教育改革を支援する理数検定研究所の挑戦 日本数学検定協会(株)は2014年 9 月より「理数検定研究所(株)」として 新たな事業展開を目指すことになりました。これまで実施して参りました理科、 数学に関する検定事業を進化させ、到達度検定を加えたグローバル化教育支援 事業展開を目指した活動を開始致しております。 2020 年を目途に日本の教育が大きく変化し、国内のみでなく全世界で活躍で きる人材育成の教育システムを達成する努力が始まりました。およそ 5 年間で その目標にできる限り近づくには社会全体の継続的な工夫と努力が必要になる と思われます。 社会で必要となる現実の様々な問題に直面し、それを解決していく能力は単 一の教科目のみでなく複合的な学際力が必要になります。教育機関である学校 等では、そのようなカリキュラム構成などの開発が必要になると思います。 理数検定研究所では第一段階として複合科目のコラボレーションを通して生 徒・学生に新たな学習を困難なく、自然な形で提供できるような検定や関連す る教材の提供を目指します。たとえば、理科と数学、経済と数学などは以前か らセットで教育した方が良いという考えもありました。理数検定研究所ではこ のような複合科目教育の先駆けとして、2014 年末には、新しい教材として、Magic 60 シリーズ数学編レベル M の初版を刊行しました。これは数学と英語の複合科 目学習を可能とする初の試みです。 数学と英語のコラボ Magic 60 数学 日英併記による到達度検定(スコア検定)詳細 解答付問題集 3セットの日英併記スコア対策検定問題集と詳細な解答 Magic60 Magic60 数学レベルH2 数学レベルH1 Magic60 数学レベルM 中学までの基礎数学 高校前半 高校後半 Magic シリーズを学習すると知らぬ間に英語コンプレックスが無くなると言わ れています。 100 名以上の有名国立・私立大学の卒業年次大学生が試行受検した 数学検定スコア 60 数学レベル M 英語版にぜひ挑戦して下さい。 関連する英語による到達度検定スコアを5大学の研究室で大学 4 年生、大学 院生 100 名以上にご協力いただき検定試験を試行受検して頂き、アンケート調 査もさせて頂きました。研究室レベルの大学生・大学院生 100 名以上の貴重な データとアンケートは企業の採用や社内研修、あるいは大学の初年次プレイス メントテストなどに関心が寄せられています。 以下に成績分布とアンケート結果の一部をまとめましたのでご覧になって頂ければ と思います。 数学検定スコア60英語版試行検定結果 以下のアンケートは 103 名の学生によるアンケート結果です。7 名の文系寄り学生のデータ は成績のみを別グラフにまとめてあります。60 問全問正解で 600 点満点です。 受検学生へお願いしたアンケート結果の一部をご紹介します。 ○ 辞書の使用について A:辞書使用可が望ましい。 B:辞書使用不可が望ましい ○ 問題数について A:ちょうど良い B:減らした方がよい C:増やした方がよい 辞書参照可を希望(40%) 辞書参照不可を希望(60%) 増やした方がよい(2%) 減らした方がよい(26%) 問題数ちょうど良い(72%) 辞書参照不可の学生:問題数への応答 50 0 ちょうど良い73.3% 減らす方が良い23.3% 増やす方が良い3.3% 辞書参照不可得点平均392点(600点満点) 10 5 0 20 60 100 140 180 220 260 300 340 380 420 460 500 540 580 辞書参照可学生:問題数への応答 40 20 0 ちょうど良い68.4% 減らす方が良い31.6% 増やす方が良い0% 辞書参照可希望学生得点平均362点(600点満点) 6 4 2 0 20 60 100 140 180 220 260 300 340 380 420 460 500 540 580 文系寄り学生の得点:平均320点 1000 500 0 1 2 3 4 5 6 7
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