ビジネスプラン名 :古来よりの果実マルベリー(桑の実)を新しい素材として 発表企業のプロフィール 岡山県青果物販売株式会社 関連グループ 代表取締役 大西直規 (年齢:58歳) 【住 所】:岡山県岡山市北区岡南町2-3-1 【設 立】:平成9年月12日 【資 本 金】:3000万円 【従 業 員】:30名 グループ全体172名 【U R L】 :http://www.umaina.co.jp 【事業分野】:食品製造業 【サマリー(今回発表するビジネスプランの概要)】: 私たちの企業は、創業当初から6次化を進めて参りました。 中核を成し製品製造から卸、販売まで担う「岡山県青果物販売㈱」 自社店舗網を管理する「㈱フルーツ・ジャパン」、素材を長期保管 できるように1次加工を行う「岡山県農産食品加工㈱」、素材生産 を担う農業生産法人の「㈱フルベジファクトリー」、の4社体制 で農業素材から中間加工,加工食品製造,自社店舗網での販売とこだわり感の強い商 品を強みとしています。そして、過疎地や限界集落での産業や雇用の創出を会的責任 と考えており、このたびマルベリー(桑の実)についての事業にたどり着いたのも、 そのような企業姿勢の賜物と考えております。 マルベリーは桑の果実であり、収穫期間も短くまた劣化が早いという特性があり、ま た、養蚕業が衰退したからは蚕の飼料とされないことから伐採や廃園が進んだと考え られ、資源として全く意識されることがなかったものと思われます。 私たちは、そのような状況にあった桑から果実(マルベリー) マルベリーの果実(熟成中) を確保し、岡山大学と産学連携の中、優れた効能があることに 気づき、商品化を考えました。当初、マルベリー自体について の認知がないことから消費者に対してのスイーツでの商品化を 第1期と考え、その後、効能を前面に出した健康食品としての 商品化を第2期と考えています。 第1期であるスイーツの商品化については2013年に三越様の巻頭でのギフト展開 が実施されたことにより、初めてマルベリーのスイーツ 商品が世に出ました。また2015年には阪急様の中元ギフト 展開でマルベリーのジュレとコンポートが決定しています。 それ以外では自社店舗網によってコンフィチュール,プリン などの商品が現在販売しています。 現在、岡山県白石島において、自生の桑を中心に京都工芸大学 原名誉教授の指導の もとに植栽された桑から、系統選抜を実施しつつ果実収穫に適した品種選定も実施し ています。 【発表に向けた抱負・意気込み(経営の想い、VCへのメッセージ、求める事業提携・販路先 など)】 弊社はグループ全体で6次産業化(事業の垂直統合)を実施しております。マルベ リーの産地も過疎化が著しく進展している地域に存在します。高齢化と人口減少が 顕在化している日本にあって、明治維新後、近代化の礎として養蚕とともに植栽さ れた桑、そして維新後150余年が過ぎた現在にあっては荒廃した桑畑。桑の果実 マルベリーから過疎地を変えたいと願っています。
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