WFNS2021開催国立候補表明文(PDF/138KB)

2015 年 2 月 6 日
一般社団法人日本脳神経外科学会
会 員
各位
一般社団法人日本脳神経外科学会理事長
WFNS2021 招致実行委員会
委員長 嘉山 孝正
国際委員会
委員長 新井 一
謹啓 余寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、一般社団法人日本脳神経外科学会では、2021 年の世界脳神経外科連
盟(World Federation of Neurosurgical Societies)が開催する、第 17 回世界
脳神経外科学会(17th WFNS World Congress, 2021)の開催国として東京大学
教授 齊藤延人先生を会長とし、以下の目的を持って立候補をいたしました。
1.国際貢献および国際化
日本の脳神経外科における医療、学会の活動は極めて高いレベルに達してお
り、他国の医師の教育という面で日本がリーダーシップをとることが国際社会
において重要視されている。日本脳神経外科学会はこのような流れにいち早く
対応し、若い脳神経外科医の育成と発展途上国の臨床技術・知識水準の向上に
寄与することを第一の目的に掲げ、積極的に世界各地で様々な活動を行ってき
た。それらの活動は国際的に高い評価を受けており、今後の活動の更なる発展
が各国から切に望まれている。
その中で、世界中の脳神経外科医が集結する世界大会における研究発表およ
び知識の交換等は、先進国だけでなく発展途上国からの参加者にとっても大き
な意義があり、日本においてこの世界大会開催を開催することで、日本の国際
貢献と国際化を図る。
2.日本脳神経外科医の国際化と海外の若い医師の育成
WFNS2021 を開催することで、ある程度の国際化を図ることはできるが、
この 2021 年の世界大会開催の機会を利用し、希望する国内80大学および希望
する脳神経外科病院において、海外(アジア・東南アジア)の若い医師を招聘
し、短期間の研修を行うことで、国内外相互の若い脳神経外科医の教育、人材
育成と国際交流の推進を図る。
1973 年第 5 回学術集会 International Congress of Neurological Surgery が
日本で開催されてから、世界大会は 48 年ぶり 2 回目の開催(予定)となります。
この世界大会開催により、日本脳神経外科学会の地方も含めた All Japan の
国際化、国際貢献および若い医師の育成に寄与できれば、WFNS2021 を日本
での開催は有意義であると考えます。
招致活動にあたりましては、招致実行委員会が全力をあげて、遂行する所存
ではございますが、招致活動をより活発にかつ円滑に進めるために、是非とも
会員の皆様からのご支援を賜りたく、ここにお願い申し上げます。
謹白