表紙・目次(PDF:446KB)

平成22年度
農村整備・活性化基礎調査委託事業
NPO・企業等とのネットワーク形成・協働
による農業生産基盤の保全管理に関する調査
報
告
書
平 成 2 3 年 3 月
ランドブレイン株式会社
-i-
目
次
はじめに
・・・1
(1)事業の目的
(2)事業の内容・実施方法
Ⅰ.アンケート調査の実施
・・・2
(1)アンケート調査対象の抽出
(2)アンケート調査の実施
(3)アンケート調査の結果
Ⅱ.現地調査
・・・25
(1)調査対象の選定
(2)現地調査の実施
(3)現地調査結果の整理
(4)現地調査のまとめ
Ⅲ.本調査のまとめ
・・・31
(1)地域住民の幅広く持続ある参加を得続けるポイント
(2)外部の持続ある参加・協力を得続けるポイント
(3)資金面での持続性の確保
(4)組織の自立運営と行政支援
参考資料
○ 参考資料1 優良事例集
○ 参考資料2 現地調査20地区のヒアリングシート
○ 参考資料3 アンケート調査票
・・・資1
はじめに
(1)事業の目的
農村は、農業の持続的な発展の基盤であり、食料の安定供給や国土の保全など多面的機能の発
揮という面からも、農村の特性に即した農業生産基盤、農村生活環境基盤等の総合的・一体的整
備による良好な生活環境の維持形成を図ることが重要である。
一方で、農村では、過疎化、高齢化等により、農地・農業用水路等の農業生産基盤(以下「農
業生産基盤」という。)の適切な保全管理が困難となってきており、非農家も含めた多様な主体
での維持・管理が求められているところである。
こうした中で、近年、都市農村交流、企業のCSR等様々な機会を契機として、地域住民のみ
ならず、都市の住民やNPO、企業等多様な主体とのネットワークを形成し、農業生産基盤の維
持・管理に取り組んでいる例も見られるところである。
このため、新しい公共等(NPO、CSRに取り組む企業等)の多様な主体による取組等を通
じて農業生産基盤の保全管理が図られている事例を調査し、今後、こうした活動を推進していく
上での課題等を整理し、農村地域の整備及び活性化の推進に資する。
(2)事業の内容・実施方法
① アンケート調査の実施
新しい公共等の多様な主体による農業生産基盤の保全管理等の取組を実施している事例に
対して保全管理の推進体制、活動内容、課題等についてアンケート調査を行い、取りまとめた。
アンケート調査対象は、農地・水・環境保全向上対策に取組む事例、全市区町村への事前アン
ケート調査から得られた事例、様々なモデル事業やCSRに取組む企業等の事例、森林・農用
地の保全事業等を実施している第三セクターからふさわしい事例(531 事例)を抽出した。
② 現地調査
上記①のアンケート調査の実施事例の中から、地域の創意工夫を活かして、多様な主体との
ネットワーク、協働等により、農業生産基盤の保全管理を円滑に行っている地区を、取組の種
類や取組主体(地域住民 or 企業・NPO 等)
、行政支援の大小を考慮して 20 事例抽出した。この
20 事例に対し、推進体制の構築手法や地域内での課題の解決方法等について聞き取り調査を行
い、取りまとめた。
③ 調査結果の分析
上記①及び②の調査結果を基に分析し、多様な主体による農業生産基盤の保全管理を推進す
るに当たっての課題、留意点を取りまとめた。
④ 報告書の取りまとめ
上記①~③を報告書として取りまとめた。
なお、実施に当たっては、適宜、学識経験者の助言を得て、実施するものとする。
1