新年のごあいさつ

新年のご
新たな10年に向けて
今治市長 菅 良 二
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。旧年中、
市政の各般にわたり多くのご支援とご協力をお寄せいただきましたことに心から厚くお礼申
し上げます。
さて、昨年の我が国の状況を振り返ってみますと、日本経済の再生を目指すアベノミクス
のもと長く続いたデフレで失われた「自信」を取り戻しつつあります。しかしながら、急激
な円安や消費税増税による消費の落ち込み、豪雨、地震、火山の噴火など各地を襲った自然
災害、不安定な国際情勢など内憂外患はつきません。
一方、今治市に目を向けますと、新ごみ処理施設やみなと交流センターの整備、愛媛国体に
向けた体育施設の整備、
小中学校の統合による建設や改修など着実に進展を図ることができま
した。また、
市制10周年記念事業としての「NHK のど自慢」
「高虎サミット in 今治」
「鶴姫伝説
今治公演」、
そしてなによりも
「瀬戸内しまのわ2014」
を₇か月間にわたって開催し、
平成26年10
月26日に行われた国際サイクリング大会
「サイクリングしまなみ」
で盛大にフィナーレを飾るこ
とができました。しまのわでは、
住民主役の数多くの民間企画イベントを通して、
本市の魅力を
全国へ発信することができたものと思っております。今治応援大使 MAYA MAXX さんの活動
も私たちに元気と勇気を与えていただきました。そして、和田 竜 先生の「村上海賊の娘」が
本屋大賞を受賞し、
村上水軍が全国から脚光を浴びるといううれしい出来事も重なりました。
さて、迎えました平成27年は、早いもので私の市長₂期目も折り返しの年となります。
昨年の「しまのわ」効果を持続させ、
「サイクリストの聖地」としての更なる知名度向上、地
域活性化に努めるとともに、₄月には将来の女子サッカー日本代表を目指す子どもたちによ
る JFA アカデミー今治の開校、また工事が進められている体育施設のお披露目に際しては市
民の皆さまに喜んでいただける催しを準備するなどこれまで取り組んできました事業の一層
の進捗を図ってまいります。
国においては安倍内閣が「地方創生」を掲げ、地方の再生・活性化に向けた取り組みが本
格始動しますが、これに呼応して今治版地方創生策を実施するため、全職員に意欲的な提案
を求め、今治ならではの施策を全庁挙げて洗い出しているところでございます。
一方では、
歳入の大きな柱でもある普通交付税の優遇措置が適用される合併特例期間が平成
26年度で終了し、それに伴う財政運営が最大の課題となっております。市民生活への影響を
少しでも和らげるべく、
全国の379合併市で組織する「合併算定替終了に伴う財政対策連絡協
議会」の代表世話人として、合併自治体が安定的な財政運営を行えるよう国に向け積極的に
提言や要望活動を行ってまいりましたが、
今後もその手を緩めることなく続けてまいります。
「明日はきっと今日よりいい日になる」私はいつもそう信じています。今年から始まる「新
たな10年に向けて」先人から受け継いだこの豊かな地域をしっかり守り育て次の世代へ着実
に繋ぐためにも、身を切る改革はもちろんのこと市民の皆さまに痛みをお願いすることも、
避けることなく真正面から取り組んでまいります。
本年の干支は「未(ひつじ)
」
、私も年男となりますが、この気力、体力が続く限り市民の
皆さまの先頭に立ち、職員とともに今治市の発展のため、全力でひたむきに努力を続けてま
いりますので、なお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本年が市民の皆さまにとりまして、
よりよき年でありますことを心から祈念いたしまして、
新年のごあいさつとさせていただきます。
マ
りょう
―2―
ヤ
マ ッ ク ス
あいさつ
◇平成27年◇
市民とともに歩む議会を目指して
今治市議会議長 井 手 洋 行
明けましておめでとうございます。
市民の皆さまには、輝かしい初春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、消費税率引き上げ、広島土砂災害や御嶽山噴火などの自然災害、
日本人₃人のノーベル賞同時受賞などさまざまな出来事がございました。₅月には、元総務
相増田寛也氏が座長である日本創成会議が「ストップ『人口急減社会』
」という提言書を発表
しました。「2040年までに自治体の半数が消滅する可能性がある」
という内容がマスコミで大
きく取り上げられました。政府は地方創生を掲げた第₂次安倍改造内閣を発足させ、国会で
地方創生関連₂法案を可決しましたが、消費増税の延期とアベノミクスに対する国民の信を
問うとして衆議院を解散、年末の総選挙となったところです。新政権には、自由度の高い交
付金や規制改革など、地方が真に自立できるような政策を期待するものであります。
本市におきましては、人口減少対策、公の施設の見直しなどの重要課題が山積みしており、
合併10年を経過し地方交付税が段階的に削減されていく中にあって、さらなる合理的、効率
的な行財政運営が強く求められています。
昨年の「瀬戸内しまのわ2014」
、和田竜氏の「村上海賊の娘」により、しまなみ海道が大き
くクローズアップされました。また、今治タオル、海事産業、バリィさん、焼豚玉子飯など、
本市には国内トップ級の地域資源が豊富にあります。これらを最大限に活用し、国内はもと
より世界へ「今治」を発信していくことで、地域は活性化するものと確信しております。
さて、今治市議会は、一昨年の12月議会におきまして、自らの活動の指針となる議会基本
条例を可決し、昨年₄月から施行しました。基本条例の具現化の一つとして、平成26年11月
22日、基本条例に規定する議会報告会を初めて開催いたしました。参加者の方からの貴重な
ご意見も参考にしながら、これを一つの契機として、市民とともに歩む議会、市民から深い
理解と信頼を得られる議会の実現を目指し、議会改革に向けた歩みをさらに進めていく所存
でございます。そして、市民の皆さまが住んでよかったと思えるまちづくりを、皆さまとと
もに議員一丸となって取り組んでまいりますので、
どうか本年も市議会に対しましてご理解、
ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
市民の皆さまにとりまして今年一年が、幸多き年でありますよう心からお祈り申し上げま
して、新年のご挨拶とさせていただきます。
迎 春
市議会議員から市民の皆さまへの年賀状は、公職選挙法により禁止され
ていますので失礼いたします。何とぞご理解の程お願い申し上げます。
今治市議会議員一同
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