ř 指揮三石精一ピアノ独奏藤原由紀乃三石精一　Seiichi MITSUISHI　指　揮東京芸術大学指揮科卒業。1956年メノッティ作曲歌劇『泥棒とオールドミス』『電話』の指揮でデビュー。 1959年にはブリテン作曲歌劇『小さな煙突掃除』、ラヴェル作曲歌劇『スペインの時』を初演するなど、当初は主にオペラ、バレエで活躍し、脚光を浴びる。1977年文化庁芸術家在外研修員として派遣され、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とバイエルン国立歌劇場（ミュンヘン）で研鑽を積み、1978年に帰国。1979年に読売日本交響楽団専任指揮者に迎えられ、1981年の同楽団ヨーロッパ公演では、東ベルリン（当時）などで大成功を収める。 1986年に読響を退団した後は、全国各地のオーケストラに客演して活躍する一方、東京音楽大学指揮科主任教授として後進の指導にあたり、2002年定年退職、名誉教授となる。1987年東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督・常任指揮者に就任。2006年にはサントリーホールにおいて「指揮者三石精一・半世紀の道」50周年記念コンサートを開催、2007年のマーラー「復活」公演では東京芸術劇場始まって以来の観客動員を果たした。一方、アマチュア・オーケストラの世界でも著名で、とくに東京大学音楽部管弦楽団の終身正指揮者として30年以上指導に当たっており、学習院OB管弦楽団の常任指揮者でもある。東京アマデウス管弦楽団には度々客演しており、2014年9月には第80回記念演奏会『カルメン』公演を大成功に導いた。東京音楽大学名誉教授、（社）青少年音楽協会代表理事。藤原由紀乃　Yukino FUJIWARA ピアノ独奏声楽家の両親の間に東京で生まれ、1歳でミュンヘンに渡る。4歳より「魂の耳で奏でる」ベアタ・ツィーグラー奏法を教えるアンナ・シュタードゥラー女史に師事、9歳より内弟子となる。10歳のとき東京でリサイタルデビューを果たし、翌年にはドイツでオーケストラと初協演。16歳で「ベルリン音楽祭」の「フェスティヴァル・デビュー」でリサイタルを行う。17歳でクララ・ハスキル・コンクールにファイナル入賞。また、ルドルフ・ゼルキンに認められ、2年連続でマルボーロ音楽祭に参加する。以後、日本とドイツを始め、ニューヨークや欧州各国でリサイタルやオーケストラとの協演を行う。19歳でゲザ・アンダ・コンクール第2位とテレビ賞を受賞、20歳でロン=ティボー・コンクール第1位グランプリとなる。ミュンヘン国立音楽大学および同大学院マスタークラス・ディプロマ修了。1999年より活動拠点をミュンヘンから日本に移し、演奏・指導活動を展開。これまで国内オーケストラでは名古屋フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団、読売日本交響楽団、NHK 交響楽団と、また、指揮者では竹本泰蔵、山田一雄、外山雄三、小林研一郎、渡邊暁雄、大町陽一郎、井上道義、トーマス・コンツ、ハルトムート・ヘンヒェン、オンドレイ・レナールド、伴哲朗らと協演している。また、NHKテレビ「芸術劇場」、「若い芽のコンサート」、「クラシック倶楽部」で特集が組まれた。リリースしたCDは、4回連続でレコード芸術特選盤となっている。現在、武蔵野音楽大学講師。2014・2015 日本音楽コンクール審査員。東京アマデウス管弦楽団 1973年創設。当初は東大オーケストラ卒団者を中心に結成された。団員の大半は音楽をこよなく愛する会社員、教員、公務員などで、年代は20代から60代までと幅広い。レパートリーは多岐にわたるが、「ドイツ・オーストリアもの」を特に得意とする。名前に冠したモーツァルトはもとより、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスからブルックナー、マーラーに至る主な交響曲、ワーグナーやＲ．シュトラウスの管弦楽曲を中心に演奏してきた。声楽つき楽曲への志向も強く、これまでにハイドン『天地創造』、モーツァルト『フィガロの結婚』、『魔笛』、「レクイエム」、「大ミサ曲ハ短調」、ウェーバー『魔弾の射手』、ヴェルディ『椿姫』、『ナブッコ』、「レクイエム」、ワーグナー『ワルキューレ』第1幕などの演奏経験がある。創立から30年間は、ヴィオラ奏者・故玉置勝彦氏の指導と指揮により活動。1992年にはオーストリア演奏旅行を挙行し、ウィーンのムジークフェライン（楽友協会）大ホールで演奏した。2004年からは、故ゲルハルト・ボッセ氏、三石精一氏、クルト・グントナー氏、ジェフリー・リンク氏、石川星太郎氏など、演奏会ごとに客演指揮者を迎え、年2回の定期演奏会や特別演奏会を行っている。2013年に創立40周年を迎え、2014年9月には第80回記念演奏会として、ビゼー『カルメン』全曲を演奏した。今後の演奏会　第82回演奏会　2015年9月27日（日）午後　指揮　石川星太郎　すみだトリフォニーホール　ブルックナー交響曲第5番ほか第83回演奏会　2016年3月21日（月・祝）午後　指揮　ジェフリー・リンク　ミューザ川崎シンフォニーホール　曲目未定　