1266 704頁 ●シダトレンスギ花粉舌下液(鳥居) 200JAU/mLボトル(10mL) 2000JAU/mLボトル(10mL) 2000JAU/mLパック(1mL:14包) [警告]緊急時に対応できる医療機関で. 舌下免疫療法(減感作療法)及び 適正使用eラーニング(鳥居薬品)を 受講修了の専門医に限る. 薬剤師:処方医の受講修了を確認. [特]a.患者が自ら服用する製剤. b.本剤によるアナフィラキシー等の アレルギー反応誘発に注意. [効]スギ花粉症での減感作療法: a.12歳未満,65歳以上は未承認. b.スクラッチテスト,皮内テスト, 又は特異的IgE抗体検査で スギ花粉症と確定診断する. c.前シーズンの花粉飛散時期での 症状を踏まえ,他の治療法も勘案し, 本剤の適用の可否を判断する. d.スギ花粉以外のアレルゲンにも 反応性の高いスギ花粉症には未承認. (特異的IgE抗体値が高い) c.スギ花粉飛散時期からの 新規開始は禁止 (アレルゲンへの過敏性亢進のため) d.投与後30分以上安静状態を保つこと (初回は医師の監督下で), (アナフィラキシー等への対応を準備). e.服用前後2時間程度は激しい運動, 飲酒,入浴等を避ける→副作用. f.家族のいる場所や日中に服用 (アナフィラキシー等に注意). [用]1日1回舌下に滴下し2分間保持する, 以後5分間は,うがい・飲食を禁止. a.増量期(1~2週目): ・1週目は200JAU/mLボトル ・2週目は2,000JAU/mLボトルを用い 1,2日目0.2mL→3,4日目 0.4mL →5日目 0.6mL → 6日目 0.8mL →7日目 1mLと漸増する b.維持期(3週目以降): 2,000u/mLパックを用い,1日1回1mL. [禁]1.本剤でショックの既往歴. 2.気管支喘息:重症に禁忌. 軽症に慎重に(喘息誘発). 3.悪性腫瘍,又は免疫系に影響を及ぼ す全身性疾患(例えば自己免疫疾患,免 疫複合体疾患,又は免疫不全症等). [慎]本剤,又はアレルゲンエキス,スギ 花粉含有食品でのアレルギー歴. [注]1.抜歯後,口腔内炎症等→ 吸収に影響→傷や炎症部位に刺激. 2.症状改善時:中止は慎重に →再発のおそれ. 1267 3.本剤のアレルギー反応へ対処時: ・非選択的β遮断薬服用中→ アドレナリンの通常量では 効果不十分のことがある. ・三環系抗うつ薬,MAO阻害薬服用中 →アドレナリンの作用が増強. ・重症の心疾患,肺疾患,高血圧症で →アドレナリン投与で症状悪化. 4.全身性ステロイド薬投与時 →免疫系抑制で,本剤の効果消失. 5.初回の花粉飛散時期終了時に無効 →以降の継続は慎重に判断. [患]1.妊娠中:アレルギー反応で→ ヒスタミン遊離→子宮収縮作用. 2.授乳婦には禁.授乳禁. 3.喘息発作時,激しい気管支喘息症状, 急性感染症罹患時,体調が悪い →服用可否は医師に相談. [副]A.重大:ショック,アナフィラキシー D. 口腔内副作用(1ヶ月後から)→口内 炎,舌下・口腔内腫張(維持期開始初 期),口腔内そう痒・違和感,舌下浮腫・ そう痒感,舌そう痒・ピリピリ感. 鼻汁,くしゃみ,鼻部そう痒,鼻閉,眼 脂,眼のそう痒,眼の充血,眼瞼浮腫,流 涙,耳そう痒,耳違和感,耳鳴,咽喉頭そ う痒,咳喘息,咽喉頭違和感嗄声,下痢 胃痛,腹痛,嘔吐,頭痛,めまい,立ち眩み, 皮疹,蕁麻疹,顔面腫脹,中毒疹,顔面潮 紅,そう痒,口唇浮腫・腫脹,手足の浮腫, 不快感,倦怠感,頻脈,発汗,発熱,脱力感, リンパ腺腫脹,動悸 [備]2~8℃保存, 有効期間:ボトル1年6カ月,パック2 年,
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