(別紙)知事コメント(PDF:76KB)

(別紙)
平成27年度国の施策に対する重点提案・要望に関する
政府予算案のうち本県に特に関係する事項について
平成27年1月14日
千葉県知事
森田 健作
1
全体
一般会計の総額が当初予算としては過去最大の96兆3,420億円となった
ことは、強い日本経済を取り戻すという政府の姿勢を示すものとして評価します。
また、地方の一般財源について前年度を大幅に上回る61.5兆円を確保
するとともに、地方創生への対応のため、まち・ひと・しごと創生事業費が計上
されたことなど、地方の声を聞き、地方の実情に配慮いただいたことを評価
します。
国においては、アベノミクスの効果を地域の隅々にまで行きわたらせ、地方を
元気にするよう取り組んでいただきたい。
県としても、経済の好循環及び地方創生の実現に向け、国と歩調を合わせ、
精一杯取り組んでまいります。
2
個別事項
(1)首都圏中央連絡自動車道の整備について
効率的な物流ネットワークの強化として、2,379億円の決定があり
ました。
これにより、首都圏中央連絡自動車道、特に大栄・横芝間の整備が促進
され、一日も早い全線開通が図られることで、東京湾アクアラインと一体と
なって、成田・羽田の両空港間のアクセス向上や、災害時の道路ネット
ワークの強化など、首都圏の国際競争力の強化につながっていくものと期待
しています。
(2)成田国際空港の整備について
我が国の空港で初めてとなるファーストレーンの設置や、耐震対策に国直轄
事業費として44億円の決定がありました。
特に、ファーストレーンの設置により、国際会議の参加者等の入国手続きの
迅速化が図られ、成田国際空港(株)によるLCCターミナル北側エプロン整備
等の能力増強と併せ、成田空港の利便性向上に資するものと期待しています。
(3)都心直結線について
都心直結線の整備に向けた検討の推進として、2億16百万円の内数との
決定がありました。
これにより、首都圏の国際競争力強化のために必要不可欠な都心と成田
空港・羽田空港間の鉄道アクセス改善に向けた調査・検討が進むことを期待
しています。
国における検討がさらに加速するよう、県としても、引き続き協力して
まいります。
(4)平成27年度の警察官の増員について
全国枠で要求がなされた1,020人の警察官の増員がすべて認められ、
このうち本県には50人が増員される見通しとなりました。
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催も控え、
犯罪の起こりにくいまちづくりを一層推進していくため、今後とも一人
でも多くの警察官の増員が認められるよう要望していくとともに、安全で
安心できる県民生活の実現に向け、全力で取り組んでまいります。