かながわ湘南西障福ナビだより67号

2014 年 12 月 25日発行 第 67号
湘南西部障害保健福祉圏域相談支援等ネットワーク形成事業
かながわ湘南西障福ナビだより
1. 相談支援の実践力を高める為に地域で出来ることとは
発行元
~相談支援ネットワーク会議より~
かながわ湘南西障福ナビ
社会福祉法人常成福祉会
丹沢自律生活センター
総合相談室
岡西 博一
〒259-1302
秦野市菩提 1711-2
電話 0463-71-5872
ファックス
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メール [email protected]
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本紙をお 読みい ただいて いる皆様 もご存 じのとお り、障害 福祉サ ービ
スを利用す る方に 対して 相談支援専 門員に よる計 画相談等が 提供さ れる
よう、26 年度末までに地域の相談支援体制を整備していくことになって
います。これは、障害者総合支援法第 22 条第 4 項や児童福祉法第 21
条の 5 の 7 第 4 項に定められているものです。期限としては今年度末ま
でとなりますが、26 年 9 月末時点においても全国的な進捗率はサービ
ス等利用計画(総合支援法)では 50%、障害児支援利用計画(児童福祉
法)では 52%の状況でした。厚生労働省は、27 年度以降の障害福祉サ
ービスの支 給決定 の際に 計画相談支 援等の 提供が なされない ことで 障害
福祉サービ ス等を 利用す る当事者に 不利益 が生じ ることの無 いよう 、指
定特定相談支援事業所 等が対応できない場合の緊急的な措置を 26 年 11
月 4 日の障害保健福祉関係主管課長会議において示しました。その内容
http://www.jousei.or.jp/
は、平成 27 年度に限った緊急かつやむを得ないものであることを前提
kanren/keniki/04.html
に、市町村 の責任 におい てサービス 等利用 計画案 の代替とな る計画 案を
作成(代替 プラン ) し、 指定特定相 談支援 事業所 等に適切に 引き継 ぐこ
と、また、 利用者 が希望 する場合の セルフ プラン の作成 を支 援する こと
になってい ます。 何れも これらは、 内容及 び質と もに指定特 定相談 支援
目 次
1.
相談支援の実践力
を高める為に地域
で出来ることとは
2.
卒業後の進路に関
する講演会のお知
らせ~障害者の企
業就労について~
3.
重心・医療的ケア支
援 NW より
➜情報提供等に湘南西
障福ナビの紙面をご活
用ください。ご希望の方
は上記、発行元までお気
軽にご連絡ください。
事業所等が 作成す るサー ビス 等利用 計画と 同等の 水準になる ように 市 町
村が取り組むものとされています。詳細は厚労省 HP 平成 26 年 11 月
4 日実施:主管課長会議資料をご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaig
o/shougaishahukushi/kaigi_shiryou/index.html
湘南西部 圏域で は、自 立支援協議 会や相 談支援 ネットワー ク会議 にお
いて市町の 相談支 援体制 や計画相談 等の進 捗と課 題について 定期的 に情
報を共有し 、確認 をして きました。 また、 地域協 議会や相談 支援に 関す
る部会等に も参加 させて いただき、 計画相 談等が 相談支援事 業のシ ステ
ムとして障 害福祉 サービ スを利用さ れる方 々にし っかりと届 くよう 市町
の行政や相談支援事業所等の方々とともに取り組んできました。現在は、
計画相談の 量へ の 対応か ら質を高め 、相談 支援事 業の底上げ を図る こと
の必要性が示されるようになってきています 。12 月 2 日(火)に開催
した相談支 援ネッ トワー ク会議では 、これ までを 振り返り、 これか らを
どうしてい くかに ついて 意見交換を 行いま した。 圏域ではす べての 市町
で行政と相 談支援 事業所 が定期的に 集まる 場が地 域の状況に 応じて 設け
てい
ま す。 全体
と し て計
画相
談 や体 制整
備 に イト
関す
られていま す。全 られ
体とし
て計画相談
や体制
整備に
関する内容
がウェ
容が
ウ ェイ トを
占 め てき
まし
た が、 対応
が 進 門員
むこ
を占めてき ました る内
が、対
応が進むこ
とによ
り事例
検討や相談
支援専
より
事 例検 討や
相 談 支援
専門
員 の人 材育
成 等 して
、質
の人材育成 等、質 とに
の担保
や向上に向
けた取
り組み
への検討に
シフト
の担 保や 向 上に 向け た 取 り組 みへ の 検討 にシ フ ト して
きている傾向に あります。
きている傾向にあります。
相談支援専門員の人材育成については、神奈川県障害者自立支援協議会研修企画部会のワーキングにお
いて、人材育成ビジ ョンとともに県域、障害保健福祉圏域、市町村域を想定した研修の概要が検討されて
います。その中でも議論されているところですが、県 域レベルでは、法定研修(初任者研修や現任研修、
専門コース別研修)等の基礎に なる部分を、圏域や市町村域では専門職としての知識や技術を 実践と連動
しながら学べる体制が必要であると考えています。また、相談支援専門員の質というソフト面だけではな
く、既存の相談支援体制を踏まえ ながらハード面も同時に整理してい くことが相談支援事業の底上げを図
る為には欠かせません。圏域では、引き続き市町との連携を基礎に より良い相談支援が提供できる地域づ
くりの一翼を担えるよう努めていきます。
また、今回の会議では、発達障害支援センターかながわ A(エース)にご出席いた だき、発達障害の専
門相談機関としての 役割・機能について情報提供をいただきました 。委員からは発達障害のある人への支
援で上手くいった点、難しかった点等をあげていただいた上で、かながわ A に期待する連携のかたちをお
伝えしながら意見・情報交換を行いました。特に湘南西部障害保健福祉圏域はかながわ A とも物理的に近
いこともあり、専門相談機関の 機能を地域側が上手に活用することで 個々の支援に反映していくことを再
確認した場となりました。
2. 卒業後の進路に関する講演会のお知らせ~障害者の企業就労について~
本講演会は、障害のある方が 「企業に就職するだけでなく長く勤めていくために必要な力 」
「そのために学齢時の今、何に取り組んで行くべきか」をテーマに平塚養護学校 、秦野養護学
校、伊勢原養護学校、湘南西部圏域自立支援協議会が関係機関との協力のもとで開催するもの
ものです。平成
22 年度より圏域も企画・運営の 仲間入りをさせていただきました。 保護者の方々を対象
です。
とした講演会ですが、就労支援事業所や相談支援事業所、行政等をはじめ関係機関の方々の参加も 増えて
いる状況にあります。下記の案内の他、湘南西障福ナビのホームページ(表面に記載)に案内を掲載して
いますのでご確認ください。
日
時:平成 27 年2月 4 日(水)10 時~12 時
場
所:秦野市保健福祉センターホール ※公共交通機関をご利用下さい。
講
師:曾根
藺古田
隆一 氏
栄
氏
(伯東株式会社 伊勢原事業所 担当課長)
(同社 指導員)、養護学校卒業生(同社 社員)
参加費:「無料」(申し込み不要)
主
催:県立平塚養護学校、県立 秦野養護学校、県立伊勢原養護学校 、湘南西部障害保健福祉圏域自
立支援協議会
共
催:秦野市教育委員会、秦野市障害者支援委員会就労部門 、伊勢原市障がい者とくらしを考える
協議会就労支援部会、障がい者就業・生活支援センターサンシティ
後
援:伊勢原市教育委員会
≪3. 重心・医療的ケア支援 NW より≫
≪あとがき≫
12 月 4 日(木)に開催されました神奈川県重症
今年も年末のご挨拶をさせて頂く時期になりま
心身障害児者協議会と関係機関との連絡会に湘南
した。時間は あっと言う 間に過ぎてい きますが、 1
西部圏域ナビとして出席依頼をいただきました。当
日 1 日の積み重ね が明 日に繋がっ ていくこ とを 本
日は、委員や関係機関の皆さんとの活動内容や地域
事業の諸活動を通じて強く実感しています。
ニーズを説明、報告させていただきました。 また、
湘南西部圏域相談支援ネットワーク形成事業の
他のエリアでの取り組みをはじめ参考になる情報
推進にあたっては、多くの皆様からのご支援と ご協
を得ることができました。この情報はネットワーク
力をいただくことができました。改めてお礼申し上
をはじめ各種会議等の場で情報伝達させていただ
げます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
きたいと思います。
良い新年をお迎えください。