ポップケア通信 44 あけましておめでとうございます。 新春を迎え皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。 本年も一層のご愛顧の程お願い申し上げます。 今回の特集は「膝のお皿( 膝蓋骨patella )について」です(^o^) 膝の前にあるお皿を膝蓋骨(しつがいこつ)といいます。膝蓋骨は栗のような三角の形をし ていて、後ろには大腿骨の上を滑るための軟骨が付いています。 膝を伸ばすための太ももの前にある大腿四頭筋という筋肉に包 まれて、お皿の下には太い腱(膝蓋腱)が付き、けい骨とつながっ ています。 膝にはなぜわざわざお皿があるのでしょうか? いらないのではと思われるかもしれませんが、重要な役割があるのですよ。 ① 膝の保護 : 膝の内部が打撲などで傷つかないように保護しています。 ② 大腿四頭筋の力を発揮しやすいようにしている : 膝蓋骨があることで 滑車のような役割をして効率よく力を伝えています。 ※膝を伸ばして力を抜いた状態では、お皿(膝蓋骨)は指で 簡単に動きます。筋肉や関節の周りが硬くなると膝が曲 りにくくなり、膝蓋骨も動きにくくなります。ときどき軽く指 でお皿を上下左右に動かしてみましょう。 ※もうひとつ、お皿についている大切な筋肉を鍛えましょう。 図のように膝の下にバスタオルなどを敷き、それを押し付 けるように膝をピンっと伸ばしましょう。お皿が動くことを 意識しながら行うと効果的です。 5 秒間頑張って力を入れる。これを5 回行いましょう。 寝たままでも太ももの筋肉を鍛えられますよ。 ポップケア通信をいつも読んでいただきありがとうござ います。これからもちょっとした健康情報や自宅で出来る体操など発信し ていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 (RPT 中西裕紀) ポップケア西宮 訪問看護リハビリステーション
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