2015年1月15日「デジタル放送って何ができるの?」

デジタル放送って何ができるの?
2015月1月15日
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■はじめに
冷暖房、冷蔵庫、テレビなど家の中の機械を見渡してみると
メインとなる機能は数十年前と変わらないにもかかわらず、
付随する副機能はどんどん増えていき
もはや取り扱っている本人にも
把握しきれていない人がすくなくないのではないでしょうか
今回はその中でもアナログ放送終了⇒地上デジタル放送化
という大きな規格変更があった地上波のテレビ放送に焦点を当てて
地上デジタル放送化されて何ができるようになったのか
どのようなデータが飛んでくるようになったのかを
少し見ていきたいと思います。
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■デジタル化によってできるようになったこと
デジタル化の恩恵は、電波障害に強くなったり、
画像や音声が綺麗になっただけではありません
映像と合わせて皆さんがよく知っているであろう
番組表、データ放送など様々情報が一緒に飛んできて
私たちのテレビライフを便利にしてくれています。
もちろん、テレビ側の機能については日進月歩で拡張していっているので
今回は放送電波と一緒に送信される情報と
それに紐付く機能についてみていってみましょう
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■放送電波と一緒に飛んでくるデータ
■SI情報(公式番組情報)
これを使用していてイメージが付きやすい機能は
番組表(EPG:Electronic Program Guide)です。
日本でEPGが最初に採用されたのは1996年。
もはやこれにお世話になっていない人はいないのではないでしょうか
内容確認や出演者、ジャンルなどでの番組検索のほか、
最近は機器によっては連動して番組表から録画できる機能もついてます。
このSI情報ですが、新聞のように番組表が一括で
そのまま放送局から発信されるわけではありません。
送信してくるのは局ごとに枠組み、番組情報などのデータを個別に送信して
それをテレビにて再結合してあの画面となっているのです。
また、郵便番号等で地域設定をしたテレビでその情報を受けることで
自動でそのチャンネルにあわせてくれる機能にも使用されています。
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■放送電波と一緒に飛んでくるデータ
■データ放送
‘dボタン’を押すことにより、映像が縮小され家の天気情報がみられたり、
番組の解説や、紹介された店舗の情報を見ることができる。
いつも使うわけじゃないけどあると便利なこの機能も
デジタル放送だからこそ可能となった機能です。
番組表と同様、こちらもあの枠がそのまま送信されているわけではなく
個別のデータが送られてきてテレビにてそれを結合しています。
スペシャル番組でデータ放送の青・赤・緑・黄の4色ボタンを利用して
視聴者参加型クイズやアンケートに参加!!
紅白歌合戦でおなじみのこの双方向通信サービスも有名ですね。
なお、間違えやすいのですが
「双方向番組」といってもテレビから放送局に向けて
電波を飛ばすわけではないので気を付けてください。
インターネット接続でこちらの選択結果を送付するので
インターネット接続していないテレビは参加できません
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■放送電波と一緒に飛んでくるデータ
■イベントリレー情報
スポーツの生中継にて延長戦が行われ
その延長戦が別のチャンネルで行われる場合、
それを案内し、自動的に切り替えさせるデータなど付加できるようになりました。
あまりピンと来ないかと思いますが
夏の甲子園が総合テレビ⇒教育テレビに移動する際に
この情報が付加され、自動的に切り替わってくれるといった使われ方をしてます。
■時刻情報
「TOT」(Time Offset Table)と呼ばれる時刻情報を
映像と一緒に送っています。これによりテレビの時刻はズレなくなってます。
■緊急警報放送
地震などの大規模災害が発生した場合などに
待機状態にあるテレビのスイッチを自動的にオンにして放送することができる
信号も送ることができます。
※これはアナログ放送からできたそうですが、デジタル信号ではなかったので
記載します。
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■デジタル化によってできるようになったこと
また、一緒に送られてくるというと少し語弊が出てしまいますが
デジタル化によってできるようになったこととして放送電波には
著作権保護を目的とした以下のような措置ができるようになり、
その措置を取られています。
■放送電波の暗号化
放送電波にはB-CASカードがないと見れないようにする
暗号化がかけられています。
また、現在はB-CASカードを使用しないでも放送が見れる新しい仕組みも
とりいれられつつあります。
■コピー制御信号の付加
番組内容を録画する場合、その録画や複製に対し
そのコピーの回数を制限する信号を付加しています。
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■最後に
なお、今まで挙げてきたことは
あくまで放送局が出している電波に乗せることが可能なものであり、
それに対応していない受信機なのであれば、
当然、できないこともあるということを最後にお断りさせていただきます。
今回は、何気なく見ているであろうテレビ放送について
簡単ではありましたが、掘り下げてみました。
私たちの身近にあるテレビが、実は裏ではこのように様々なデータを取扱い、
それを処理することで快適な生活を作り上げてくれています。
今回はテレビ放送について取り上げましたが
家の身近な家電についても一度、どんなことができるのか
確認してみても面白いかもしれませんね。
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