2015年 年頭所感

2015 年 年頭所感
2015 年 1 月 1 日
ビッグデータ時代に必要な Data Driven 経営
日本テラデータ株式会社
代表取締役社長 吉川 幸彦
明けましておめでとうございます。
昨年は、ビッグデータ活用が本格的な普及期に入ったと言われました。IoT、M2M の加速によるモバ
イル、クラウド、ビッグデータ時代では、今まで以上にビジネス部門の主導によるデータ活用の必要
性が増してきています。2015 年は、IT 部門だけでなくビジネス部門が自らデータを分析することで、
成功にいち早くたどりつくための失敗を繰り返し、その結果を営業・マーケティングまた経営戦略そ
のものに活用する“Data Driven”(データ主導型)ビジネスを推進していくことが重要です。
欧米と比較して、日本にはビッグデータを積極的に活用するアーリーアダプター層が少ないと言わ
れていますが、部門毎にデータを管理するカルチャーも背景にあり、企業ごとの差でもあると考えて
います。ビッグデータからだけでは思いもよらない特別な何かを見出せる訳ではないため、まずは購
入履歴や在庫などの従来型の構造化されたデータと、SNS、Web ログ、画像、センサーなどの新しいデ
ータ(非構造化データ)を組み合わせて分析し、短期間で数多くの試行・検証を行い、失敗に至るよ
うな仮説を早期に選り分け、重要な洞察(インサイト)を早く見つけ出すことが、ビッグデータ分析か
ら価値を生み出すプロセスです。
弊社ではビジネス環境の変化や市場のニーズに対応し、ビジネス部門主導によるビッグデータ活用
を推進するため、昨年、Hadoop のサポート機能や分析コンサルティング・サービスを強化する企業買
収やパートナーシップ提携の投資に注力しました。また Teradata データベースから単一の SQL で各種
のデータソースにアクセスし、分析処理を分担可能な Teradata Query Grid™を導入することで、多様
な構造のデータを包括的に管理し、分析に活用するためのアーキテクチャ Teradata Unified Data
Architecture™の機能およびポートフォリオを拡充しています。これにより、データサイエンティスト
だけでなく、ビジネスユーザーでもデータ分析ができる環境を提供し、ビジネス部門が主導する Data
Driven ビジネスの実現が可能になります。
日本の景気再生に向け企業の成長志向が高まるなか、当社は引き続き、ビッグデータ分析のリーデ
ィングカンパニーとして、お客様のビッグデータを含めたデータ分析でのビジネス活用をご支援し、
競争力強化に貢献してまいります。
本年も日本テラデータにご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
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* Teradata は、米国テラデータ・コーポレーションの米国およびその他各国における商標または登録
商標です。
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