「ダカールラリー2015」 前半戦を終え休息日を迎えた ダカール

Press Release
2015 年 1 月 11 日
「ダカールラリー2015」
前半戦を終え休息日を迎えた
Red Bull KTM Factory Racingチームは
ダカール通算15勝を目指し
後半戦への準備を進めています
KTMファクトリーライダーとサポートライダーは休息日を迎え、
鋭気を養っているところ。そして前半戦を振り返り、さらなるポ
テンシャル&ポジションのための対策を進めています。
速さはもちろん、安定した強さを持つKTMのエースライダー/マルク=
コマは前半戦・第5ステージで優勝。総合では同じスペイン人ライダー/
J・バレダ(ホンダ)に次ぐ2位に位置しています。この二人はライディング
スキルはもちろんのこと、戦略や変化する戦況への対応力など、つねに
高いレベルでバトルを繰り広げています。そしてそれは、ブエノスアイ
レスへと向かう後半戦も変わらないでしょう。
現在二人の差は12分27秒。第2ステージでコマはタイヤトラブルを抱え
12分32秒のタイムロスを喫したことを考慮すれば、今大会における二
人の実力差は無いと言っても良いでしょう。そして4度の優勝経験があ #1/Marc Coma(マルク=コマ)
るコマは、ダカールでは一瞬で勝者と敗者が入れ替わることをよく理解
しています。
前半生を終えたコマは、マシンのリフレッシュだけでなく、精神的にも
身体的にも疲労した自身のリフレッシュのためにも休息日が必要だった
と語りました。
「後半戦もダカールを戦うことができて嬉しい。たしかにタイムロスを
喫している。それをいかに縮めるかだ。ほとんどのライダーやチーム
が、何らかの問題を抱えながら戦っている。しかし我々は前半戦を戦い
抜くことができた。ここではライバルたちを数分離して首位で居るつも
りだった。それは叶わなかったが、ダカール最終日にはその希望は叶っ
ているだろう。そのために我々は前を向き、戦い続ける」
KTMファクトリーチームにとっては、存在感を高める若手ライダーの台
頭も忘れてはなりません。第1ステージでは新加入のイギリス人ライダ
ー/サム=サンダーランドが優勝。サンダーランドは2014年にKTMと
契約。今大会がKTMライダーとして戦う初のダカールでした。しかし第
2ステージの終盤にナビゲーションミスを冒し大きくタイムロス。そし
て第4ステージの59km地点で激しくクラッシュし、肩の 帯を痛めレ
ースをリタイヤしました。
#6/Sam Sunderland(サム=サンダーランド)
Press Release
2015 年 1 月 11 日
そしてマティアス=ウォークナーも輝きを見せました。彼はH・キニガー
ドナー以来となるオーストリア人ダカールライダー。かつてモトクロス
世界選手権MX3クラスでチャンピオンを獲得。初ダカールながら第1ス
テージ8位、第2ステージ6位、そして第3ステージでは優勝するなど、
その速さは早々に証明されました。しかし休息日前の第6ステージ走行
中にマシントラブルを抱え、首位から3時間43分21秒遅れでフィニッシ
ュ。ダカールの洗礼を受け総合33位に沈んだウォークナーですが、後半
戦はそのタイムロスを1秒でも多く縮めるため体制を整えています。
一方、オーストラリアのデザートレーサー/トビー=プライスは高パフ
ォーマンスを発揮。第6ステージではわずかにミスを冒したものの、ト #4/Jordi Viladoms(ジョルディ=ビラドム)
ップからわずか1分10秒差の2位でフィニッシュ。総合でも5位に付けて
います。安定した速さも見せ、ダカールにおけるナビゲーションにも自
信をみせはじめました。
「前半は良いところも悪いところもあった。しかしダカールを楽しんで
いる。後半戦も楽しみだ。体調も良い。肩と手首を痛め大きなギャップ
を拾うと少し痛むが問題ないレベルだ。これまでのところいい旅が出来
ている。この状態をキープしたい」
6週間前のトレーニング中に鎖骨と手首を骨折し、体調が万全ではない
なか前半戦を戦い抜いたルーベン=ファリアは総合7位。休息日までには
体調を戻し、後半戦で仕掛けていくとレース前から語っていました。チ
ームメイトのジョルディ=ビランドムスは第6ステージでルートを見失
い、結果的にコースに復帰したものの40分のペナルティを受けてしまい #11/Ruben Faria(ルーベン=ファリア)
ました。その結果、総合17位となり後半戦は順位回復に努めます。
■総合結果/第1ステージ ∼ 第6ステージ
1, Joan Barreda, ESP, Honda 21 hours 38.35
2, Marc Coma, ESP, KTM at 12.27
3, Paolo Goncalves, POR, Honda at 17.12
4, Pablo Qunitanilla, CHI, KTM at 29.57
5, Toby Price, AUS, KTM at 33.44
6, Helder Rodrigues, POR, Honda, 36.04
7, Ruben Faria, POR, KTM at 40.27
8, Stefan Svitko, SVK, KTM at 41.27
9, Alain Duclos, FRA, Sherco at 52.56
10, David Casteu, FRA, KTM at 1:14.52
Other KTM
12, Ivan Jakes SVK, KTM at 1:19.57
13, Riaan van Niekerk, RSA, KTM at 1:20.30
17. Jordi Viladoms, ESP, KTM at 1 hour 44.28
24, Jakub Przygonski, POR, KTM at 2:36.08
●後半戦1月11日(日) ∼ ゴール/1月17日(土)
1月11日 - Stage 7:
イキケ ∼ ウユニ - 321 km special (717 km)
1月12日 - Stage 8:
ウユニ ∼ イキケ - 781 km special (805 km)
1月13日 - Stage 9:
イキケ ∼ カラマ – 451 km special (539 km)
1月14日 - Stage 10/マラソンステージ:
カラマ ∼
371 km special (891 km)
1月15日 - Stage 11/マラソンステージ:
∼ テルマス・デ・リオ・オンド - 351 km special (512 km)
1月16日 - Stage 12:
テルマス・デ・リオ・オンド ∼ ロサリオ - 298 km special (1024 km)
1月17日 - Stage 13:
ロサリオ ∼ ブエノスアイレス -174 km special (393 km)
#27/Matthias Walkner(マティアス=ウォークナー)
#26/Toby Price(トビー=プライス)
Press Release
2015 年 1 月 11 日
■KTM 450RALLY FACTORY
・ENGINE
ENGINE TYPE
DISPLACEMENT
BORE/STROKE
COMPRESSION RATIO
PERFORMANCE
TORQUE
STARTER
ENGINE MANAGEMENT(EFI)
CONTROL
LUBRICATION
TRANSMISSION
PRIMARY RATIO
FINAL DRIVE
CLUTCH
Single cylinder, 4-stroke
449.3 cc
95 / 63.4 mm
12.8 : 1
68 HP
52,5 Nm / 7500 U / min
Electric starter
Keihin EMS with EFI (Ø 42 mm)
4V / OHC with rocker arms
Pressure lubrication with 2 oil pumps
6 gears
32 : 76
14 : 51
Wet multi-disc clutch, hydr.operated
・CHASSIS
FRAME
Chromium molybdenum trellis steel
SUBFRAME
Self-supporting fuel tank
HANDLEBAR
Aluminium Ø 28 / 22 mm
FRONT SUSPENSION
WP-USD Ø 52 mm
REAR SUSPENSION
WP Monoshock with Linkage
SUSPENSION TRAVEL
300(F) / 300( R) mm
FRONT / REAR BRAKES Disc brake Ø 300 / 240 mm
FRONT / REAR RIMS
1.60 x 21"; 2.50 x 18"
FRONT / REAR TIRES
90/90-21"; 140/80-18"
CHAIN
X-Ring 5/8 x 1/4"
SILENCER
Titanium
STEERING HEAD ANGLE TRIPLE CLAMP OFFSET WHEEL BASE
GROUND CLEARANCE
SEAT HEIGHT
960 mm
TANK CAPACITY
33 l
WEIGHT, WITHOUT FUEL 140 kg
メディア関係者各位
この件に関するお問い合わせ: KTM JAPAN 株式会社 担当:野口
〒135-0063 東京都江東区有明 3-5-7 TOC 有明 2F
TEL: 03-3527-8885 FAX: 03-3527-8890 HP: http://www.ktm-japan.co.jp/