低炭素特別委員会第3期活動資料

公益社団法人
日本都市計画学会
低炭素社会実現特別委員会第 3 期活動
1.これまでの活動
低炭素社会実現に向けた特別委員会は、平成 21 年に設置され、下記の活動を実施してきました。
第1期:活動期間
平成 21 年 6 月~平成 24 年 6 月
活動内容
自治体・民間向けの低炭素都市づくり提言とガイドブックの検討等
活動成果
第1次提言を発表(平成 24 年 6 月。学会HPに掲載)
第2期:活動期間
平成 24 年 6 月~平成 26 年 6 月
活動内容
都市づくりエネルギー対策および集約型都市構造実現方策の検討
活動成果
上記に関する提言案と手引き案を策定(平成 26 年 9 月)
2.第 3 期の活動
上記成果の社会的発信と普及・啓発活動を推進するため、第 3 期活動として、
活動期間を更に 2 年間延長することが先の理事会で承認されました。
これを受け平成 26、27 年度の 2 年間、下記の活動を実施することにしています。
<第 3 期の活動計画案>
・自治体を対象とした、提言および手引きの普及・啓発
・自治体を対象としたモデル事業の実施(自治体支援事業の実施)
・都市計画コンサルタント等を対象とした、提言および手引きの普及・啓発等
・エネルギー関係企業等との連携・協働活動(研究会・意見交換会等)
・建築学会他関係学会や公益法人との連携・協働活動(シンポ、セミナー等)
等
<活動態勢>
WG1:自治体向け普及・啓発活動およびモデル事業に関すること
WG2:都市計画コンサルタント向け普及・啓発と連携・協働事業に関すること
WG3:エネルギー関係企業等との連携・協働事業に関すること
3.各ワーキングの活動内容
(1)WG1:自治体 WG
<活動内容>
低炭素都市づくりとエネルギー対策に関する自治体支援事業の実施。
支援事業の内容については、別添を参照。
<進め方>学会と関係公益法人および大学で支援コンソーシャムを構築し、モデル自治体を選定。
モデル自治体との協議にもとづいて、1年を通した職員研修やワークショップ等の実施
を行い、低炭素都市づくりとエネルギー対策の実践能力の強化を図る。
<参加メンバー>
・主査:小澤一郎
メンバー:自治体都市部局職員、関係公益団体(一般社団法人エコまちフォ
ーラム、HP 蓄熱センター、都市環境エネルギー協会
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等)、大学。
<これまでの活動>
上記参加メンバーとモデル事業候補都市で実施内容を協議。
(現在2都市、1地域と協議中)
平成27年1月中を目途に実施内容を決定し、4月から支援事業をスタートする。
(2)WG2:都市計画コンサルタント WG
<活動内容>
① 都市計画コンサルタント事務所における低炭素都市づくりやエネルギー計画分野での
人材開発のための講習プログラムの策定と試行
②低炭素都市づくりのための調査計画手法の共同開発
③低炭素都市づくり・エネルギー対策に関する自治体業務実施指針の提案など
<進め方>
・①については、WGに参加する都市計画コンサルタント事務所メンバーでディスカッションし、
大学や有識者からの意見も取り入れて職員向け講習プログラムを検討し、試行。
・②については、調査計画手法についてエネルギー系のコンサルタント等も交え検討を進める。
・③については、参加する都市計画コンサルタント事務所で、低炭素都市づくりや街づくりエリ
アでのエネルギー計画に関するこれまでの自治体業務の経験を踏まえ、低炭素化対策やエネル
ギー対策についての体系的な検討業務の在り方および検討内容の具体化を図るための業務の進
め方等について検討し、提案をまとめる。
<参加メンバー>
・主査:佐伯直
メンバー:都市計画コンサルタント、エネルギー系コンサルタント、設計事務
所
<これまでの活動>
上記メンバーでこれまで2回のWGを実施。自治体向けとコンサルタント事務所向け意向調査
の実施を検討。順次講習プログラムの開発や計画手法開発等についても幹事役を決めて実施。
(3)WG3:エネルギーWG
<活動内容>
①システムメーカー等のエネルギー関係企業と、都市計画の研究者、ディベロッパー等を交えた
勉強会を開催
②技術情報とプロジェクト情報の収集、整理
③スマートシティ関連企業とのネットワーク構築
<進め方>
・スマートシティに関連する技術を持つシステムメーカーを中心に参加頂くと共に、これまで学
会活動に協力頂いたディベロッパー等にも声掛けし、勉強会を組織
・学会の研究者から欧州のスマートシティに関する事例の紹介(技術情報と言うよりも実現に至
った制度的背景、都市計画とのリンクについて)
・システムメーカーから最新技術について紹介頂き、都市への適用可能性、条件について把握す
ると共に、都市づくりとしてどう対応できるか、何が必要かについて技術側(システムメーカ
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ー等)と需要側(ディベロッパー、都市計画関係等)が一体となり議論
<参加メンバー>
・主査:佐土原聡
メンバー:大学、システムメーカー、設計事務所、ディベロッパー
<これまでの活動>
これまで幹事メンバーで進め方を検討。
第1回を2月12日に開催することにしている。
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