図書館だより 2014年11月 県立和歌山高等学校図書館 よみかたりボランティア 11月18日(火)と20日(木)に、本校生徒1~3年生6人が 小倉小学校の2・3年生に、絵本などの読み聞かせに行ってきました。 絵本を読んだり、紙芝居を演じたり、手遊びを一緒にしたりして、楽 しく交流してきました。 秋の日はつるべ落とし 「つるべ」とは、水を汲むために竿や縄の先につけて、井戸の中に おろす桶のこと。滑車がついているのですが、手を離すとストンと直 下に落ちます。 「秋の日はつるべ落とし」とは、あっという間に日が沈むことの形 容で使われます。秋は日照時間が短く、西日が一気に沈み、あっとい う間に日没となります。 ちなみに、日の入り時刻を調べると、冬至(一年の間で昼が最も短 く夜が最も長くなる日)の12月22日は16時54分、12月初旬 が最も早くて16時49分です。冬至の頃よりも、11月下旬から 12月初旬の日の入り時刻が最も早いようです。 司書おすすめの1冊 『富士日記』 山下茂樹 富士山写真集 イラスト:わんパグ (裏面に新着図書案内を載せています) 世界遺産に登録され た富士山の写真集で す。春夏秋冬、朝昼 夕、いろいろな富士 山の姿、美しさ に感動します。 新 着 図 書 案 内 『鹿の王』上・下 上橋菜穂子 著 強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守 るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“ 独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とさ れ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れ の不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が 発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子 を拾い、ユナと名付け、育てるが―!? 厳 しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、 父と子の物語が、いまはじまる―。 『物語のおわり』 湊かなえ 著 『半熟卵のエンジン』 歩祐作 著 「空の彼方」「過去へ未来へ」 「花咲く丘」 「ワインディング・ロード」「時を超えて」 「湖上の花火」「街の灯り」「旅路の果て」 8編からなる連作短編集。 ラストでは全てのパズルのピースがぴたりと はまり、「物語のおわり」となる。 短編集。 「うつせみ」 学校に馴染めない僕の避難場所。それは屋上に ある、掃除用具を入れるロッカーの中だった。 しかしある朝その現場を思いがけない人物に見 つかってしまい――。 「笑い猫キック」 公園にある、にやにや笑いの猫の置物に真剣勝 負を挑む女子高生の私と、おませな小学生・オ トヒコくんとの日々。 「夕陽のすみで待っていた」 誰も使っていない教室の机に書いた落書きか ら、不思議な文通がはじまって……。 「鈴どろぼうと金の秋」 お調子者のクラスメイトから、「毎週金曜日だ け付き合ってほしい」という謎の告白を受けた 私は、彼に協力することにして――。 「半熟卵のエンジン」 大学受験を控えた「おれ」に、ある晩から姉ち ゃんが、夜食をつくってくれるようになって― ―。 『負けないパティシエガール』 『武器より一冊の本をください 少女マララ・ユスフザイの祈り』 ヴィヴィアナ・マッツァ 著 横山知里 訳 ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイ さん。彼女は、ただただ、勉強がしたいと願う 少女だった。15歳の時に銃撃にあったものの 奇跡的に生き抜くことができた一人の少女が、 今、全世界に訴える。「すべての人に平和と教 育を。教育こそただ一つの解決策」。 ジョーン・バウアー 著 灰島かり 訳 主人公フォスターは、毎日必ずケーキを焼 くことにしている。なぜって、そうすれば、 いつでもどこでもおいしいものが食べられ るから。そう、フォスターは、カップケー キ作りの天才なのだ。ある日、ママと二人 で家を出て、新しい人生を送ることになる。 フォスターを待ち受けているのは…? カップケーキのようにあまくはないサクセ スストーリー。 『アイネクライネナハトムジーク』伊坂幸太郎 著 ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。奥さんに 愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしよう とする青年、元いじめっこへの復讐を企てる OL …。 情けないけど、愛おしい。そんな登場人物たちが作り出 す、数々のサプライズ。 その他・・・ 『消えてなくなっても』 椰月美智子 著 『くもりときどき晴レル』 岩瀬成子 著 『未来のだるまちゃんへ』 かこさとし 著 『人生のくすり箱』 枡野俊 著 『お金が貯まるのはどっち!?』 菅井敏之 著 『トリガール』 中村航 著 『買いたがる脳』 デイビッド・ルイス 著 武田玲子 訳 『スープジャーのお弁当』 奥薗壽子 著 などなど・・・
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