第2章 計画策定の背景 第2章 計画策定の背景 1 国の動向 国においては,中央教育審議会生涯学習分科会が平成 20 年2月に「新しい時代を切り拓 く生涯学習の振興方策について」との答申を示しました。 その中で,現在の社会環境等の状況を整理し,目指すべき施策の方向性や視点を明らか にした上で,国民の学習活動の促進や地域社会の教育力の向上等のための,生涯学習の振 興方策などについて提言されています。 また,平成 18 年 12 月に,教育基本法が改正され,新しい時代の教育理念を明確にする とともに,新たに「生涯学習の理念」が規定されました。その後,平成20年 6 月には社 会教育法が改正され,国や地方公共団体の任務に生涯学習の振興に努めることが示されま した。平成 20 年7月には,教育基本法に基づく初めての計画として「教育振興基本計画」 が策定され, 「家庭における教育力の向上」「学校・家庭・地域相互の連携協力による地域 教育力の向上」が示されています。 (1)教育基本法の改正(平成 18 年 12 月) 教育基本法の改正により,新しい時代の教育理念を明確にするとともに,生涯学習の理 念(第3条)のほか,家庭教育(第 10 条) ,幼児期の教育(第 11 条) ,社会教育(第 12 条) ,学校,家庭及び地域住民等の相互の連携協力(第 13 条)などについて定められまし た。 教育基本法の抜粋 第3条:国民一人一人が,自己の人格を磨き,豊かな人生を送ることができるよう,そ の生涯にわたって,あらゆる機会に,あらゆる場所において学習することができ,そ の成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。 第10条:父母その他の保護者は,子の教育について第一義的責任を有するものであっ て,生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに,自立心を育成し,心身の調 和のとれた発達を図るよう努めるものとする。 2 国及び地方公共団体は,家庭教育の自主性を尊重しつつ,保護者に対する学習の機会 及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなけ ればならない。 3 第2章 計画策定の背景 第11条:幼児期の教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであること にかんがみ,国及び地方公共団体は,幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備 その他適当な方法によって,その振興に努めなければならない。 第12条:個人の要望や社会の要請にこたえ,社会において行われる教育は,国及び地 方公共団体によって奨励されなければならない。 2 国及び地方公共団体は,図書館,博物館,公民館その他の社会教育施設の設置,学校 の施設の利用,学習の機会及び情報の提供その他の適当な方法によって社会教育の振 興に努めなければならない。 第13条:学校,家庭及び地域住民その他の関係者は,教育におけるそれぞれの役割と 責任を自覚するとともに,相互の連携及び協力に努めるものとする。 (2)中央教育審議会生涯学習分科会答申(平成 20 年2月) 中央教育審議会生涯学習分科会が「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について」 を答申し,○国民一人一人の生涯を通じた学習の支援 ○地域の教育力の向上(学校・家 庭・地域の連携)の2つの目指すべき具体的方策が示され「知の循環型社会の構築」が求 められています。 (3)社会教育法の改正(平成 20 年 6 月) 平成 18 年の教育基本法の改正を受けて改正されました。主な改正点として,国民の学習 の需要を踏まえ,必要な学習の機会の提供及びその奨励を行い,生涯学習の振興に寄与するこ と,社会教育行政は学校,家庭,地域住民等の連携,協力の促進に努めることなどが追記されて います。 (4)教育振興基本計画の策定(平成 20 年 7 月) 教育基本法に示された教育の理念の実現に向けて,基本的方向性として「社会全体で教 育の向上に取り組む」ことが示され, 「学校・家庭・地域の連携・協力を強化し,社会全体の 教育力を向上させる」 「家庭の教育力の向上」 「人材育成に関する社会の要請に応える」 「いつでもどこでも学べる環境をつくる」ことについて施策の推進が求められています。 平成25年度から5年間の計画として,我が国の教育を取り巻く環境の変化への対 応や,危機回避に向けた基本的方向性を示す,第2期教育振興基本計画が策定されて います。基本的方向性として, 「社会を生き抜く力の養成」「未来への飛躍を実現する 人材の養成」 「学びのセーフティネットの構築」 「絆づくりと活力あるコミュニティの 形成」が示され,今後の新たな生涯学習の推進が求められています。 4 第2章 計画策定の背景 2 県の動向 岡山県においては,平成22年2月,「第3次岡山県生涯学習推進基本計画」を策定し, 県民一人ひとりが生涯にわたる学習活動を通じて自己の人格を磨くとともに,学びの成果 を生かして地域課題の解決や地域ぐるみで地域の子どもをはぐくむ取組みに参加・参画し て活動するなど,個人の豊かな学びと「地域力」の高い,自立した地域社会の形成が循環 する「生涯学習社会☆おかやま」の実現を目指しています。 <計画の基本目標と推進方向> ◆計画の基本目標 豊かな学びと「地域力」の形成が循環する 「生涯学習おかやま」の実現 個々の県民が,生涯にわたる主体的な学習活動を通じ,それぞれの能力と個性を発揮して社会の中で自己実現を果 たすとともに,個々の知識や経験,学習成果を地域社会に還元しながら, 「地域力」の高い自立した地域社会の形成 に向け,積極的に参加・参画して活動することにより,豊かな学びと「地域力」の形成が循環する「生涯学習社会 ☆おかやま」の実現を目指します。 ◆計画の推進方向 ~重点的に取り組む学び~ ☆計画の課題☆ ○学習活動が個 人の教養や趣味 の充実にとどま る。 方向性1 人がつながり地域社会に生かす「学び」 -学びの成果を生かして地域社会へ参加・参画する学習活動の促進- 地域課題への気付き・関心を高める学び,地域社会における人と人のつながりを構築す る学びを支援するとともに,個々の知識や技術,経験等を積極的に社会に還元すること, 学んだ成果を実践に生かすことを促進します。 〈方向性1の土台となる「学び」 〉 ○社会での自己 実現を目指す学 習機会が不足 ○学習活動への 参加が困難な県 民の存在 ○行政が中心と なった生涯学習 推進の取組 たくましく未来を切り拓く「学び」 -個々の県民が社会人として自立を目指す学習活動の支援- 若者が,自らのライフデザインを描きながら,社会の中でいきいきと生活することが できるよう,社会人として自立する学びを支援するとともに,だれもが生涯にわたって 自らの能力を高める学習機会の充実を図ります。 個々が輝く「学び」 -県民だれもがニーズに応じて学ぶことができる取組の充実- 学びに対して時間的,空間的,環境的に制約がある県民に対しては,学びへのきっか けづくりや参加しやすい学習環境の整備に努め,学びの楽しさとの出会い,学びを通 じた人との出会いを促進します 方向性2 多様な主体の連携・協働が創り出す「学び」 -社会を構成する多様な主体との連携・協働による取組の充実- 社会を構成する多様な主体と行政が連携・協働しながら,県民の生涯にわたる学習活動 の充実を支援するとともに,学習成果の活用や「知」の循環を促進し,学びを通じた「地 域力」向上への取組の充実を図ります。 5 第2章 計画策定の背景 3 生涯学習を取り巻く環境の変化と展望 平成13年度に生涯学習基本計画を策定してから13年が経過しました。 その間,生涯学習を取り巻く社会環境は大きく変化してきました。第2次計画を策定す るにあたり,考慮すべき主な社会の趨勢を示します。 人口減と少子高齢化への対応 人材力の強化 全国的に地域力 の低下が指摘され ていることから, 地域活性化の基本 的な要素である人 出生数の減少や若い世代の市外流出等により, 本市の高齢化率は33%にまで達しています。今 後さらに高齢化が進む中で,高齢者の生きがいと しての生涯学習の推進,また,高齢者の知識,経 験を活かし,地域や社会に積極的に参加できるよ うなシステムづくりが必要です。 材の育成に努め, 地域の結びつきの推進 地域コミュニティ の再生が必要で す。 経済・社会環境が変化する 安心・活力・ 支えあい ~みんなで築く 自立都市~ 中で,価値観や生活スタイル が変化し,地域や家族とのつ ながりが薄れています。今後 は,生涯学習を通じて,人づ くり,まちづくりを進め,地 域社会の再生につなげたい と考えます。 成熟期を迎えた社会と高度情報化社会 への対応 地域社会の教育力の向上 自由時間の増大や高齢化などの社会の成 熟化に伴い,心の豊かさや生きがいなどの 社会が成熟する中で,核家族化,少子 ための学習機会の提供が求められていま 化による家庭・地域の教育力の低下や, す。今後は,新たな学習人口の増加やニー 個人のモラルや規範意識の低下など ズに沿った学習機会の拡充を図る必要があ が地域社会の課題として指摘されて ります。また,成熟化した高度情報化社会 います。そこで,家庭・学校・地域社会 の中で,マルチメディアを活用した学習情 が連携し,家庭や地域の教育力の向上 報の提供や活動を支援する仕組みづくりが を図る必要があります。 必要です。 6 第2章 計画策定の背景 生涯学習施策に関する市の取組状況 4 玉野市では,市民一人ひとりが健康で生きがいのある充実した人生を送ることができる よう,生涯にわたり自由に学習機会を選択して学ぶことができ,その成果が適切に評価さ れ,かつ有効に活かすことのできる「生涯学習社会」をめざして,平成13年度に玉野市 生涯学習基本計画を策定しました。 その後,平成20年度から5ヶ年の計画として「玉野市生涯学習基本計画(後期) 」を策 定し,市民の生涯学習を支援する施策の推進を図ってきました。以下主な取組状況を示し ます。 ○学習情報と相談体制の充実 県生涯学習講座や放送大学,市民講座の受講案内など情報提供に努めるとともに,生 涯学習センター,中央公民館で実施する講座の実施に努めてきました。また,生涯学習 センターに社会教育指導員を配置し,市民の学習相談に対応してきました。 ○学習機会の充実 市民の関心が高い分野を中心とした講座や,地域活動における様々な場面で活躍でき る人材の育成をめざす「地域人づくり大学」を開校し,地域を支える市民が活動に役立 つ知識を習得する場の創出に努めてきました。 また,市民の生涯学習やまちづくりを支援する「まちづくり出前講座」は,メニュー の見直しや市民ボランティア講師を拡充し,市民の学習の場の創出に努めてきました。 <地域人づくり大学の風景> 7 第2章 計画策定の背景 ○生涯学習の基礎づくり 新たまの子育てプランに沿って,放課後の子どもの居場所づくりとして,「たまの地域 子ども楽級」を実施するとともに,地域の教育力を活用し,算数等の基礎基本の支援を 行う「おさらい会」の充実に努めてきました。 また,親育ち応援学習プログラムを利用したワークショップ形式の啓発活動や子育て 親育ち講座を開催するなど,家庭教育の支援を行いました。 さらに,地域の方や保護者の特技を活かして学校教育の支援をしていただき,「学校・ 家庭・地域」が一体となって,学校教育の充実,生涯学習社会の実現や地域の教育力の 向上を目的とする,学校支援地域本部事業を12校園で実施しています。 <地域子ども楽級の風景> <おさらい会の風景> 8 第2章 計画策定の背景 5 玉野市の生涯学習の現状 アンケート調査による現状の整理 本計画の策定にあたり,市民の家庭や地域社会において行う生涯学習に関する意識や希 望を把握するため,無作為抽出の20歳以上の市民 1,000 人(郵送調査)へのアンケート 調査を実施しました。 アンケートの回収率は,37.3%となっており,回答者の性別は女性が約60%,男 性が約40%となっています。 (1) 生涯学習の認知度と参加意欲について 生涯学習の認知度を見ると40~60歳代のほとんどが聞いたことがあると回答。20 歳代は,約3割が聞いたことがないと回答しており,あらためて若い世代の認知度の低さ がうかがえます。 30歳代,40歳代は「聞いたことがあるが,内容はよくわからない」の割合が多いも のの, 「生涯学習をしてみたい」人の割合が高くなっています。 生涯学習の参加意欲については,70歳以上を除き,参加意欲がある人が約6割以上と なっています。 生涯学習という言葉を聞いたことがあるか 9 第2章 計画策定の背景 今後,生涯学習をしてみたいか 〔年齢別〕 〔性別〕 10 第2章 計画策定の背景 (2) 過去1年間の生涯学習活動への参加状況について 生涯学習をしていない人が全体の4割を占めており,特に50歳代の割合が高くなって います。 「健康に関する活動」は,全ての年齢層において上位で,その他「家庭生活に役立 つ技能」など,自身のことや生活に関することが上位を占めています。生涯学習を行わな かった理由をみると, 「仕事や家事が忙しい」の割合が最も高く,次いで「理由はない」 「き っかけがない」となっています。 過去1年間に生涯学習活動を行ったか 11 第2章 計画策定の背景 過去1年間に生涯学習活動を行っていない理由は (3) 生涯学習に関する情報の入手方法について 生涯学習に関する情報の入手方法をみると,3~4割が広報紙から入手しているが, 20歳代では他の年代に比べて低くなっています。 「インターネット」から情報を得ている 人の割合をみると,若年世代になるほど高くなっています。 生涯学習に関する情報をどのように得ているか 12 第2章 計画策定の背景 (4) 生涯学習の成果を活かしている内容 「健康の維持・増進」が115件,「家庭・日常」,「人生を豊かに」が各97件であり, 自らの人生や家庭を豊かにするものが多くなっています。次いで「仕事や就職」が58件, 「地域活動・ボランティア活動」が50件となっています。 年代別では, 「地域活動・ボランティア活動」については60歳以上が他の年代に比べて 多くなっています。 生涯学習の成果をどのように活かしているか。 〔年代別〕 13 第2章 計画策定の背景 6 生涯学習をめぐる課題 本章の「生涯学習施策に関する市の取組状況」や「玉野市の生涯学習の現状」により, 玉野市生涯学習基本計画(後期)の評価・検証を行うとともに,市民アンケートの調査結 果により現状を把握しました。 市民,地域コミュニティ,家庭,学校,関係機関が連携し,「いつでも,どこでも,だれ でも」自発的に学習し,自己を高め,充実した生活を送ることのできる社会の実現を図る ためには,急速に進展する社会環境に対応した内容,活動の場や情報の提供が必要であり, 市民アンケートの結果では,「生涯学習施設のサービスの充実」や「情報提供の充実」, 「生 涯学習者への支援の充実」などが強く求められています。 ■生涯学習情報の充実 市民が必要な学習情報を収集・活用しやすいように,生涯学習センター,中央公民館, 各公民館等で開催する講座や活動について,広報紙及び玉野市ホームページで市民への情 報提供に努めてきました。 今後は,さらに,市民が利用しやすく,いつでも,どこでも,必要な学習情報を入手で きるよう,講座やイベント情報のほか,生涯学習活動を行っている団体や人材に関する情 報など,誰もが利用できる様々な情報を効果的に発信することが求められています。 ■学習の機会や場の充実 市民があらゆる場所で生涯にわたって学べるよう,生涯学習センターや公民館などの生 涯学習関連施設及び学校・地域が連携し,家庭や学校,地域での多様な学習機会の充実を 図ってきました。 その中でも,中央公民館では,地域活動における様々な場面で活躍できる人材の育成を 目指す「地域人づくり大学」の開講や,市民の生涯学習やまちづくりを支援する「まちづ くり出前講座」を実施し,市民の学習の場の創出に努めてきました。 また,地域の教育力の向上や子どもの居場所づくりを図るため,「地域子ども楽級事業」 や「おさらい会」, 「学校支援地域本部事業」を実施し,学校・家庭・地域が連携した,地 域で子どもたちの学びを支える仕組み作りに努めるとともに,家庭の教育力の向上を図る ため,「子育て親育ち講座」の開催や,「親育ち応援学習プログラム」を実施するなど,家 庭教育支援にも努めてきました。 今後は,多様化・高度化する学習ニーズに対応するとともに,学習者が主体となり,学 習による出会い,学びあいを通した心の豊かさや生きがいづくりなど,新たな人生の方向 づけを支援するための学習機会の充実が求められています。 14 第2章 計画策定の背景 ■社会教育施設の充実と活用 本市の社会教育施設のうち,生涯学習センター及び中央公民館では,学習ニーズに応じ た各種講座を開催するとともに,地域人づくり大学など,地域に根ざした事業の実施に努 めてきました。しかしながら,生涯学習センターの認知度の低さや図書館が利用しにくい などの意見が寄せられています。 今後は,事業内容の充実だけでなく,市民が利用しやすい環境づくりが求められていま す。 ■生涯学習の成果を活かす機会の充実 学習成果の活用は,生活や社会における多様な活動に対して行われ,地域社会全体の教 育力向上という観点からも,個人が学習した成果を地域社会の活動に活かすことに努めて きました。例えば,地域社会の教育活動として,学校支援地域本部事業や地域子ども楽級, おさらい会などのボランティア活動がありますが,現状としては,生涯学習によって得た 学習成果を活用して社会に積極的に参画できる仕組みが形成されているとは言いがたい状 況です。 今後は生涯学習の成果を,社会の中で活かすことができるような環境づくりが求められ ています。 ■地域社会を担う人づくり 地域社会の活性化・問題解決に意識を持った人材を育成するため,地域人づくり大学の 開催や,学校・家庭・地域が連携した取り組みを実施し,市民の多様な生涯学習活動を支 援する人材の育成を図ってきました。 今後は,生涯学習を通したまちづくりを目標にして,地域コミュニティと協働しながら, 豊かな地域資源や人材を活かした取り組みが求められています。 以上,前計画の施策に対する課題が考えられることから,新計画を策定するに当たり, 前計画の施策に対する取り組み状況として,前計画評価・検証一覧(図表)を次のとおり 取りまとめました。 15 第2章 計画策定の背景 (図表) 玉野市生涯学習基本計画(前計画)評価・検証一覧 施策名 評価の基準 5…十分な成果があった 4…概ね満足な成果があった 3…成果がやや不十分であった 2…成果に不満が残った 1…未実施 施策内容 評価 ①子育て支援と家庭の教育力の充実 子育てに関する学習の機会や情報の提供,相談体制の充実を図り,子育て世帯の支援に努める。 4 ②学校教育の充実と家庭・地域社会の連携 児童生徒の個性を活かす教育を推進するとともに,学校・家庭・地域の連携を図る。 5 ③青少年の健全育成 地域教育力の活性化を図るとともに,健全育成のための環境整備に努める。 5 ①趣味・教養活動 市民ニーズに沿った各種講座の充実を図るとともに,大学等による公開講座の充実に努める。 5 ②スポーツ・レクリエーション活動 生涯スポーツの推進を図るとともに,スポーツ団体の育成・支援に努める。 4 ③ボランティア活動 ボランティア養成講座の開催など,ボランティアに関わる人材の養成に努める。 3 ④芸術・文化活動 市民が気軽に芸術・文化に触れる機会の充実に努める。 4 ⑤国民文化祭の開催 国民文化祭を開催し,おかやま文化の発信を図る。 5 ①明るい家庭作り 親子がふれあう事業の推進に努める。 4 ②活力あるコミュニティづくり 公民館等を拠点としたコミュニティ活動の推進を図るため,交流の場の確保を図る。 4 職業に関する知識・技術等の学習機会の充実に努める。 3 ①健康で安全なくらしの確保 市民の健康づくりを総合的に支援するとともに,防災等安全に関する学習機会の充実を図る。 5 ②国際化社会への対応 外国語講座等の充実に努めるとともに,国際交流事業を推進する。 3 ③男女共同参画社会の実現 男女共同参画社会の実現を促進する啓発活動や学習機会の充実を図る。 4 4 ④環境問題への対応 環境問題に関する学習機会の充実や環境保全活動の支援に努める。 4 4 ⑤高齢化社会への対応 高齢者の社会参加の促進や学習機会の充実に努める。 5 ⑥情報化社会への対応 情報化に対応した環境の整備や学習の機会の充実に努める。 2 ⑦障害者の自立と社会参加 障害者の支援体制の充実や障害者理解のための学習機会の充実に努める。 ⑧人権問題の解決 人権教育・啓発活動や学習機会の充実に努める。 5 ITを利用した学習情報の提供や学習相談体制の充実に努める。 2 ①学校,他市町村との連携 学校施設の有効利用の促進。市町村の連携による広域的な学習サービスの推進。 3 ②まちづくり出前講座の充実 学習ニーズに沿った出前講座の充実に努める。 4 1 学習活動の支援 (1)生涯学習の基礎作りを目指して (2)生きがいのある生活を目指して (3)コミュニティの活性化を目指して (4)職業能力の向上を目指して ①職業能力を向上するための学習機会の充実 (5)現代的な課題の解決を目指して 4 4 2 学習環境の整備 (1)学習情報の提供 ①学習情報と相談体制の充実 (2)学習機会の充実 (3)生涯学習関連施策の充実 ①玉野市生涯学習センター(ミネルバ), 自主講座や専門的な学習機会の提供に努める。 3 生涯学習関連施設の機能充実 中央公民館や図書館,各公民館等施設間の情報交換など連携を図る。 (4)学習成果の評価と活用 ①学習成果の評価 学習成果を評価するシステムの調査・研究に努める。 1 ②学習成果の活用 学習成果を活用するシステムの調査・研究に努める。 1 16 第2章 計画策定の背景 次計画における位置付けの基準 ※重要度,緊急度,必要性を総合的に考慮 継続……継続して取り組むもの。 見直し…前計画の内容を見直すもの。 完了……前計画において完了したもの。 廃止……廃止するもの。 次計画における 位置付けの基準 実施結果等 第2次計画における位置付け 基本方針 1 施策体系 学習活動の支援 (1)生涯学習の基礎作りを目指して ①各校園で保護者を対象に子育て親育ち講座や親育ち応援学習プログラムを実施した。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ②中学生のチャレンジワーク 14 事業の実施や,学校支援地域本部事業により学校・家庭・地域の連携を図った。 継続 1.まなぶ 2 地域教育力の向上 ③街頭補導等に取り組むとともに,地域子ども楽級による子どもの居場所づくりやおさらい会を実施した。 継続 1.まなぶ 2 地域教育力の向上 ①定期講座やグループ講座の実施。大学等専門分野の公開講座を実施した。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ②トップアスリートを招聘し,スポーツの楽しさを啓発した。指導者や育成者の研修会の開催。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ③社会福祉協議会においてボランティア体験や講座などを実施しており,今後は行政と連携した取り組みが必要。 見直し 2.いかす 1 学びの成果が活かされるまちづくり ④トップアーティスト招聘事業や市民コンサートを実施するとともに,芸術に関する定期講座を実施した。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 見直し 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 (2)生きがいのある生活を目指して ⑤平成 22 年度事業完了。今後は瀬戸内国際芸術祭の開催に関連して,誘客・発信活動に取り組む。 (3)コミュニティの活性化を目指して ①親子で参加出来る教室を開催したり,家庭教育支援事業により家庭教育の支援体制を強化した。 継続 3.つながる 1 人と地域を結ぶネットワークづくり 1 人と地域を結ぶネットワークづくり ②協働のまちづくり事業など,コミュニティやボランティア団体の社会貢献活動を支援した。 継続 3.つながる 2 地域を担う人材の育成 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ①各団体と連携した健康教育や健康教室の実施や,防災・防犯に対する講座を開催した。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ②外国語講座等を実施するとともに,グロスターホームステイ事業を実施した。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ③たまの参画フェアの実施。広報紙への男女共同参画ページの掲載。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ④青少年を対象とした環境学習活動やごみの減量化等を促進するための環境講座を実施した。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ⑤高齢者の健康及び体力の維持や生きがいを推進するスポーツ大会や講座の実施に努めた。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ⑥パソコン講習事業を実施しているが,学習サービスを利用できる環境の整備を図る必要がある。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ⑦障害者の就労支援や相談事業を実施。また障害者スポーツの普及に努めた。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 ⑧人権問題の認識を深めるため,様々な課題に対応した講座を実施した。 継続 1.まなぶ 1 ライフステージに応じた学びの支援 継続 4.ひろがる (4)職業能力の向上を目指して ①高校生のための職業ガイダンスを実施。職人塾は参加者が少なく中止したこともあるが,今後も継続して取り組む。 (5)現代的な課題の解決を目指して 2 学習環境の整備 (1)学習情報の提供 ①広報紙やホームページ,SNS等を利用して,広く市民が利用しやすい情報提供を図る必要がある。 1 生涯学習情報の充実 2 情報化社会への対応 (2)学習機会の充実 ①学校等公共施設を地域住民の学習活動の場として利用の促進を図る必要がある。 見直し 1.まなぶ 1 学習の場の充実と活用 ②講座内容は定期的に見直しているが,今後は市民ニーズを把握しSNS等を利用して幅広くPRしたい。 見直し 1.まなぶ 2 地域教育力の向上 見直し 1.まなぶ 1 学習の場の充実と活用 ①未実施 - 2.いかす 1 学びの成果が活かされるまちづくり ②未実施 - 2.いかす 1 学びの成果が活かされるまちづくり (3)生涯学習関連施策の充実 ①生涯学習センターと中央公民館で定期講座を実施しており,認知度と利用率の低い生涯学習センター で実施している講座等の在り方について検討する必要がある。 (4)学習成果の評価と活用 17 第2章 計画策定の背景 18
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