高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例の発生について

Press Release
平成26年12月28日
宮崎県農政水産部
畜産新生推進局
高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例の発生について
本日、家畜伝染病「高病原性鳥インフルエンザ」が疑われる事例が宮崎市の養鶏場
で確認されました。
なお、現時点では、簡易検査でA型インフルエンザ陽性が確認されたのみで、
「高病
原性鳥インフルエンザ」が確定したわけではなく、現在行っているPCR検査におい
て、陰性となる場合があります。
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農場の概要
所在地:宮崎市高岡町
飼養状況:飼養羽数 約42,000羽
2 経緯
(1)本日、当該農場において、死亡鶏が増加したため、系列会社の技術員が簡易検査
を実施したところ陽性を確認した旨通報。
(2)14時15分、宮崎家畜保健衛生所が当該農場で簡易検査をしたところ陽性を確認。
(3)その後、宮崎家畜保健衛生所に検体を持ち帰り実施した簡易検査においても陽性
を確認(16時)。
3 防疫対応
(1)県では緊急の措置としてPCR検査が終了するまでの間、以下の対応を実施しま
す。
① 当該農場の飼養鶏の隔離
② 周辺農場に対する移動自粛の要請
③ 当該農場周辺の飼養農場の状況等についての早急な把握
(2)宮崎家畜保健衛生所でのPCR検査の結果及び死亡羽数の状況等から高病原性鳥
インフルエンザの疑似患畜と判明した場合は、飼養家きんの殺処分、発生場所の消
毒、周辺農場における法的な移動制限等、必要な防疫措置をとることとしています。
※移動の制限:鶏等の家きん、病原体を拡げるおそれのある物品等を対象とし、当
面、発生農場を中心とした半径3km以内の区域で実施。
(参考1)移動制限、搬出制限区域内の養鶏場数及び飼養羽数
区域
農場数
飼養羽数
移動制限区域(3㎞以内)
5戸
約 145千羽
搬出制限区域(10㎞以内)
(※上記除く)
54戸
約1,935千羽
(参考2)移動制限、搬出制限区域内の養鶏関係施設
区域
移動制限区域(3km以内)
食鳥処理場
主な関連施設
1か所
4 その他
(1)我が国ではこれまで家きん肉、家きん卵を食べることにより、人に感染した例は
報告されていません。
(2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあること、また農家の方の
プライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
(3)今後とも、本件に関する情報提供に努めていきますので、生産者等の関係者が根
拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いします。
(お問い合せ先)
農政水産部 畜産新生推進局
担当者:谷之木、藤井
電 話:0985-26-7140
0985-26-7139