CUSTOMER PROFILE 地域医療機関Christopher Rural Health、 PernixDataでVDIの性能問題を治療ストレージ性能と容量を分離することで、 Flash HypervisorTMが遅延を最小化。 SAN単体に比べ4倍のIOPSを実現。 IT投資効果を最大化 Christopher Rural Health Planning Corporation（CRHPC）はイリノイ州南部の地域医療センターで、複数の診療所を展開しています。患者は26,000人で、大半は中産労働者階級ですが、この地域は失業が急増中であり、メディケイド（低所得者医療扶助）・メディケア（高齢者医療保険）制度の利用率が高くなっています。同社のCTOジェイソン・ローラ氏は、予算が非常に限られていたため、既存の業務を減らし、IT投資の効果を最大化することに集中しました。このことは、後のVDIの導入計画成功の大きな要因となりました。「私たちはコストを抑えるために、VDIで使っているVMの統合率に注力しています。目標は1ホストあたり100VDIセッションです。性能の最大化については、遅延3ミリ秒以下を目標としていますが、これはストレージのボトルネックのせいで実現が困難な状況でした。」現時点では、同社のストレージ DellTM EquallogicTMの容量は充分ですが、VDI用の厳しい性能要求に対応できる設計にはなっていませんでした。「私は、アプリケーション性能を最大化する一番の方法はストレージ内のデータをネットワークの先にあるSANに置くのではなく、サーバーの手元に置いておくことだと、確信しています。VDIのような遅延に弱いアプリケーションなら特にです。」さらにローラ氏は、コストを予測できることが必要だと考えています。VDI環境が大きくなれば、そのコストを予測できることは会社予算の適正化につながります。「演算能力とストレージ性能の関係を、もっと良くしたいのです。性能追求のために、容量が余っているストレージに投資するのは、お金の無駄です。できれば、ストレージ性能はサーバー負荷に比例して欲しいのです。」 PernixDataで最大の効果をこのような経緯で、ローラ氏はPernixData FVPを試してみることにしました。 CRHCPのEquallogic SAN VDIでテストしたところ、PernixData FVPはすぐに効果を発揮しました。特にPernixData FVPのライトバック機能による性能改善は顕著でした。「Equallogicだけの場合よりも4倍のIOPSがあったんです。必要だったのはVDI VMを PernixDataクラスターにvMotionTMすることだけです。それですぐに成果が出たのです。遅延は1ミリ秒以下で、目標をあっさりクリアしてしまいました。」 Equallogicへの負荷もまた、大幅に減りました。「およそ1ヶ月のテストで、PernixDataが莫大な量のI/Oとデータを軽減してくれていることがハッキリしました。SANのアクセスが減ることで、ハードの寿命が延びることにもつながります。」業種︓ 医療成果︓ ・データストアから2200万IOを削減・データベース帯域幅を545GB節約・ 4000万件の書き込みを高速化他にローラ氏がとても気に入った点は、セットアップの簡単さでした。「チームには誰もVMwareTMの資格者がいなかったので、FVPを使うのにどのぐらい時間と手間とノウハウが必要なのか、よくわかりませんでした。しかしインストールガイドはとても簡単で、FVPを立ち上げて動かすまで、20分で済みました。」また、ローラ氏はPernixDataの管理機能にも満足しています。vSphereTMのパフォーマンスモニタリング機能で遅延問題の出ているVMを突き止めるのは困難な作業でしたが、それに対して、「FVPでは、重要なリアルタイム情報を確認することができます。測定内容はすばらしく、アプリケーション性能の邪魔になっている遅延や他の問題が、すぐにわかります。」そして最大のセールスポイントは、ローラ氏がフラッシュハイパーバイザーに期待したコスト削減効果です。「PernixData FVPなら、既存のSANをアップグレードしたり買い替えたりしなくても、必要な性能が得られます。これは何万ドルもの節約につながるのです。それだけでも、フラッシュ仮想化でストレージ性能を容量から切り離すことこそが正解なのだと言い切れます。」「FVPは重要なリアルタイム情報を提供してくれます。測定内容はすばらしく、アプリケーション性能の邪魔になっている遅延や他の問題が、すぐにわかります」 [email protected] 2014年10月