「タイムスタンプ有効期限と延長措置について」 2015 年 1 月 タイムビジネス協議会 一般財団法人日本データ通信協会によって運営されている「タイムビジネス信頼・安心認定制度」 (以下、認定制度)の発足から 2015 年 4 月で 11 年目を迎えようとしています。 これに伴い、認定されたタイムスタンプ事業者(以下、認定 TSA)が発行したデジタル署名方式の タイムスタンプの有効期限を迎えるケースが出てきます。 有効期限後も引き続きタイムスタンプの有効性を確保する必要がある場合の延長措置について 説明します。 ◆デジタル署名方式のタイムスタンプの有効期限とは デジタル署名方式のタイムスタンプの有効期限は、認定 TSA がタイムスタンプを付与した日時に よらず、時刻を保証するための署名に使う認定TSAの公開鍵証明書の有効期限までとなります。 ◆タイムスタンプ有効性の延長措置について タイムスタンプの有効性延長は、タイムスタンプの公開鍵証明書の有効期限が切れる前に、新た なタイムスタンプを追加付与する措置により可能になります。 新たなタイムスタンプの付与により、有効性は新たなタイムスタンプの公開鍵証明書の有効期限 まで延長されます。 有効期限を過ぎますと有効期限内に行う検証方法では十分な検証ができなくなり補完するための 手順が必要となります。お客様において延長の措置が必要な場合、有効期限前に新たなタイムス タンプを付与することが望ましく、タイムスタンプを利用する業務の要件によっては、延長措置が 要求される場合があることにご留意ください。詳細な方法については、ご利用の認定 TSA やタイ ムスタンプサービスを提供しているアプリケーションベンダにご確認ください。 より技術的に詳細な解説は、当協議会発行の「電子署名検証ガイドライン V1.0.0:2013 年 6 月 5 日」1および当協議会の前身協議会であるタイムビジネス推進協議会発行の「タイムスタンプ長期 保証ガイドライン:平成 18 年 4 月」2を参考にしてくだい。 以上 1 2 http://www.dekyo.or.jp/tbf/seika/pdf/densiguideline.pdf http://www.dekyo.or.jp/tbf/seika/pdf/choukihosyouguidelineVer.1.3.pdf
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