チッタゴン丘陵地帯における放火・襲撃事件および女性

バングラデシュ人民共和国
シェイク・ハシナ首相殿
チッタゴン丘陵地帯における放火・襲撃事件および女性に対する暴力について
拝啓
私たち、日本および韓国に住む市民およびジュマ民族は、貴国の戦勝記念日に当たる 2
014 年 12 月 16 日にランガマティ県ナニアチョル郡で先住民族の村々が放火・襲撃され、
その前日に先住民族マルマ人の少女が殺害されたことに関して深い憂慮の念をお伝え
するためにご連絡致しました。
12 月 16 日朝にランガマティ県ナニアチョル郡ボガチョリ・ユニオンで、先住民族の土
地に植えたパイナップルとチークの苗が破壊されたことに怒った約 400-500 人のベン
ガル人入植者が先住民族の住む三つの村を襲い、約 50 軒の家に放火し、アナンダ・バ
ザール地区で 7 つの店舗を略奪してから放火し、コルナ仏教寺院で破壊行為を行い、銅
製の仏像を数体、盗み出し、僧侶に暴力を振るったと報告されています。陸軍兵士が放
火犯を庇い、幇助したと報告されていることに特に驚いています。
さらに 12 月 16 日にランガマティ県カプタイ郡チトマラン地区でウマチン・マルマさ
んという 14 歳の先住民族の少女がベンガル人入植者によって恐らくはレイプ後に殺害
されました。これはチッタゴン丘陵地帯でほとんど処罰されることなく繰り返されてい
る殺人、レイプなど、先住民族の女性に対する暴力の最新の例に過ぎません。
私たちは上記の事件に関してハイレベルの独立した調査を実施し、責任を有する者を訴
追するよう貴政府に要請致します。また、放火・襲撃事件で住居や財産を失った人々の
生活を再建し、その安全を保障するよう政府に求めます。
さらに、このような暴力の原因となっている土地紛争を解決するために 2001 年土地紛
争裁定委員会法を改正し、土地委員会を活性化するよう貴政府に勧告いたします。
敬具
ジュマ・ピープルズ・ネットワーク・コリア代表ジャガディーシュ・トンチョンギャ
ワールド・ジュマ・ボイス・オブ・ジャパン事務局長
プロバート・クスム・チャクマ
ジュマ・ネット共同代表 下澤獄 /トム・エスキルセン
Advocates for Public Interest Law (APIL)
Imagination for International solidarity
In-yeon jigi
Ms. Hyoun A Park
Mr.Choi,Jaehoon