報道関係者各位 2015 年 1 月 7 日 2014 年 12 月の概況及び 2014 年年間取引高等について 2014 年 12 月の一日平均取引高は前月より 17.5%減少 2014 年 12 月の当社市場の 1 日平均取引高は、原油(前月比 30.9%増の 7,322 枚)やゴム(前 月比 8.6%増の 10,572 枚)などが増加したものの、主力商品の金(前月比 35.6%減の 43,671 枚) がなどが減少したことから、全体では前月比 17.5%減の 109,689 枚となりました。 12 月にあっては、原油は、世界的に供給過剰感が払拭されない中、IEA(国際エネルギー機関) や OPEC(石油輸出国機構)のレポートで発表された来年の供給増加や需要減退などを受けて下 落し、17 日には一時約 4 年 1 か月ぶりの安値水準となるキロリットルあたり 42,530 円をつけま した。その後は、米国の強い経済指標などを受けて上昇する局面も見られましたが、月全体を通 しては下落基調となり、価格が大きく変動しました。 2014 年の年間取引高は前年より 18.6%減少 2014 年 1 月から 12 月の年間取引高は、前年比 18.6%減の 21,856,063 枚となりました。また、 年間の取引金額(約定総代金)は 65 兆 3176 億 2079 万 2800 円となり、前年比で約 23.9%減少 しました。 昨年においては、8 月までは商品市況や為替の動きが極めて乏しかったことから取引が手控え られる傾向にありましたが、9 月からは円安の進行に加え、米国の景気回復見通しの高まりや原 油価格の下落などにより国際商品価格が大きく変動し、取引高も回復しました。しかし、前半の 取引高低迷分によって、年間では前年に比べ減少となりました。 なお、2014 年末時点の全商品合計取組高(291,690 枚)は、2013 年末時点(300,783 枚)と 比べ、9,093 枚の減少となりました。 取引高等の詳細につきましては、以下のグラフ及び添付資料をご覧ください。 1 東京商品取引所 年間取引高推移 2 日経・東商取商品指数の月間騰落率ランキング 指数名 1 日経・東商取とうもろこし指数 2 日経・東商取ゴム指数 3 日経・東商取農産物・砂糖指数 4 12 月 30 日指数値 前月末比 月間騰落率 99.19 5.42 5.8% 103.00 5.59 5.7% 99.23 4.18 4.4% 日経・東商取一般大豆指数 106.28 3.45 3.4% 5 日経・東商取パラジウム指数 206.15 6.68 3.3% 6 日経・東商取金指数 337.18 6.98 2.1% 7 日経・東商取貴金属指数 295.37 5.61 1.9% 8 日経・東商取白金指数 273.14 4.57 1.7% 9 日経・東商取銀指数 319.26 0.52 0.2% 10 日経・東商取粗糖指数 90.23 0.00 0.0% 11 日経・東商取小豆指数 77.37 -0.96 -1.2% 12 日経・東商取商品指数 300.07 -22.21 -6.9% 13 日経・東商取工業品指数 298.23 -23.52 -7.3% 14 日経・東商取期近限月商品指数 379.76 -31.18 -7.6% 15 日経・東商取灯油指数 209.33 -29.69 -12.4% 16 日経・東商取ガソリン指数 196.79 -31.82 -13.9% 17 日経・東商取石油指数 236.01 -42.02 -15.1% 18 日経・東商取原油指数 313.24 -65.01 -17.2% ※ 日経・東商取レバレッジ指数及び日経・東商取インバース指数はランキングに含んでいません。 3 日中・夜間別取引高の推移 2014 年 12 月の夜間立会における取引高は 1,082,036 枚で、日中・夜間立会全体に占める割合は 47.0%でした。 2014 年 11 月の海外からの委託売買高が全体の売買高に占める割合は 46.4%となり、これまでの最 高となりました。 4 株式会社大阪取引所とのサービス利用契約の締結について 当社と、株式会社日本取引所グループの子会社である株式会社大阪取引所(大阪府大阪市中 央区・代表取締役社長 山道裕己、以下「OSE」という。 )は、本年 9 月 24 日の基本合意(※) に基づき、OSE のデリバティブシステム等のサービス提供(以下「本サービス」という。 )に 関する協議を進めてまいりましたが、12 月 19 日、本サービスに係るサービス利用契約を締結 しましたので、お知らせします。 当社及び OSE は、引き続き、本サービスの実現に向けた協議を進めてまいります。 ※詳細は当社 HP(http://www.tocom.or.jp/jp/news/2014/20141219-2.html)をご覧ください。 第 69 期(2014 年度)中間決算について この度、第 69 期の中間決算を取り纏めましたのでご報告します。 【連結】 営業収益は、当社の一日平均出来高枚数が前年同期比 3 万 5,000 枚減少したこと等によって前 年同期比で 4 億 400 万円ほど減少しました。営業費用は、減価償却費の減少等によって前年同期 比で 2 億 2,300 万円ほど減少し、結果、営業損失は前年同期比で 1 億 8,100 万円ほど増加しまし た。また、営業外収益が前年同期比で 1 億 5,400 万円増加したことによって、経常損失は 2 億 5,200 万円となりました。税引前中間純損失は 2 億 5,200 万円で、法人税等控除後の中間純損失 は 2 億 7,700 万円となりました。 連結財政状態については、総資産は 1,087 億 1,500 万円、純資産は 91 億 9,200 万円となりま した。 純資産の前期末からの減少の主な要因は、中間純損失によるものです。 【個別】 営業収益は、 定率参加料収入の減少等により前年同期比 3 億 6,100 万円減の 11 億 2,600 万円、 営業費用は、減価償却費の減少等により前年同期比 2 億 500 万円減の 16 億 2,700 万円、営業損 失は前年同期比 1 億 5,600 万円増の 5 億円となりました。 経常損失は前年同期比 1 億 7,900 万円増の 4 億 8,000 万円、中間純損失も同比 1 億 5,900 万円 増の 4 億 3,100 万円となりました。 個別財政状態については、総資産は石油受渡代金の増加により前期末比 10 億 8,600 万円増の 147 億 800 万円、 純資産は中間純損失により 4 億 3,100 万円減の 75 億 7,400 万円となりました。 ※詳細は当社 HP(http://www.tocom.or.jp/jp/profile/ir/yuuhou.html)をご覧ください。 5 2014年12月 東京商品取引所 取引高 月間合計取引高 ※1 2014年12月 1日平均取引高 ※1 1日平均取引高(比率) 2014年11月 2014年12月 2014年11月 2013年12月 前年同月比 前月比 金 917,094 1,220,210 43,671 67,789 30,071 64.42% 145.23% 金ミニ 136,799 167,579 6,514 9,310 6,822 69.97% 95.49% 銀 10,134 8,707 483 484 312 99.79% 154.81% 白金 432,234 361,666 20,583 20,093 12,521 102.44% 164.39% 白金ミニ 37,575 34,754 1,789 1,931 1,494 92.65% 119.75% パラジウム 8,627 6,487 411 360 190 114.17% 216.32% 原油 153,763 100,685 7,322 5,594 3,605 130.89% 203.11% ガソリン 246,280 177,126 11,728 9,840 7,684 119.19% 152.63% 灯油 74,109 71,567 3,529 3,976 4,149 88.76% 85.06% 軽油 120 122 6 7 6 85.71% 100.00% 中京ガソリン 1,452 1,435 69 80 78 86.25% 88.46% 中京灯油 1,182 1,241 56 69 72 81.16% 77.78% ゴム 222,003 175,222 10,572 9,735 9,086 108.60% 116.35% とうもろこし 47,665 47,712 2,270 2,651 1,645 85.63% 137.99% 大豆 12,607 15,912 600 884 668 67.87% 89.82% 小豆 1,832 1,415 87 79 127 110.13% 68.50% 粗糖 1 4 0 0 1 - - 金オプション 0 0 0 0 0 - - 2,303,477 2,391,844 109,689 132,880 78,534 82.55% 139.67% 合計 ※1 最終決済分を含む 商品別取引高比率 中京灯油 0.1% 中京ガソリン 0.1% 灯油 3.2% とうもろこし 小豆 0.1% 2.1% 大豆 0.5% ゴム 9.6% ガソリン 10.7% 取引高 2,303,477 枚 原油 6.7% パラジウム 0.4% 白金ミニ 1.6% 白金 18.8% 金ミニ 5.9% 銀 0.4% 金 39.8%
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