平成25年度自己点検・評価 用語解説

◇用語解説
ページ
1
用
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語
地方教育行政の組織及び運
営に関する法律
1
自己点検・評価
解
説
教育委員会の設置、学校その他の教育機関の職員の身分取扱い、その
他地方自治体における教育行政のしくみ・運営について定めた法律。
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第 27 条に基づき、毎
年行う教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価。
1
富士市教育振興基本計画
平成 18 年に改正された教育基本法の第 17 条第2項に基づき、平成
23 年3月に策定された。富士市の教育の目指すべき姿と施策の方向性
を示している。
2
教育委員研修
地方分権が進展するなか、教育委員会にはより一層の自立性や独自性
が求められている。富士市教育委員会では、国や県の動向を踏まえ、富
士市ならではの魅力ある教育を推進するため、今日的な教育に関する課
題や教育の実態をテーマとした教育委員の研修会を積極的に実施して
いる。平成 24 年度からはその内容をウェブサイト上で公開している。
2
SNS機能
Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サー
ビス)
。インターネット上の交流を通して社会的ネットワークを構築す
るサービスのこと。代表的なSNSとして、Facebook、Twitter、LINE、
mixi、Mobage、GREE、Ameba などがある。
2
県費負担教職員
市町村立学校の教職員でその給与等について都道府県が負担するも
の。任免権は都道府県教育委員会が有するが、服務の監督は市町村教育
委員会が行う。
3
社会教育委員
社会教育法第 15 条に基づき、都道府県及び市町村に設置される非常
勤の特別職公務員。職務は、社会教育に関し教育長を経て教育委員会に
助言することを任務とし、主に以下の3つを主な職務としている。
1.社会教育に関する諸計画を立案すること。
2.定時又は臨時に会議を開き、教育委員会の諮問に応じて意見を述べ
ること。
3.前2号の職務を行うために必要な研究調査を行うこと。
3
青少年指導委員
青少年の自主活動とその育成活動を推進することにより、地域ぐるみ
の青少年健全育成を図るため、生涯教育推進会、学校等からの推薦に基
づいて教育委員会が委嘱している。平成 25 年度は 219 名の委員で構成
されていた。
3
文化財保護審議会
富士市教育委員会の要望に応じて文化財の保存・活用に関する重要な
事項について調査審議し、教育委員会に意見を述べる諮問機関。
審議会の委員は、学識経験者や文化財と関連の深い行政機関の職員か
ら、教育委員会が委嘱する。平成 25 年度は 10 名の委員で構成されてい
た。
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3
第五次総合計画
富士市の政策推進の基礎となるもので、行政運営を総合的・計画的に
進めるための指針。
平成23 年度から 32 年度までを実施期間としている。
5
ウェブサイト
「ウェブページ」
「ホームページ」などともいわれる。
「ウェブ」は「ワ
ールド・ワイド・ウェブ(WWW)」の「Web」(原語の意味は「クモの巣」)
で巨大なネットワークであるインターネット網の「網」の部分を指して
いるが、ほとんどインターネットと同義。
「サイト」は「登録場所」の
こと。また、ウェブページが登録された「ウェブサーバー」と同義の場
合もある。ただし、ウェブサーバーには、複数のウェブサイトが存在で
きる。ウェブサイトはウェブページの全体や存在を漠然と示す場合に使
われ、ウェブページは特定のページや複数のページを指す場合にも使わ
れる。
5
移動教育委員会
教育委員研修の中、市内の学校や教育施設に出向いて授業参観した
り、現場教員や地域の方や保護者と懇談したり、所管施設等の視察をし
たりと、市役所から出向いて行う研修。市役所内の会議室で講演を聞く
研修と区別する呼称。
8
教育委員と語る会
教育委員が市内の小中学校、高等学校に出向き、学校評議員及び保護
者等の学校を支えてくれる方々や現場教員と、子どもや学校・地域の様
子、教育委員会への要望を聞いたり意見交換をしたりする懇談会。
8
ふじの教育懇談会
地域ぐるみで子どもを育てる「地域の絆」を深める環境づくりや雰囲
気の醸成を目指し、直接教育長が各校区に出向き、保護者の意見に耳を
傾けるもの。保護者、学校及び教育委員会が一体となって教育施策をよ
り深めることを目的としている。開催は小中学校区ごととし、懇談会の
内容は主として学校教育に関する意見や情報等の交換としている。
8
ふじの人づくり有識者会議
富士市教育委員会が策定した、富士市教育振興基本計画の理念である
「ふじの人づくり」の推進を図り、具体的な施策を進める上で問題とな
る課題や、今後必要な施策等について、教育に関する有識者より様々な
角度からの意見をいただくために設置された。平成 23・24 年の2年間で
6回の会議を行い、
「ふじの人づくり有識者会議報告書 富士市の教員養
成と研修について」にまとめた。
9
新耐震基準
建築基準法(建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準
を定めた法律)に定められる設計基準の1つであり、以下を目的とした
もの。
・頻繁におこる大きさの地震に対しては建物の構造に損害がないよ
うにする。
・滅多に起こらないが大きな地震に対しては、致命的な損害を回避
し人命を保護するようにする。
「頻繁におこる大きさの地震」とは、おおよそ震度5程度を想定した
もの。
「滅多に起こらないが大きな地震」とは、おおよそ震度6強から
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震度 7 程度の地震を想定したもの。
1981 年(昭和 56 年)に法改正が行われ、これを新耐震基準と呼ぶ。
9
屋内運動場
体育館のこと。体育館は本来、屋内で体育をするための施設の呼名で
あり、かつては雨天体操場と呼ばれていた。
9
IS値
IS値とは構造耐震指標のことをいい、地震力に対する建物の強度、
靱性(じんせい:変形能力、粘り強さ)
、竣工後の経年変化を考慮し、
建築物の階ごとに算出する。
「建築物の耐震改修の促進に関する法律)
」
の告示により、震度6~7程度の規模の地震に対するIS値の評価につ
いては以下の様に定められている。
IS値が 0.6 以上
… 倒壊、又は崩壊する危険性が低い
IS値が 0.3 以上 0.6 未満
… 倒壊、又は崩壊する危険性がある
IS値が 0.3 未満
… 倒壊、又は崩壊する危険性が高い
9
ペントハウス
階段室、空調室、機械室等、屋上に突き出した建築物。塔屋。
10
バリアフリー
対象者である障害者を含む高齢者等の社会的弱者が、社会生活に参加
する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くた
めの施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す用
語。
11
エコスクール
文部科学省、経済産業省、農林水産省、国土交通省が関係事業につい
て協力して推進している、環境を考慮した学校施設。太陽や風力の活用、
雨水などの利用や各種の省エネルギー対策を施すことによって省資源
化を図ること、自然の生態系の保護と育成ができる工夫をすること、さ
らにこれらの対策を環境教育にも利用できるように配慮することがポ
イントとなっている。
12
全国学力・学習状況調査
義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童
生徒の学力や学習状況を把握・分析するとともに、教育施策の成果と課
題を検証し、その改善を図ることなどを目的とし、平成 19 年度から、
小学校第6学年・中学校第3学年を対象に文部科学省が実施。調査内容
は、
「教科に関する調査(国語、算数・数学)
」と「生活習慣や学校環境
に関する質問紙調査」から構成されている。
12
道徳教育推進教師
小・中学校学習指導要領解説(道徳編)の道徳教育推進教師について
は、同解説編にその役割を例示している。
1 道徳教育の指導計画の作成に関すること
2 全教育活動における道徳教育の推進,充実に関すること
3 道徳の時間の充実と指導体制に関すること
4 道徳用教材の整備・充実・活用に関すること
5 道徳教育の情報提供や情報交換に関すること
6 授業の公開など家庭や地域社会との連携に関すること
7 道徳教育の研修の充実に関すること
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8 道徳教育における評価に関すること など
各学校においては、上記の例示をふまえて、道徳教育推進教師の役割
を決めるなど、道徳教育推進教師を中心とした協力体制の確立に努める
ことが重要。
12
レファレンス(サービス)
レファレンスサービス(reference service)とは、図書館利用者が
学習・研究・調査を目的として必要な情報・資料などを求めた際に、図
書館員が情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を、検索・
提供・回答することによってこれを助ける業務。また、需要の多い質問
に対して、あらかじめ、書誌・索引などの必要な資料を準備・作成する
作業もこれに付随した作業であるといえる。
13
特別支援教育
障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を
支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把
握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するた
め、適切な指導及び必要な支援を行うもの。
13
特別支援学級
知的障害者、肢体不自由者、身体虚弱者、弱視者、難聴者、その他障
害のある児童及び生徒に対し、障害による学習上又は生活上の困難を克
服するための教育を行う学級。以前は、養護学級と呼ばれていた。
13
特別支援サポート員
特別な教育的支援を必要とする児童生徒が在籍する通常の学級また
は特別支援学級で担任の補助を行うために配置されるサポート員。
13
特別支援教育
コーディネーター
各学校における特別支援教育の推進のため、主に、校内委員会・校内
研修の企画・運営、関係諸機関・学校との連絡・調整、保護者からの相
談窓口などの役割を担う。校長が教員の中から指名する。
13
通級指導教室
通常の学級に在籍する、比較的軽度の障害がある児童生徒に対して、
障害の状態に応じて特別な指導を行うための教室。教科の学習は通常の
学級で行う。言語障害・自閉症・情緒障害・弱視・難聴・学習障害・注
意欠陥多動性障害(ADHD)
・肢体不自由・病弱・身体虚弱の児童生徒が
対象。障害の状態を改善・克服するための自立活動を中心に、必要に応
じて各教科の補充指導を行う。特別支援学級・特別支援学校に在籍する
児童生徒は対象外。
13
生徒指導サポート員及び
生徒指導支援員
いじめ、不登校等の生徒指導上の問題に対応するために、必要に応じ
て各学校に派遣されるサポート員及び支援員。支援員の場合、教員経験
者や社会福祉的な知識を有する者など、より専門性の高い人材を充て
る。
13
スクールソーシャル
いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待等生徒指導上の課題に対応する
ワーカー(SSW) ため、教育分野に関する知識に加え、社会福祉等の専門的な知識・技能
を用いて、問題を抱えた児童生徒本人に対する指導や、関係機関とのネ
ットワークの構築、連携、調整など、児童生徒の置かれた様々な環境に
働きかけながら支援をする。
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15
新体力テスト
文部科学省により、平成 10(1998)年から実施されている。運動能
力評価では、走跳投に関わる「走能力」
「跳躍能力」
「投球能力」の3つ
の運動能力を評価する。また、体力評価では、
「スピード」
「全身持久力」
「瞬発力」
「巧緻性」
「筋力」
「筋持久力」
「柔軟性」
「敏捷性」の8つの
体力要因を評価する。
16
食育
生涯にわたって健康で生き生きとした生活を送ることを目指し、児童
生徒一人一人が正しい食事のあり方や望ましい食習慣を身につけ、食事
を通じて自らの健康管理ができるようにすること。また、楽しい食事や
給食活動を通じて、豊かな心を育成し社会性を涵養すること。
16
栄養教諭
教育に関する資質と栄養に関する専門性を併せもつ職員。食に関する
指導及び学校給食の管理を職務とする。平成 17 年より制度化され、平
成 26 年4月現在、本市には8人配置されている。
16
指導主事
学校の営む教育活動自体の適正・活発な進行を促進するため、校長及
び教員に助言と指導を与えることを職務として教育委員会事務局に置
かれる職。教育課程、学習指導、生徒指導、教材、学校の組織編制、そ
の他学校教育の専門的事項の指導に関する職務を行う。
16
ICT
ICT(Information and Communication Technology)は「情報通信技術」
の略であり、IT(Information Technology)とほぼ同義の意味を持つが、
コンピューター関連の技術を IT、コンピューター技術の活用に着目す
る場合を ICT と、区別して用いる場合もある。国際的に ICT が定着して
いることなどから、日本でも近年 ICT が IT に代わる言葉として広まり
つつある。
17
QU検査
学級集団の状態を把握するための心理検査。学校・学級生活への不適
応、不登校、いじめ被害の可能性の高い子どもの早期発見を目的として
開発された。学級集団の崩壊の可能性等を推測することも可能とされて
いる。
17
ふれあい協力員制度
平成 14 年から始まった制度で、学習活動の効果や校外学習の拡充を
図ったり、学校や地域における子どもの安全を確保したりすることを目
的としている。活動内容は、(1)学習活動に参加し、子どもの学びを支
援すること、(2)校外学習や学校行事等に参加し、子どもの安全確保に
協力すること、(3)校舎内外の安全確保に協力すること、(4)運動場開放
時、登下校時や休日等に子どもとふれ合ったり安全に見守ったりするこ
と、等が挙げられる。
18
探究
生徒一人一人が、自らの興味・関心に沿った課題を設定し、それにつ
いて調査・研究・発表する活動。
18
サテライト学習
予備校の衛星通信講座を活用して提供する学習環境。
19
学校経営会議
富士市立高等学校に置かれ、校長が主宰し、学校の職員及び富士市教
育委員会の指導主事で構成される。富士市立高等学校改革基本計画及び
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実施計画に基づき、斬新で戦略的な学校経営方針を策定する組織。
19
学校運営協議会
教育委員会が個別に指定する学校ごとに、当該学校の運営に関して協
議するために置かれる機関。
(地方教育行政の組織及び運営に関する法
律第 47 条の 5 第 1 項)
23
ししどて学級
小学生を対象に年間5回(1泊2日×4回、2泊3日×1回)
、合計
6泊 11 日で行われている体験学習。忍耐、助け合い、積極性、たくま
しさを養うことを目的としている。
「ししどて」とは猪を追い込む堤の
ことで、鎌倉時代から丸火に残されていると伝えられている。
24
青少年声掛け運動
静岡県教育委員会が中心となり、地域で青少年への声掛けに取り組む
ことにより、家庭や学校だけでなく、地域の大人が加わって非行を黙認
しない地域づくりを進め、青少年に積極的にかかわっていこうとする運
動。
24
青少年指導者認定
静岡県教育委員会が青少年指導者としての資質や専門的な能力を高
めようとする者に研修機会を提供し、その実績に基づき、初級・中級・
上級の級位を認定するもの。
27
岩淵の鳥居講
江戸時代に富士川の渡船役を担っていた岩淵村が、渡船の船材を富士
山本宮浅間大社領から特別に調達していたことから、その返礼と渡船の
安全祈願のために、12 年に一度の申年に、富士山頂に鳥居を奉納する
民俗行事である。次回は平成 28 年に行われる。
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ふるさと村歴史ゾーン
広見公園内の8つのゾーンの 1 つ。博物館をはじめ屋外展示を含む歴
史、産業、文化を象徴するゾーン約4ha。
29
ユニバーサルデザイン
調整又は特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲ですべ
ての人が使用することのできる製品、環境、計画及びサービスの設計。
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スポーツリーダーバンク
地域のスポーツ活動の普及・振興を図るため、スポーツ及びレクリエ
ーションの指導及び助言を行うことのできるスポーツ指導者を登録し、
地域や職場など市民の要請に応じて指導者を紹介する。
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ニュースポーツ
グランド・ゴルフ、インディアカなど、近年我が国で行われるように
なった比較的新しいスポーツ種目の総称で、(1)力の限界に挑戦するの
ではなく、ふれ合いと楽しみを追及する。(2)体力、技術、性別、年齢
に左右されず、だれでもできる。(3)ルールに弾力性があり、対象、環
境、時間による変更が可能であるなどの特徴を持っている。市町村で開
発したもの、海外から紹介されたもの等を含めると 100 種を超えるニュ
ースポーツがあるとされている。
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総合型地域スポーツクラブ
身近な地域でスポ-ツに親しむことのできる新しいタイプのスポー
ツクラブで、
(1)子どもから高齢者まで(多世代)
、
(2)様々なスポー
ツを愛好する人々が(多種目)
、
(3)初心者からトップレベルまで、そ
れぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)
、という特徴を
持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブ。
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