弊社路線バス事故に関するお詫びとお知らせ

2015年1月9日
報道関係各位
東急バス株式会社
弊社路線バス事故に関するお詫びとお知らせ
本日15時頃、弊社路線バスにおいて下記の事故が発生しました。
お怪我をされたお客様には、大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
また関係各位に多大なるご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。
事故の概要については、以下のとおりです。
記
○事故種類
衝突事故
○発生日時
2015年1月9日(金)15時頃
○発生場所
東京都大田区山王3-27-5(池上通り)
大森郵便局バス停~山王三丁目バス停間
○発生路線
荏原町線(系統番号:森02) 荏原町駅入口発 大森操車所行き
○状
・14時50分、荏原町駅入口を発車。
況
・15時頃、当該地点に差し掛かったところで電柱に衝突。
・乗客19名のうち、17名が病院に搬送。
・20時現在、搬送17名のうち、16名は治療を受けて帰宅済み、
現在1名が治療中
○当該運転士 ・56歳、男性。運転士歴22年8カ月
・休日および当日の休憩時間等は適正に取得
・当日運行前の点呼で、健康等の問題なし
・年に2回の健康診断で、問題なし
○原因
現在、調査中
以 上
【お問合せ】東急バス 総務人事部 総務課
03-6412-0109
2015年1月11日
東急バス株式会社
(追加情報①)荏原営業所所管荏原町線における事故について
標記について、2015年1月9日(金)15時05分頃、荏原営業所所管荏原町線(大森方
向、大森郵便局バス停先)において発生いたしました事故につきまして、現段階で判明している
状況を下記の通りご報告いたします。
なお、当該乗務員につきましては現在所轄警察署に拘留中のため、釈放後すみやかに事故原因
について調査を実施いたします。
弊社といたしましては、被害者の方への誠意ある対応および本件事故の原因を究明し再発防止
対策に取り組んでまいります。
記
1.現段階で可能性があると考える事故発生原因
事故発生時乗務員は意識がない状況と想定されるため、下記3点について調査を進めている
ところです。
① 健康に起因
会社で行っている定期健康診断(年2回)や脳 MRI 検査、心臓ドック(運動負荷心電図)
の結果についてはいずれも異常なしですが、2014年12月19日、本人の血圧が高め
で体調も悪いとの申告により病院を受診させました。薬を処方され服用(その間、公休も
含め8日間乗務せず)
、その後血圧の数値が正常となったことから、28日より乗務再開、
当日に至っております。
処方された薬については、
もっとも一般的に処方される薬であり、
処方された量も少量であることから、副作用が発生することは考えにくい状況です。
しかしながら、調査を進めるなかで、現在処方されている薬に加え、別の薬も処方されて
いる可能性が出てきたため、現在調査中です。
② 過労に起因
勤務状況を確認しましたが、特に他乗務員と比較して過重労働ということはなく、平均的
な勤務状況でした。年次休暇についても100%取得しており、過労に起因する事故であ
る可能性は現段階では考えづらい状況です。
③ その他(眠気や居眠り、原因不明の失神など)
眠気や居眠りと因果関係が考えられる睡眠時無呼吸症候群(SAS)については、2010年
度から対象者に検査を実施しています(※)が、当該乗務員は SAS 簡易検査の対象者には
該当しておりませんでした。
※弊社乗務員に対する睡眠時無呼吸症候群(SAS)の対応について
弊社では2010年度より、主に高速道路を運行する乗務員については3年に1度、パル
スオキシメトリ法による SAS 簡易検査を実施、それ以外の乗務員については5年に1度、
独立行政法人自動車事故対策機構が実施する適性診断を受診させ、その SAS 判定において
「SAS の恐れが非常に高い」
「SAS の恐れが高い」と判定された者に対し、パルスオキシメ
トリ法による SAS 簡易検査を実施しております。
簡易検査実施後、判定結果により必要な者は精密検査の対象者となり、精密検査の結果、
要治療と診断された場合は治療を受けさせることにしております。
2.現在調査中の内容
① 薬の服用状況および副作用について
② さらに過去に遡った勤務状況および休暇取得状況
③ 教育指導内容(事故防止活動への参加の有無など)
上記1の「現段階で可能性があると考える事故発生原因」において考えられる3点の可能性
に基づき、調査中の内容を含め発生原因の究明を行っております。
新たに判明した事実がありましたら、随時ご報告させていただきます。
以 上
2015 年 1 月 11 日
東急バス株式会社
(追加情報②)荏原営業所所管荏原町線における事故について
標記について、その後の調査にて判明いたしました状況を、下記の通りご報告いたします。
記
今回判明いたしました内容
(1)過去の勤務状況および休暇取得状況
勤務状況につきましては、前回のご報告に加え、過去1年遡って確認をしましたが、他の乗
務員と比較して過重な残業はなく、休日出勤は月平均0.5回程度であり、連続勤務日数も
最大で6日間です。
年次休暇取得につきましても、2013 年度に付与した休暇は 100%の取得率であり、過重労働
に起因する事故とは考えづらい状況です。
(2)教育指導内容
当社においては、
月に一度、
営業所において事故事例等を活用した事故防止研究会を開催し、
所属乗務員へ事故防止の啓蒙を図っております。当該乗務員につきましては、過去1年間に
開催された全ての事故防止研究会へ参加しておりました。
(3)適性診断内容
当社においては、独立行政法人自動車事故対策機構が実施する適性診断の受診を、5年に1
度、全乗務員に対し義務付けており、当該乗務員は 2011 年に受診しておりますが、同機構が
定める疲労蓄積度を測る項目につきまして、全て基準値以下の良好な状況でございました。
以 上
2015 年 1 月 13 日
東急バス株式会社
(追加情報③)荏原営業所所管荏原町線における事故について
標記について、その後の調査にて判明いたしました状況を、下記の通りご報告いたします。
記
今回判明いたしました内容
○薬の服用状況
当該乗務員は、主治医よりもう1種類血圧降下剤を処方され服用していることが判明しまし
た。あわせてその他の薬については服用していないことも判明しております。
以 上