インターシルの耐放射線 IC、 NASA の宇宙船「オリオン」の初飛行に採用

プレスリリース
2015年2月10日
インターシルの耐放射線 IC、
NASA の宇宙船「オリオン」の初飛行に採用
NASA の深宇宙ミッション向け新型有人宇宙船の実現に
インターシルの技術が貢献
革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードする
インターシル(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ:ISIL)は、2014 年 12 月 5 日に
初試験飛行が実施された NASA(米航空宇宙局)の宇宙船「オリオン」に、インターシルの 16 個の
耐放射線 IC が搭載されたと発表しました。この無人試験飛行は Exploration Flight Test 1(EFT1)としても知られています。
「オリオン」は人類未踏の宇宙空間の探査のために開発された宇宙船です。そのプログラムの 1
つが、ロボット・ミッションにより 1 つの小惑星を月の軌道に載せ、宇宙飛行士が小惑星の複数の
サンプルの探査と収集を行うという計画です。また、長年実現が期待されてきた火星への有人ミッ
ションも対象の 1 つになっています。
インターシルの耐放射線 IC は宇宙船「オリオン」のクルー・モジュールの配電、ナビゲーション、フ
ライト・コントロールなどのミッション・クリティカルな用途でサブシステムのサポートのために使用さ
れているほか、慣性計測装置にも搭載されています。電圧レギュレータ、コンパレータ、マルチプレ
クサ、PWM コントローラ、MOSFET ドライバ、デュアル・アナログ・スイッチ、クワッド差動レシーバ、
マイクロプロセッサ監視回路など、インターシルの広範な耐放射線 IC ソリューションが採用されて
います。
インターシルのプレシジョン・プロダクツ担当シニア・バイス・プレジデントのフィリップ・チェスレイは
「インターシルの革新的な耐放射線 IC は、深宇宙探査に向けた NASA の次の大きなステップの
実現に重要な役割を果たしており、新しい世代のエンジニア、科学者、宇宙飛行士に新たな刺激を
与えることになります」と述べ、さらに「成功を収めた『オリオン』の試験飛行は重要な実績であり、
私たちはその一員であることを誇りに思います」と語りました。
宇宙/防衛産業におけるインターシルの歴史と経験は、Radiation, Inc.が設立された約 60 年前の
1950 年にまでさかのぼります。それ以降、ほぼすべての衛星、シャトル打ち上げ、深宇宙ミッショ
ンでインターシルの製品が使用されてきました。
インターシルの SMD 製品はすべて MIL-PRF-38535/QML 規格に準拠しており、100%バーンイ
ン試験に合格しています。
インターシルの宇宙用途向け IC の特長

宇宙要件に適合した 300 品目の耐放射線性製品を提供

米国フロリダ州パームベイにあるインターシルの MILPRF-38535 規格準拠施設で一貫設計、
製造

インターシルはわずか 15 しかない放射線耐性保証(RHA)国防兵站局(陸上および海上)
QML サプライヤの 1 つ

全製品が Class V(宇宙レベル)に完全準拠

全製品が個々の DLA SMD 設計図に基づく
インターシルの宇宙、防衛、高信頼性ソリューション、低線量率試験設備の詳細については
http://www.intersil.com/space/ をご覧ください。
このプレスリリースは、インターシルのウェブサイト
http://newsroom.intersil.com/index.php?s=34138&item=1075 でもご覧いただけます。
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インターシルについて
インターシルは、革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして
世界をリードしています。インターシルの製品は急速に高度化し、モバイル化と消費電力の増加が
進む電子機器の構成部品として、効率の向上とバッテリ駆動時間の延長を実現します。インターシ
ルは広範にわたる設計資産(IP)、設計とプロセス技術開発の経験を活用し、産業機器/インフラ、
モバイル・コンピューティング、車載、航空宇宙などの市場で活躍する有力企業の信頼できるパー
トナーとしての地位を確立しています。インターシルの詳細は、http://jp.intersil.com/en.html をご
覧ください。
インターシル株式会社はインターシル コーポレーション(本社:米カリフォルニア州ミルピタス)の全
額出資の日本法人で、各種電源 IC と高精度アナログ IC を日本のお客様に提供しています。本
社は東京都港区で、京都に西日本オフィスがあります。
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