな投資を必要とする案件はない。18%の営業利益率を守る範囲で の投資を考えている。 「ぐるなび外国語版」のリニューアルについて Q. 収益に対してどのように貢献していくのか。 A. 収益化のための戦略については現在検討しており、結論はまだ出ていない。 現段階では、出来るだけ早く、できるだけ多くの飲食店に導入してもらい、この分野で デファクトを取ることが最優先であり、加盟店舗数の拡大に役立たせたいと考えている。 多くの飲食店が外国人旅行者の受入を課題として捉えおり、これまで当社と取引の無か ったチェーン店の方々も「ぐるなび外国語版」に強い関心を持っている。 「ぐるなび外国語版」の料金体系や商品化については飲食店をはじめ各方面と調整を取 りながら検討していく。 Q. 「TripAdvisor®」との連携について。 A. 「TripAdvisor®」における日本の飲食店情報と予約サービスで、当社と連携できないか 検討を行っている。 Q. 海外からのアクセスを取るための戦略について。 A. 店舗ページの情報を充実させ検索機能を有効なものとすることが優先課題だと考えて いる。その後、旅行会社等と話をし海外からのアクセスを獲得して行きたい。また、一 度「ぐるなび外国語版」を利用した外国人ユーザーに SNS で拡散してもらう方法も模 索していきたい。 Q. 他社に対する技術的な競争優位性について。 A. 今回のリニューアルでは、翻訳作業を必要とせず、飲食店が当社の提供する管理画面に おいて、日本語でメニューなど選択することによって自動的に他言語に変換される仕組 みを導入している。当社に蓄積された膨大な飲食店のメニューデータを活用し、高精度 な日本語マスターを構築したので、他社が簡単に真似できるものではないと考えている。 Q. 外国人の利便性向上のために工夫した点について。 A. 寿司にぎり体験や、お茶の作法を学ぶイベントなど、日本食の体験イベント開催を飲食 店に促進しており、イベント情報を「ぐるなび外国語版」で紹介している。これらの情 報は、外国人が飲食店を決める際のきっかけになると考えている。 メディアパワーについて Q. ユニークユーザーの内、スマートフォンユーザーの割合は。 A. 2 年前は 40%だったが、昨年は 50%、現在は 60%となっている。 Q. ウェブ予約の内、スマートフォンからの予約の割合は。 A. ユニークユーザーと同じような動きになっている。 以上
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